連載:一週間(2015年2月15日~2月21日)を振り返るコラム的な何か 第131回:Steamのデータベースにテイルズが登録されたらしい? 一週間
一週間を振り返るコラム的な何か
第131回:Steamのデータベースにテイルズが登録されたらしい? 一週間
日本でもSteamがジワジワと広がっている……はずです?
AZです。予定していたデザインを一週間ほど塩漬けしてから見た時、上手く説明できないんだけど何だかコレジャナイと思ってしまうのは私だけじゃないはずです。
さて、2015年2月15日~2月21日までの間に一番見られた記事は、「「テイルズ オブ ゼスティリア」がSteamデータベースに登録されたと海外で話題に」でした。テイルズだから、興味があるのでしょうか? また、「トライエース、モバイルゲーム事業を中心に展開しているネプロジャパンの子会社に」もよく読まれていたようなので、今後の動向を妄想してみようかとは思う次第です。あくまでも、妄想です。
日本の大手が今後もSteamへ進出?
海外の掲示板NeoGAFユーザーが、Steamのデータベースに「テイルズ オブ ゼスティリア」を発見したというのが事の始まりです。ですが、テイルズ関連の次の話題は「テイルズ オブ フェスティバル 2015」くらいになる事が予想できますし、真偽のほどは6月までお預けと思っておくのが無難な案件でしょう。
Steamでは、日本の大手メーカーが多くのタイトルで地域制限、いわゆる「おま国」を発動させているのは周知の事実ですが、昨今においてはジワジワとSteamへの進出も見受けられます。コーエーなんかは、「Winning Post 8 2015」も配信開始させましたし、一定の理解があるというのは喜ばしい事にもなりましょうか。……いやまぁ、そんなコーエーも「真・三國無双7 with 猛将伝」はおま国扱いしておりますので、メーカーとしても面倒なところはあるのでしょうけれども。
昔から、PCゲームも嗜んできた身としては、大手メーカーがSteamでゲームを配信してくれるのはありがたい限りです。いやまぁ、某スクエニ社の様に、英語版しかないのに価格が軒並み上がるという謎現象は理解の範疇を超えたりもしますが、基本的には日本のタイトルが出てくるというのは喜ばしい。家庭用機メインだったが故に、基本的には捨て置かれるようなPCゲーム市場ですが、新しい市場になれるのかどうかが試されます。
家庭用機に勢いが出ればそれはそれで良い事ですが、市場はより広い方が良い事に違いはありません。大手メーカーは、スマートデバイスは据え置き機などあらゆる市場へリスク分散を図っていますが、日本のPCゲーム市場がどのようになっていくのかは生暖かく見守っておきたいですね。
トライエースは今後完全にモバイルへシフトするのか?
トライエースが、モバイルゲームを中心とするネプロジャパンの子会社になりました。据え置き機メインで勝負してた中でもメジャー級の開発会社が、モバイル中心企業に買収されるというのはなかなかに見ない例です。
とはいっても、ネプロジャパン自体3DSやアーケードにゲームを提供するなど、完全にモバイル一本調子というわけでもありません。そういった事業展開をしていますので、トライエースが今後完全にモバイルへシフトするかと言えばそんな事もないような気はしています。とはいっても、外注を請け負うのかどうかはわからないので、「スターオーシャン」等々のトライエースを象徴するシリーズがどうなるのかはさっぱりわかりませんけど。
家庭用機が色々と厳しい情勢になっている以上、こういった買収劇が起こるというのはある程度想定できていた話です。他にも、厳しい立場の中小メーカーは多くいるでしょう。実際、グレフとガルチは業務提携をして色んな事を模索しているようですし……。
時代を読んでモバイルを重視するメーカーや、我が道を突き進むメーカー、PCへと新しい活路を見出すメーカーなど日本でも家庭用ゲーム機におけるビジネス模様はずいぶんと変化してきました。トライエースの今後は注目しておきたいモノですが、他メーカーの動向も注視しておきたいモノですね。
しょぼーんさんとしゃきーんさんのゲーム座談会
:今週は、Steamにテイルズが登録されたらしいってのが一番話題になっとったよーってなお話です。
:まぁ、実際どうなるのかはさっぱりわからんがな。
:今のマルチデバイスな時代において、ハードメーカーでもない限りは特定のハードオンリーでいくってのが厳しくもなっているのかなと。いやまぁ、日本だと絶賛おま国とかおま値が激しすぎて、はてさてどうなりますの? 的な雰囲気もあるけど。……ま、それでも「選択肢の一つ」になるなら喜ばしい事なのだろうねぇ……。
:今までは、ほっとんど見向きもされなかった市場だからなぁ……。
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