連載:気まぐれゲーム雑記 第970回:PCや家庭用機、モバイルの2015年デジタルゲーム市場収益ランキングTOP10が公開
2016年も伸び続ける?
DLが主流になる時代
AZです。こう見えて、自分で買い物に行き自分で食事を作るくらいの能力は持っております。
それはさておき、市場調査会社SuperDataによる全世界を対象にした2015年デジタルゲーム市場収益ランキングが公開されています。ランキングは次の通り。
2015年デジタルゲーム市場家庭用機ゲームの収益TOP10
- Call of Duty: Advanced Warfare:3億5,500万ドル
- FIFA 15:3億3,200万ドル
- Grand Theft Auto V:3億2,200万ドル
- Destiny:2億9,100万ドル
- Call of Duty: Black Ops 3:2億2,400万ドル
- FIFA 16:2億1,200万ドル
- Fallout 4:1億800万ドル
- Star Wars Battlefront:1億600万ドル
- Madden NFL 16:7,600万ドル
- Madden NFL 15:7,300万ドル
2015年デジタルゲーム市場PCゲームの収益TOP10
- League of Legends:16億2,800万ドル
- CrossFire:11億1,000万ドル
- Dungeon Fighter Online:10億5,200万ドル
- World of Warcraft:8億1,400万ドル
- World of Tanks:4億4,600万ドル
- Lineage I:3億3,900万ドル
- Maplestory:2億5,300万ドル
- DOTA 2:2億3,800万ドル
- Counter-Strike: Global Offensive:2億2,100万ドル
- Grand Theft Auto V:2億500万ドル
2015年デジタルゲーム市場モバイルゲームの収益TOP10
- Clash of Clans:13億4,500万ドル
- Game of War: Fire Age:7億9,900万ドル
- Puzzle & Dragons:7億2,900万ドル
- Candy Crush Saga:6億8,200万ドル
- MonsterStrike:6億7,400万ドル
- Candy Crush Soda Saga:5億1,800万ドル
- Fantasy Westward Journey:4億5,100万ドル
- Colopl Rune Story:3億5,600万ドル
- Disney Tsum Tsum:3億2,600万ドル
- Boom Beach:2億9,700万ドル
[引用元:SuperData]
DL主体であるか否かがポイントですかね。
家庭用機とPC、モバイルをそれぞれ比較すると、モバイルとPCの売り上げが高くなっており、家庭用機のモノはその2つに比べると少なくなっています。ここらへんは、PCとモバイルはそもそもデジタル配信が主流であり、家庭用機はパッケージ版があるという差にも見えるところでしょうか。
そんな家庭用機でもデジタル配信を推すメーカーが増えており、日本でもジワジワとデジタル版で遊ぶ人達が増えてきています。家庭用機の場合、各ハードごとにそれぞれ問題を抱えていたりDL速度が遅かったりと気になる点があるのも確かですが、今後は利便性を向上させながら各メーカーが利益を出しやすいデジタル版をどうやって主流にしていくかはしかと見ておきたい部分とも言えます。
また、上記のPC区分に見られるタイトルのいくつかは、日本でも展開されているモノがあり、特に「League of Legends」は今後日本でもサービス予定となっているタイトルです。以前に比べればずいぶんPCでゲームをする人も増えた気がしないこともないわけですが、今後e-Sportsと合わせて更に広がるかどうかが焦点になりそうです。
2015年もかなりデジタル版へのシフトが見られたようですが、2016年はどうなるかが注目されます。日本でも、パッケージ版とデジタル版のメリットがより鮮明になっていく事を期待したいモノですね。
:PCや家庭用機、モバイルの2015年デジタルゲーム市場収益ランキングTOP10が公開だよーってなお話です。
:やっぱ、海外勢は強いな。
:そりゃ、海外の方がデジタル配信をメインにしてるからね。PCやモバイルは特にその傾向が強いだろうし、家庭用機もその流れになっていくんじゃないかなぁと。もちろん、パッケージがなくなるわけはないけどね。……家庭用機の場合、特有の問題もクリアしないといけないとは思うけど。
:ま、数年後どうなっているか、楽しみに待つとしようか。