連載:気まぐれゲーム雑記 第767回:アトラスがこだわりと想いを大切にしたゲーム作りに役立てるため、幅広いプレイヤーを対象にしたアンケートを実施している件
気まぐれゲーム雑記
第767回:アトラスがこだわりと想いを大切にしたゲーム作りに役立てるため、幅広いプレイヤーを対象にしたアンケートを実施している件
メーカーが直接意見を求める時代
需要と供給がどこにあるのか、市場の変化を常に知っておく価値はとても高い
AZです。自分が好きなモノを生かす為ならアンケートくらいはやりますが、街頭でやっているアンケートには答えた事がない派です。
それはさておきまして、アトラスがアンケートを実施しています。実施ページはこちらから。
アトラスではこれまでもゲームをお買い上げ頂きましたお客様に「購入者アンケート」のお願いをして参りましたが、これからもより一層、もっと楽しんで頂けるゲームをお届けするために、今回、幅広いユーザーの皆様を対象とした「オンラインアンケート」調査を実施させて頂くこととなりました。
お手数をおかけいたしますが、今回の調査に関しましてご理解とご協力を頂き、下記よりアンケート調査にご参加頂けますと幸いです。
今回のアンケート調査の結果は、アトラスがこれからもより個性的で魅力あるゲーム体験をお届けするために役立て、そのこだわりと想いを大切にしたゲームづくりを追求し続けて参ります。
[引用元:ペルソナチャンネル]
いいですね、こういうストレートに意見を求めるアプローチ。
わたくしめも、かつてはマンガやゲーム系出版社に近しいところ(編プロ)へ勤めておりましたので、アンケートの重要性はわかっているつもりです。漫画のアンケートの重要性は、某漫画誌系の話題で「10週打ち切り」なんて言葉を見た事があるとは思いますし、それ相応に効果がある事も知られている事でしょう。むしろ、企業ならそう無駄な事もしないのです。
ですが、ゲームの場合はマンガに比べて新陳代謝が悪い事が挙げられます。ようするに、マンガは10週で打ち切っても次がすぐ出てくるくらいコンテンツが溢れている(売れるかどうかは別問題だけど下手な鉄砲何とやら)のですが、ゲームの場合そうはいきません。開発に2,3年もかけてしまえば流行が変化しているかもしれないし、それまでの投資も無駄にはできない。それに、インターネットの登場で情報の共有化が楽になった分、流行り廃りの勢いも早くなった気がしています。購入者のみからのアンケートで調べていくだけでは限界があるのは、ハッキリと見えてくるのではないでしょうか。
現在のゲーム開発は、スマホゲームでも億単位がかかる時代に突入しています。そういった中で、どこに利益を求めるのかは凄く重要ですし、リサーチやマーケティングなどの情報はなおのこと重視されます。先も書いた通り、開発期間が長くなる場合は外れる確率をより減らしていかないといけないのです。任天堂でさえ、DeNAと組んで新しい会員制サービスを作りながら任天堂プラットフォームを始めようとしている時代ですし、ゲームと言う娯楽ビジネスはどういった事が広く求められているのか、常に情報を追いかけねばなりません。
今回のアンケートみたいな事は、定期的にやっていった方が面白いデータが取れる事でしょう。コンシューマ向けタイトルを出して頑張っているアトラスですが、既存タイトル以外の新しい何かが出てくる可能性にも期待を寄せておきたいモノですね。
しょぼーんさんとしゃきーんさんのゲーム座談会
:アトラスが幅広い人を対象にアンケートをしてたので、アンケートって大切なのだよ! と説いてみました。
:そりゃまぁ、参考にするくらいなのだから、重要なモノに違いはないな。
:アンケートって軽く見られがちだけどね。でも、今やネットで簡単にアンケートが集められる時代になったのだから、それで良いモノが作れる可能性が上がるというならドンドンやれば良いと思うよ。……あ、わたくしもちゃんとアンケート答えましたからね?
:思ったよりも時間かかったけどな。
:
:
:
:
家庭用ゲーム機とスマートフォンの項目のみでPCユーザーはオンラインゲームという項目のみで無視これだから日本メーカーは未来を見ていない数千万のユーザーがいるSteamというプラットフォームを度外視したアンケートはどうなのか