連載:気まぐれゲーム雑記 第1033回:App Storeが月額課金を解禁、新しい活路となる?

App Store

月額課金が嬉しい時代?

いちはやく月額サービスに踏み切るメーカーはどこでしょう

AZです。ついに「メガ・シャークVSグレート・タイタン」をみたのですが、メガシャークは相変わらずだったり、グレート・タイタンが某進撃しちゃう巨人に似てたりと、いつも通りのメガシャークシリーズで実に安心させていただきました。

それはさておき、App Storeが月額課金を解禁するということで話題になっております。

Appleが開発者向けサイトに、App Storeの仕様変更についてのニュースを掲載した。今回の仕様変更は、サブスクリプション方式の課金について。同時にそのほかの仕様変更もアナウンスされているが、今回はここにスポットを当てて概要を述べていこう。

まず、サブスクリプション方式の課金とは、要するに月額課金のこと。一定期間ごとに自動で設定額がアカウントに追加されているクレジット、もしくはアカウントに登録されているクレジットカードから引き落とされるというものだ。

これまで、このサブスクリプション方式の課金は、Apple側が設けた規約により“定期刊行物(雑誌、新聞)”、“ビジネスアプリ(Microsoft Office等)”、“メディアアプリ(音楽、ビデオ等)”のいずれかのジャンルに属するアプリで、定期更新が行われるものという決まりがあった。

もちろん、それだけでなく“月額課金である必要性に強い説得力があり、しっかりと更新されること”という制約もついていた。

しかし今回の発表によれば、規制に設けられていた“ジャンルという垣根を撤廃する”とのこと。これにより、これまで月額課金が利用できなかったゲームジャンルに属するアプリも月額課金に対応できるようになるという。

これを利用すれば、たとえばサブスクリプション契約をすることで、課金アイテムが毎日お得に手に入るような課金形態のゲームが登場したり、PCのMMORPGのように、定期課金で利用できるゲームが登場することが予想される。

[引用元:ファミ通.com

さて、新しい活路になりますかね?

今のスマートデバイス市場は、何かとガチャが話題になってしまって色々アレなところがあるわけですが、月額課金が可能になればそちらの方に活路を見出す企業も少なからず出てくる事が予想されます。あとは、どこが一番にやってくるかと言うことにはなりましょうか。

今のアプリ市場は、誕生しては消えゆくサイクルが異様なほど早くなっており、わずか半年で撤退するタイトルさえでてきているのが現状です。そうなってしまうのは、収益が見込めないの一言に尽きてしまうわけですが、そこが月額課金になればある程度の計画は立てていくことができるでしょう。そういう意味では、良い方向に動きそうな話でもあります。

一方で、コンテンツを多く抱え込んでいるメーカーが、まとめて遊べてしまうような月額課金、ようするにわかりやすいところで言えばPS PlusやEA Accessみたいなモノですが、ああいった類の事をやってくるとなると、そこまで強いコンテンツを持たないメーカーは色々と大変そうな気がしないこともありません。まぁ、もとよりすでにスマートデバイス市場はレッドオーシャンなので、今更といった考え方もできないことはないわけですが……。

ともあれ、月額課金が解禁されたことでビジネスモデルに変化が生じる事が予想されます、何かとガチャの割合が強いといわれている日本市場ではありますが、どのメーカーが上手く利用するのかを暖かく見守っておきたい限りですね。

連載:気まぐれゲーム雑記 第1033回:App Storeが月額課金を解禁、新しい活路となる?に関するしょぼーんさんとしゃきーんさんのゲーム座談会

しょぼーんさん:App Storeが月額課金を解禁するよーってなお話です。

しゃきーんさん:ふむ。まぁ、企業としては月額課金の方が安定しやすいだろうな。

しょぼーんさん:その分、爆発的に稼ぐという事にはならなくなるけどね。要するに、ヒットを狙うかホームランを狙うかという話にはなるんだけど、日本だとぼちぼちガチャのイメージもあれなわけだし、月額課金ってのも選択肢だとは思う次第だったりするわけです。……ま、すべてはやり方次第だとも思いますけどネー。

しゃきーんさん:さて、月額課金はどうなるのかねぇ……。

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