Wii U:「ピクミン3」の海外レビュー情報が公開されています
すでに発売された「ピクミン3」ですが、メタスコアにて海外レビュー情報が出て来ました。Choke Pointさんがまとめられていますので、そちらをご紹介です。すべて引用すると長いので、幾つかを抜粋させて頂きます。
▼ Telegraph 5.0/5.0
GamePadをフル活用できていないのは残念だが、『ピクミン3』が素晴らしいゲームであるという事実に変わりはない。過去作よりも中身が濃く、奥が深く入り組んだ『ピクミン3』は、近年の任天堂ゲームらしく気前の良い完成されたパッケージであるとはいえ、付け足すだけが改善ではないことを理解した続編である。マルチ・タスク、先読み、時間管理がメインのゲームだが、同時にニンジン生物にザリガニを殴り殺すよう命令するゲームでもある。ああ、素朴な喜びの素晴らしさよ。
▼ Video Gamer 9.0/10
良い点:
- 知的で魅力的、ウィットに富んでいる
- かなりサディスト的な面がある
- 全般的に美しい
悪い点:
- GamePadではたまに扱い辛い操作性
稀なボス戦が必要以上に厄介になりえるので、操作体系がよりタイトならと思う(Wiimoteならより正確な操作が可能だが)が、なんにせよ、『ピクミン3』は他の追従を許さない会社による、実に豪華で知的、ウィットに富み、奇妙なほど残酷な作品である。こんな傑作はありえないって?それが任天堂だ。
▼ Games Radar 4.5/5.0
良い点:
- 美しく、自然なグラフィック
- 毎日のサバイバル要素に重点が置かれている
- 寝転がってGamePadのみでプレー
悪い点:
- 遅れたピクミンを失ってしまう
- 鳴り続ける口笛
- 雑な最終ステージとボス戦
これまで同様、『ピクミン3』は自然に関するゲームだ。だがWii Uでは、あまりに真実味があるせいで本物の庭に腰を下ろし、アリやカブトムシと遊んでいるような感覚に陥ることがある。過酷な自然の残酷さが根底にあるとはいえ、ゲーム自体はチャーミングかつ笑えて、プレーヤーを掴んで離さない。宮本氏がまたしても傑作を作り上げたという点に疑問の余地はなく、正にWii Uが喉から手が出るほど必要としていたゲームである。
▼ IGN 8.8/10
良い点:
- 素晴らしいクリーチャー
- 美しい世界
- 巧みでやりがいのあるレベル・デザイン
悪い点:
- あまり手応えがない
- すぐ終わってしまう
『ピクミン3』は歓喜に満ちている。探索、ストラテジー、発見をここまで巧みに融合させたゲームは類を見ないし、殆どのゲームなら使い捨ての素材扱いに過ぎないであろう架空の生物に対して、共感と責任を感じてしまう。『ピクミン3』のように、奇妙な(だがどこか馴染み深い)世界に紛れ込んでしまったような感覚を与えてくれるゲームは、他に殆ど存在しない。あっという間に終わってしまうが、決して忘れられない体験になるはずだ。
▼ Metro GameCentral 8.0/10
良い点:
- Wii U上で極めて上手く機能しているユニークなコンセプト
- 多様な操作オプションや豊富な隠し要素
- 魅力的なグラフィックと楽しいマルチプレー
悪い点:
- ゲームプレーに革新性が少ない
- 『2』から削られたフィーチャーが幾つかある
- ボリュームはそれほどなく、特典も少ない
- Wii Uフィーチャーをあまり活用していない
完全な続編というよりも作り直しといった趣ではあるが、Wii Uの運命を左右するほどではないものの、『ピクミン』が唯一無二の存在であるという事実は揺るがない。
▼ Edge Magazine 8.0/10
親しみ易さは、『ピクミン3』の長所でもあり短所でもある。1作目からは12年、2作目からは9年が経過し、変化は殆どない――だが、その必要も殆どないのである。キラー・ソフトとまではいかないかもしれないが、ソフト不足のWii Uライブラリーにとって、極めて賑やかで個性的なシリーズをHD時代に突入させた嬉しい新作であり、GamePadを実に巧みに用いている。真のキラー・ソフトが現れるまでの間、それこそがWii Uに必要とされていたものなのである。
恐ろしいくらいに絶賛の嵐ですね。
ここまで高評価が多いと、海外ならではのオーバーリアクション的な内容なのかと疑ってしまいかねませんが、海外メディアが概ね絶賛しているとは流石ピクミンでしょう。ゲームプレイの短さに少々不満が出ているような気がしないこともないですが、DLCの存在などまだまだ広がりは見せそうです。……そういったDLCの在り方についてはさておくとしまして……。
しかし、これだけの絶賛の中でもやはり、「Wii Uのキラータイトルにはなり得ない」といったニュアンスの言葉も幾つか見かけます。わかってはいましたが、ピクミン3で多くのユーザーを動かすのは難しいという事が見え隠れします。それだけ、面白さを伝えるのが難しいタイトルという事でしょう。やってみないとわからないタイプのモノは、中々手が出にくいのが今の消費者ですから……。
ピクミン3は、Wii Uのラインナップを充実させるのに間違いなく一役買った事でしょう。このような評価の高いタイトルがジワジワと集まっていけば、Wii Uも勢いを取り戻す事ができるかもしれません。まずは、年末までにWii Uの動向がどうなっていくのか、Wii Uユーザーとして注視しておきたいですね。
[情報元:Choke Pointさん]
しょぼーんさんとしゃきーんさんのゲーム座談会
:「ピクミン3」の海外レビューが出たってんで見てたら、Choke Pointさんに翻訳出てたからそちらをご紹介ってお話です。
:海外は概ね絶賛か。
:流石は宮本茂氏が手がけただけはあるってことじゃないかな。でも、一作でどうにかなるようなタイプのタイトルじゃないし、今後も出し続けないと話にならないわけで。……今後、どれだけWii Uで勝負しようっていうメーカーが出てくるのかに注目しときたいかな。
:まずは年末商戦までに勢いを取り戻せるかどうか、だな……。
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