連載:一週間(2015年2月22日~2月28日)を振り返るコラム的な何か 第132回:Steamのアカウント総数が1億2500万を越えた一週間
一週間を振り返るコラム的な何か
第132回:Steamのアカウント総数が1億2500万を越えた一週間
頑張れ僕らのSteam!
AZです。「悪魔の棲む家」のリメイク版をつい先日見たのですが、得られた教訓は「女性の顔は化粧で本当に変わるのだ」という事でした。
さて、2015年2月22日~2月28日までの間に一番見られた記事は、「Valveが新型VRシステム「SteamVR」の発表を予告、アカウント数も1億2500万を突破」でした。VRとSteamの勢いが両方見られるのは良い事です。また、「アメリカのゲーマーがPS4,Xbox One,Wii Uの何に魅力を感じたかアンケートがかなり興味深い」も注目度が高かったようなので、そういった話題を振り返っておこうかと思う次第です。
Valveの勢いは実にスゴイ
PCゲーマー御用達ともいえるSteamの運営元Valveですが、VRシステムとなる「SteamVR」やアカウント数が1億2500万を越えるなど、実に勢い付いている事が窺える内容でした。どちらも、非常に明るい話題です。
VRに関しては、現在のゲームシーンから一歩飛び出る事ができるかどうかが注目されております。例えば、スマホゲームとして知られている「白猫プロジェクト」などを出したコロプラの代表取締役社長である馬場功淳氏が、スマホの次に開拓すべきプラットフォームはVRと定めている事からも、家庭用ゲーム機だけではなく多方面から注目されている事は想像に容易いでしょう。私としては、特に映像関係はかなり望まれているような気にはなります。
ゲーム業界のVR事情と言えば、Oculus RiftとProject Morpheusが話題を先行していますが、そこへSteamが颯爽と登場する形となりました。実際、ValveのVRシステムがどんなモノなのかは定かじゃありませんが、どのようなモノが出てくるのかは大いに期待させてもらいたいところです。
また、Steamのアカウント数が1億2500万を突破した事も、まだまだ勢いが衰えそうにもない事が窺えます。日本語を使っている人達も、ざっくり計算118万(2015年1月の段階)いるようですし、数年前とはずいぶん状況も変化してきました。
とはいっても、まだまだ大手が参入してこない現状は物寂しい限りですし、今後にはわずかながらの期待はしてみたいところもあります。「おま値」「おま国」など多数の問題を抱えている市場ではありますが、よりゲームが身近なモノになっていくことを期待したいモノですね。
グローバルに染まるか、日本独自のままでいるか
アメリカのゲーマーが何を魅力に最新ハードを購入したか、という調査についての話題を書いたわけですが、こういう話題で感じるのは日本との認識の違い、でしょうか。いやまぁ、何となく似たり寄ったりなところはあるわけですが、完全に海外と同じだったら今頃日本でもPS4が普及しまくっており、「コンシューマ機の復活!」とか何だとかが叫ばれていたはずなので、色んな面で違いはあるのでしょう。
以前からちらほらと書いている通り、家庭用ゲーム機の主戦場は海外へと舞台を移しました。PS4を見ていてもわかる事ですし、PS4向けのフロムソフトウェアが開発しているBloodborneに関する情報が、海外メディアのIGNから初出情報として出てくるあたりで、そのことがちらっと見受けられるところにもなります。まぁ要するに、家庭用機に特化した国内ゲーム雑誌の影響力も変化してきているといっても過言ではないわけです。
今までは家庭用機を買う場合、ソフトがハードを牽引してきました。ですが、根本的なソフト本数の減少や、F2Pの台頭でゲームの価格の価値が変動、プレイヤー層の生活環境の変化等々で以前とは状況が変わってきています。それでも、娯楽は娯楽なのでソフトがハードを引っ張る事に変わりはないわけですが、日本だとそのきっかけが何になるのかは注目どころにもなりましょうか。
海外と日本の違いが色々と露呈する中、今後ハード・ソフトメーカー共に日本市場をどのように見ていくかが問われる事にはなりそうです。セガやスクエニなどの大手を見ていれば、大体はスマホ向けと家庭用機の比率を変えながら上手くやりくりしている感はありますが、どのメーカーも上手く「娯楽」を提供して欲しいモノですね。
しょぼーんさんとしゃきーんさんのゲーム座談会
:今週は、Steamの話題が賑わってたらしいよーってなお話です。
:案外、Steamの話題ってきになる人が多いのかね?
:どうだろうねぇ。正直、あまりわからない。でも、Steamは日本のゲームが余り出来ないとはいえど、家庭用機のソフトに比べればお得だよ、とは言えるかな。……ゲーミングPCを揃えるという時点で、ハードルは上がりますけどネー。
:あとはマルチ要素等々があった場合、PCゲームならではのメンドクサイ状態になるケースはそこそこにあるよな。……要は、一長一短という事で……。
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