連載:気まぐれゲーム雑記 第1087回:カプコンは、今後“休眠IP”の再活性化にも注力していくようです

カプコン

「新規IPの創造」よりはリスキーじゃない

リスクと安定、どちらを狙うのか

AZです。ゲームに限った話ではなく娯楽全般に言える事ですが、作った側が苦労しようが何しようが、結局のところそれは「面白い」のか「つまらない」のかで評価されるのが妥当だし、その評価結果を他者に強要するなんてもってのほかだと思う今日この頃です。

それはさておき、カプコンが今後“休眠IP”の再活性化にも注力していく事をさりげなく発表しています。

現在当社は、毎期の安定的な大型タイトルの投入に加え、一定期間新作が発売されていないシリーズ、いわゆる休眠IPの再活性化にも注力しています。5年ぶりのシリーズ新作となる『MARVEL VS. CAPCOM: INFINITE』をはじめ、保有する豊富な有力コンテンツを活用し、企業価値の更なる向上に努めます。

[引用元:カプコン

なかなか、面白いアプローチですね。

この発表は、先日告知された「MARVEL VS. CAPCOM: INFINITE」のカプコン側からの公式発表で明記されたモノです。休眠IPに関して、言及するメーカーは少ないですが、あえて「休眠IPの再活性化」を明言したということは、今後カプコンのタイトルはなつかしのネーミングが出てくる事に間違いはないでしょう。

当然ながら、それは「旧来」のファンにとっては大変喜ばしいモノではあるのですが、休眠している期間が長ければ長いほどかつてのプレイヤーもプレイ環境が大きく変化した事が予想できます。それに、休眠IPの再活用というのは、それだけ会社のリソースをそちらに注がなければならないわけで、やはり「完全新作」を作る難しさというのも垣間見えてしまいます。

とはいえ、かつて復活の兆しを見せながらも実現に至らなかった「ロックマン」シリーズや、そのほかの「魔界村」「ヴァンパイア」シリーズなど、懐かしいIPをたくさん抱え込んでいるのも事実です。いわゆる「ネームバリュー」を持っているIP群ですので、それをどれだけ上手く活用できるのかが重要なポイントになりそうなところでしょう。

休眠IPの再活性化を掲げたカプコンですが、どのような形で出てくるのかが一番の見どころではあります。色んな可能性を考慮しつつ、暖かくその動向を見守っておきたい限りですね。

連載:気まぐれゲーム雑記 第1087回:カプコンは、今後“休眠IP”の再活性化にも注力していくようですに関するしょぼーんさんとしゃきーんさんのゲーム座談会

しょぼーんさん:カプコンは今後“休眠IP”の再活性化をするらしいぞーってなお話です。

しゃきーんさん:色んなIPがあるし、コレはコレでいいんじゃね?

しょぼーんさん:「戦場の狼」とか「エリア88」などのディープなヤツも願いたいところではあるけど、再活性化っていうのは新規IPのリスクを回避した、とも見えてしまう時があるので、そこは上手くやって欲しいとも思うかな。まぁ、かなり人員増強してた気がするので、上手くやっていくのだろうけどね。……ブレスオブファイアにつきましては、あれはIPの復活というべき代物なのでしょうか?

しゃきーんさん:……まぁ、余りつっこんでやるなよ……。

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