連載:気まぐれゲーム雑記 第747回:Valveが新型VRシステム「SteamVR」の発表を予告、アカウント数も1億2500万を突破
気まぐれゲーム雑記
第747回:Valveが新型VRシステム「SteamVR」の発表を予告、アカウント数も1億2500万を突破
寡占市場になるよりも、競争する市場の方が良い
日本でも、そろそろ「市場の一つ」として見る動きが出る……の?
AZです。西之島の噴火の話題を見ていると、本当は何もわかっていないくせに、何だか地球の神秘を感じられるような気にはなれます。
それはそれとて、PCゲーマーにとっては御用達な存在であるSteamですが、GDC2015で「SteamVR」なるモノを発表する事や総アカウント数が1億2500万を突破した事などを報告しています。
北米時間2015年2月23日,Valveは,仮想現実(以下,VR)対応システム「SteamVR」を,3月2日に開幕となるゲーム開発者会議「Game Developers Conference 2015」(以下,GDC 2015)で披露すると発表した。
~中略~
このシステムが,ヘッドマウントディスプレイ型のデバイスを中心としたものになるのかどうかさえも現時点では不明だが,どうやら,PCとMac,Linuxおよび「Steam Machine」と互換性のあるものになるようだ。
~中略~
また,これに合わせてValveは,Steamのアカウント数が1億2500万アカウントに達したことも発表している。Steamのライブラリに登録されたタイトル数は4500タイトルに達し,また,ユーザーが作成したMODを投稿できる「Steam Workshop」にアップロードされたUCC(User Created Contents)の数は4億を超えたとのことだ。
[引用元:4Gamer.net]
絶好調ですね。
まずはVRの話ですが、ソニーのProject MorpheusやFacebookが買収したOculus Riftを見れば、いわゆる「新しいゲーム体験」の可能性の一つとして挙げられるのは言うまでもないでしょう。一応、Steam Machineにてリビングへの進出を目論んでいるValveが、VRの可能性を考慮しないわけがありません。それを告知してくるというのは、結構な自信がある事も窺えます。……Steam Machineの遅れを見ていると、Valveタイムが発動するのも想定の範囲内ですが。
もちろん、可能性はVRだけではなく、マイクロソフトの「Microsoft HoloLens」のようなARが浸透していく可能性も否定できません。ただし、ARもVRも現時点だとガジェットの領域であり、ゲームとの融和する事でどれだけ話題を引っ張れるのかは未知数です。恐らく、映像関連との融和ならある程度アピールできそうなモノですが、ことゲーム関連の話題ともなれば、結局のところ「いくらかかるのか?」が焦点になりますし……。まぁ、まずは、SteamVRがどういったモノなのかを楽しみにしておくしかありません。
また、総アカウント数が1億2500万を突破したというのも、勢いは今なお健在であるという事が伺い知れます。ちなみに、日本を見てみますと、1月の段階でSteamを日本語利用している人は全体の0.95%なので、大体1,187,500アカウント存在している事になります。なんだかんだと、日本でも普及しているのが見て取れる結果ではないでしょうか。
特に注目すべき点は、MODを簡単に利用できる「Steam Workshop」でしょう。MODは家庭用機には存在しないわけで、それはもう特記すべきPCと家庭用機を隔てているモノだと言えます。ベセスダはFall OutやOblivion、SkyrimでMODを容認し、ゲームの寿命を恐ろしいくらいに引き延ばしました。メーカーにとっても、それだけMOD戦略は有効である事が見て取れます。
今までの日本は、おま値おま国が乱舞しているPCゲーム市場でしたが、大手でもPC市場にある程度理解があるコーエーテクモが、「ウィニングポスト」「デッド」などを配信したり、スクエニが「FF13」シリーズを出すなど多少の変化も見られます。インディーゲームも話題になりそうな昨今ですし、家庭用機だけではなくPCゲーム市場も一つの市場として見られる日が来るのを、生暖かく見守っておきたいモノですね。
しょぼーんさんとしゃきーんさんのゲーム座談会
:僕らのValveがVRシステムの発表をしたり、アカウント数が1億2500万を突破したりと好調な雰囲気満載だよーってなお話です。
:なんつーか、アカウント数が半端ネーな。
:なんだかんだと増え続けてるんだねぇ。VRに関して、きちんと布石を打っているのも流石だし、PCだからこそグイグイと自由にやれてるという印象が強いっすな。日本だと基本的に捨て置かれている市場感満載だけど、そろそろちょっとずつで良いから見直されて欲しい限り。……まぁ、そもそも家庭用機の元気がないというところから始まるので、何とも言いがたいけどネー。
:ま、色んな市場が上手く相乗効果を得て盛り上がっていくような体制になって欲しい、とは思うよなぁ。
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