連載:気まぐれゲーム雑記 第783回:PCゲーム市場は第2の黄金時代が到来しているようです
気まぐれゲーム雑記
第782回:PCゲーム市場は第2の黄金時代が到来しているようです
日本でもPCゲーム市場を考える時代?
どの市場もとりあえず賑わえばいいじゃない
AZです。こうみえて、好きな事はお弁当作りです。
それはさておきまして、「Killing Floor2」を開発中の“Tripwire Interactive”の社長John Gibson氏が今のPCゲームは第2の黄金時代を迎えていると答えています。
現在注目作「Killing Floor 2」の開発を手掛ける“Tripwire Interactive”のボスJohn Gibson氏がPC Gamerのインタビューに応じ、現在のPCゲーミングが2度目の黄金時代を迎えているとの興味深い見解を提示しました。
これは、Steam最初期のサードパーティデベロッパとして“Red Orchestra: Ostfront 41-45”(2006)をリリースした当時の状況を振り返ったJohn Gibson氏が、Steamと提携した2005年当時は皆が一様に声を揃えて“PCゲーミングは死んだ”と語っていたと振り返った上で、現在巨大なオーディエンスを擁し優れた機会を提供するSteamのプラットフォームとしての成功を強調したもので、Gibson氏はVRのような新しい技術の出現がPCゲーミングをさらに前進させるかもしれないとも語っています。
一方で、新たな問題も生じていると語ったGibson氏は、大量の作品が存在する現在のPCゲーミング市場において、新しい独立系デベロッパにとってはゲームそのものを開発することよりも、ユーザーに作品を認知してもらうことがやや困難だと説明。
賑わっているようで、何よりですね。
今や、PCゲーム市場と言えば概ねSteamを指すといっても過言ではないくらいに巨大化したSteamなわけですが、その波は今なおとどまるところを知りません。それに、PCゲーム市場が狭小すぎる事で話題の日本においても、何だかんだとSteamは知られた存在となってきました。一応、賛否はあれど「円」表記になったわけですし、つまりはアレです。ゲイブ・ニューウェル氏のお陰だというオチです。うん、半分くらいは真面目に。
それに、Steam以外にスポットを当てると、クラウドファンディングや早期アクセス、TwitchやYouTubeといったゲーム実況などもPCが中心になっています。インディーゲームもPCかスマートデバイスのどちらかが主戦場になっておりますし、環境そのモノは整っているといっても過言ではない市場だと言えるわけです。まぁ、それなりのゲームをプレイしようとしたらゲーミングPCはそこそこに値が張る、というのが最大のハードルですけど。
で、我らが日本市場はと言えば、地域規制(リージョン規制)の「おま国」や、国別での価格差が露呈する「おま値」など、大手メーカーらしい問題を見事なくらい抱え込んでおります。しかしながらも、スクエニはFFシリーズ、コーエーは無双やDoA、コナミはMGS5をSteamで配信し始めるなど、家庭用機オンリーの流れというわけでもなくなってきました。この流れがどこまで続くのかはわかりませんが、「おま国」くらいは解除した方が良いような気がしてなりません。
今後、携帯機も含めた家庭用機がどういった推移をたどるのかはまだ見えてこないところもありますが、色んなゲーム市場が盛り上がっていくのは良い事と言えるでしょう。日本では非常にニッチな市場になっておりますが、PCゲームも選択肢の一つとして無視できないくらいに盛り上がっていって欲しいモノですね。
しょぼーんさんとしゃきーんさんのゲーム座談会
:PCゲーム市場は第2の黄金時代が到来してるぞーってなお話です。
:それだけ盛り上がってるか。
:まぁ、MOBA系タイトルとか、PCじゃないと遊べないようなタイトルが盛り上がってるというのも、その背景にあるとは思うけどね。でも、それらをプレイしたくなるほど魅力に映るってのは、すげー大切なのでしょうな。……その分、PCゲームはハードルが高い印象も強いけどネー。
:日本は、どう足掻いても家庭用機の存在が強いからなぁ……。
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