連載:気まぐれゲーム雑記 第282回:各ハード陣営のインディーズに対する獲得意欲が激しい、と言う話題

気まぐれゲーム雑記
第282回:各ハード陣営のインディーズに対する囲い込みが激しい、と言う話題

インディーズ群雄割拠時代……になるといいなぁ。

それぞれの思惑

マインクラフトのお陰と言うべきか、インディーズが大きく注目を浴びるようになり各ハード会社の新ハードは、インディーズに対するアプローチ合戦となっています。それだけ、インディーズの重要性を理解しているとみるべきでしょう。というわけで、今日はそんなインディーズに対する各ハード会社の動向を見てみようと思います。

そういった中で、各陣営についての話題がちらほらと出ています。まずは、PS4から。詳しくはこちら
要点をまとめると次の通り。

  • Unityと提携しているので、iOSやAndroidアプリをプレイステーションに持ってきやすいという需要がある
  • インディーズは今ムーブメントになっていて、その影響力は見逃せないものになっている
  • インディーズによる少人数での開発は新しい可能性があるので、インディーズ開発者を最大限サポートしていく予定

だいたいこんな感じでしょうか。
もとより、ソニー陣営はプレイステーションCAMPなど新しいクリエイターやゲームの形などを発掘する事に慣れています。それだけ重要性を認識していると言う事でしょう。インディーズに対して、フットワークが軽いのは間違いなさそうです。

一方で、任天堂はすでにUnityと提携し、「Unity for Wii U」や「Nintendo Web Framework」などを開発者に無償で提供するといった話題も出ていて注目を集めました。さらに、任天堂の岩田氏は2013年6月27日の質疑応答で、「Nintendo Web Framework」での開発者人口の拡大を狙いたいといった趣旨の発言も出ました。将来的には個人に門戸を開くかもしれないという、未来の展望も見せてくれています。

しかし、無償提供は現在海外で応募が開始されているようですが、日本の開発会社からは「Nintendo Web Framework」の無償提供の申請を申し込む事が出来ないと言った事が話題になっています。詳しくはこちら
要点をまとめると次の通り。

  • 日本国内の開発会社は、Wii U向けゲーム開発ツール「Nintendo Web Framework」の無償提供の申し込みを申請できない
  • ツール提供を申請するページに、日本国内の開発会社からは申請を受け付けていない文面が出ている
  • 現在は、法人のみに限定されていて個人の開発者がサポートを受ける事はできない
  • なぜ日本からの申請はできないのかは明らかになっていない

だいたいこんな感じです。
いくつかの可能性は考える事が可能で、質疑応答でもすでに多数の会社からアクセスがあった事を明らかにしています。国内はそういったアプローチで十分といった判断かもしれませんし、逆にすでにアクセスがあった企業だけで手一杯という可能性もあります。とはいえ、インディーズの根底は個人でも始められると言う部分です。開発ツール自体が、凄く身近な存在である事が重要でしょう。ともなれば、どれだけ早く個人に門戸を開けるかがポイントになりそうですが……。任天堂さんの考えるインディーズや、ゲームのクオリティなど折り合いがつきそうなポイントがどこになるのかはまだまだ注目しておいた方がいいかもしれません。

そして最後に、Xbox OneはWindows8との融和性をうたっています。詳しくはこちら
要点をまとめると次の通り。

  • 基本的にはWindows8用のゲームやアプリを作って貰えれば、かなりの互換性を持った状態でXbox OneのWindows8モードで動作できる予定
  • Unityと提携したので、今後はUnityでWindows8やXbox One向けの開発を可能とする
  • 他のプラットフォームで販売されているタイトルも、容易にWindows Marketplaceでの販売が可能になる

概ねこんな感じです。
ようは、Windows8で動くアプリならXbox Oneでも動かせるのでそのままWindowsのマーケットプレイスでも、UnityでiOSでも、Androidでも動かせるようになる、という話です。
いやはや、Unityはすごいところまで行き着きました。当然、Unityだけ使えれば良いかと言えばそういう事もありませんが、Unityだけでこれだけ選択肢が増えたというのは驚きを隠せません。

このように、どのハードもUnityを中心にインディーズを取り込もうという動きに出ています。一つのツールだけ使えれば問題ないのか? という話も出て来てしまいますが、Unityをきっかけに色々なツールを使えるようになっておくのも、インディーズ開発者にとっては良い事かもしれません。
今後、インディーズはどういったモノがどのハードで売れやすいか、という局面に行き出す可能性はあります。それぞれのハードの特徴を活かしながら、素晴らしいインディーズタイトルが出て我らゲーマーを楽しませてくれるのを心より待ちわびたいですね。

しょぼーんさんとしゃきーんさんのゲーム座談会

しょぼーんさん:どのハードもインディーズタイトルが欲しくてしょうがないらしいぞーって話題です。

しゃきーんさん:インディーズが一大勢力になる時代か。

しょぼーんさん:その分、売れるも売れないも質次第に変化していくかもしれないけどね。でも、インディーズって発掘するだけで楽しいという面もあるから、好き嫌いは出るかもしれんけど大いに盛りあがって欲しいな。……HOTLINE MIAMIみたいなタイトルがWii Uで出る日が来るかねぇ?

しゃきーんさん:……流石にあの方向性はないんじゃないの?

連載:気まぐれゲーム雑記 第282回:各ハード陣営のインディーズに対する獲得意欲が激しい、と言う話題に関するしょぼーんさんとしゃきーんさんのゲーム座談会

しょぼーんさん

しゃきーんさん

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