連載:気まぐれゲーム雑記 第772回:据え置き機をスマホのように買い換えていく未来?

気まぐれゲーム雑記
第772回:据え置き機をスマホのように買い換えていく未来?

技術が進む以上、「買い換え」が要求されるのもやむなし

言いたい事はわかるんだけど、頻繁に買い換える未来像が見えてこない

AZです。やることが修羅場を迎えております。

それはさておきまして、Twitchの代表取締役であるEmmett Shear氏が据え置き機の将来について言及しております。

Emmett Shear
問題はというと、7年周期のアップグレード・サイクルは、その他全てのハードウェア・プラットフォームにおける2年周期のアップグレード・サイクルの前では機能しないということだ。コンソールの製造、設計、そして全てのビジネス・モデルの根本を成しているため、この次の世代が存在したら驚くよ。

スマートフォンやタブレットと同等のアップグレード・サイクルが不可欠だとShear氏。

Emmett Shear
方式を変える必要に迫られるだろう。より頻繁にOSとゲームがアップデートされるXboxとPlayStationの両方で既に起きていることだ。これは、ハードウェア・プラットフォームを改善可能にする、最初の一歩だ。現在のスマートフォンやタブレットと同じように、処理速度を上げてメモリを増やしたバージョン1.1製品が、MicrosoftとSonyから登場することになるだろうと思う。徐々に現在のモバイル市場のようになっていくだろうね。

[引用元:Choke Point

まぁ、そう考えるのが普通ですかね。

スマートフォンやタブレットをゲーム機(ハード)と捉えた場合、それらは毎年のように新型が発表されています。そして、性能もなんだかんだと向上している。そういったところが、携帯ゲーム機に追いつけ追い越せになっているわけですが、ビジネスを踏まえれば確実にその方が良いに決まっています。それはもう、スマートデバイスの台頭がすべてを証明しているでしょう。

一方で、家庭用ゲーム機というのは、一度買ったら5~7年は買い換える必要がないというのを前提にしたビジネスになっています。で、ソフトで人を惹きつけハードと共に売るというのが基本になるわけですが、スマートデバイスとの違いはどこまでいっても「ゲーム機であることがメイン」な事です。その「ゲーム機」である事以外の付加価値を付けるというのはどのメーカーもやっていますが、基本はゲームをしてくれるような人達にアピールできなかったら話になりません。スマートデバイスは、別に「ゲーム機」である必要がないというのは、誰の目にも明らかです。

PCを頻繁に買い換える事がないのと同じように、据え置き機を毎年買い換えるという方がしっくり来ないモノはあります。ですが、主軸を各ハードメーカーのサービスと据え置けば、毎年新型が出てくるような未来がある……かもしれません。いやまぁ、据え置き機ビジネスだけを見守っていると、イマイチその未来像もハッキリとは見えて来ないわけですが。

家庭用ゲーム機の問題は、新型が出るたびに大抵過去の遺産はリセットされてきたという事でしょう。今のソニーやマイクロソフトは自社ハードから出たタイトルを自社サービスと連動させることで囲い込みをしており、任天堂も新しい会員制サービスで囲い込みをかけようとしている段階へと突入しました。今後、据え置き機ビジネスはどのように変化していく事になるのかを、長い目で見守っておきたいモノですね。

しょぼーんさんとしゃきーんさんのゲーム座談会

しょぼーんさん:たまに出てくる話題だけど、据え置き機がスマートデバイスみたいな感じで、バージョンをちょこちょこ上げてくるハードの売り方をするんじゃね? ってなお話があったので、言っている意味がわかるんだけど現実的なのかなぁ? とも思ってしまったわけです。

しゃきーんさん:可能性はあるんじゃねーの?

しょぼーんさん:あるだろうねぇ。あるというか、選択肢の一つだと思う。実際、クラウドコンピューティングの技術がもっと進めば、そっちにシフトする可能性だってあるわけで、何が正解なのかっつーのは現時点じゃ全ては憶測にしか過ぎないけど。まぁ、どのハードメーカーもそれぞれの思う答えを持っているだろうから、それが合っているか否かはゲーム好き達が決めていくじゃない? ……楽しい未来になるといいねぇ。

しゃきーんさん:数年先の未来には、どんなハードが出てくるのかネェ……?

連載:気まぐれゲーム雑記 第772回:据え置き機をスマホのように買い換えていく未来?に関するしょぼーんさんとしゃきーんさんのゲーム座談会

しょぼーんさん

しゃきーんさん

しょぼーんさん

しゃきーんさん

コメント (3)

Kidsun

現状家庭用ゲーム機の特徴の一つはアーキテクチャは毎回毎回違う。
それに大体開発期間も長い、そのために頻繁に機種変更したら開発も支障出るだろう。
昔もメモリ拡張などの手法あった、こんな感じにマイナーチェンジもありかもけど、プレイヤーたちはその手法に気に入れないだろう(必要周辺あるものはあまり好評されない)
PCようになったら家庭用ゲーム機メリットはなくなるから可能性も低いと思う(均一なゲーム体験、コスパ高いなど)

名無しのゲーマーさん

そのうち、据え置き機が廃れてゲームストリーミングがメインになったりとかするのかね

AZ@管理人

>Kidsunさん
>家庭用ゲーム機メリットはなくなる
ここらへんが、ビジネス的にあやふやになりつつあったところにPS4が海外で飛躍したので、当分は問題にならない可能性もあります。
実際、家庭用機なるモノがどう変化していくのかが焦点なのでしょうね。
このまま家庭用機は家庭用機としてあり続けるのか否か、感情論としてはそうあって欲しいとは思えど、ビジネスである以上企業がどう出るか次第で可能性も否定はし難くなります。
物理的なハードとは言いがたいクラウドという選択もありますし、プラットフォームの在り方でメーカーがどのようにビジネスをする気なのか次第な気がしております。(`・ω・´)
>名無しのゲーマーさん
たぶん、スクエニはその可能性を見越して自分達が胴元になるのを目指し、クラウド事業を始めたような気はしています。
もはや、今はマルチデバイスの時代ですし、ビジネスとしてはあらゆる可能性を見出したいのがメーカー側の思惑でしょう。(´・ω・`)

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