連載:一週間(2015年1月4日~1月10日)を振り返るコラム的な何か 第125回:みんな「Transistor」はやっておいた方がいいよ! と猛烈アピールをしたくなる一週間

一週間を振り返るコラム的な何か
第125回:みんな「Transistor」はやっておいた方がいいよ! と猛烈アピールをしたくなる一週間

年明け早々からオススメ出来るモノがあるのは喜ばしい限りです

AZです。最近貰ったモノで「飲む酢(ざくろ酢)」というのがあったのですが、一週間かけて飲みきった自分は実に律儀なヤツだと思いました。

で、このコーナーも久しぶりで、3週間ぶりとなります。まぁ、ぶっちゃけ年末年始の進行で振り返る暇がないとか、そもそも振り返るネタもないとか色々あったが故の判断ですが、そろそろこのコーナーも何かしら変化が欲しいなぁとか思ったりもしております。……どんな変化かは全く考えておりませんけど、ある日突然変わったら「また変な事し出した!」と思って頂ければソレ幸い。

さて、気を取り直して。2015年1月4日~1月10日までの間に一番見られた記事は、「「Transistor」のレビュー:ストラテジー要素により直感でプレイするよりも“考える必要が出た”秀逸アクション」でした。PS4で配信されたということもあってか、興味を持って下さった人が多かったようです。また、「Wii Uの2014年10~12月までの国内販売台数は前年から比べて55%減だそうです」もよく読まれていたようなので、任天堂の取り巻く環境をゆるりと書いておこうかと思う次第です。

インディゲームでも賞賛される理由がわかる一作

「Transistor」は、海外だとPCやPS4で配信されているインディゲームです。昨年、海外で行われたTGA2014のインディゲーム部門にノミネートされた事でも知られており、話題を牽引するだけの内容が伴った一作であると言えます。それが、日本でもPS4で配信されたというのですから、興味を持って損はないでしょう。……Steamで配信されているヤツも、変則的に日本語で起動できますので、セール時なら何も迷うことはないレベルですけど。

「Transistor」のウリは、完璧なくらい世界観を作り出しているゲーム内容と、アクションにストラテジーの要素を盛り込んだという2点である事は、すでにレビューで書いた通りです。レビューを読んで興味が出るなら、是非やってみて欲しいわけですが、「Transistor」をやって思う事はインディゲームも豪華になってきている? という印象です。

いや、もちろん大手メーカー等々に比べてかけられる予算が違うのでそういうのとは比較し難いですが、最近話題になるインディゲームは勢いもあれば、インディゲームらしい「粗さ」が少ない気がしないこともありません。あくまでも、「話題になる」インディゲームに限りますし、当然のように海外のインディゲームでも雑なモノは多々ありますので、諸手を挙げて海外のインディゲームを賞賛する事もありませんが。

日本の場合、Astebreedなど力が入っているインディゲームもありますが、まだまだ浸透してきたとは言いがたい現状があります。2015年は、PS4を中心に家庭用機へと進出していく事にはなりそうですが、家庭用機市場が縮小傾向と伝えられる中でPS4はどれだけ牽引し続けてくれるのかを生暖かく見守りたいですね。今年は、日本でも話題になるインディゲームが多々出てきてくれる事を期待したいモノです。

数字上、厳しくなったWii U

日経が、2013年に比べて2014年はWii Uの年末商戦時の売上が55%減だったと伝えたわけですが、それが現実ということでしょう。娯楽ビジネスではあるのですが、要するに需要と供給の問題であり、望むほどの需要がないという答えを突き付けた事になります。ビジネスですし、当たる時もあれば外れる時もあるわけです。

Wii Uは、発売からすでに3回の年末商戦を経験しました。ともなると、流石にこれ以上大きく売れるタイミングを作り出すのは難しくなる事が予想されます。値下げなり何なりの手段を取れば可能かもしれませんが、ようやく経営状況がプラスマイナスゼロになりそうというタイミングですし、その答えは当分なさそうというのは何となくわかりそうな気もします。

ともなると、やはり“次”が求められる事になります。任天堂が苦戦を強いられたハードとしてNINTENDO64やニンテンドーゲームキューブが知られていますが、それらは5年というサイクルでハードを変えてきました。そのサイクルでいけば、やはりある程度答えは見えてきそうなモノがあります。

ともあれ、家庭用ゲーム機市場の縮小は特に任天堂ハードが縮小した傾向が強い状況の中、今後どのように盛り返していくのかが最大の注目点でしょう。今年も任天堂は厳しい戦いを強いられそうですが、上手い事やりくりして次に繋げてほしいモノですね。

しょぼーんさんとしゃきーんさんのゲーム座談会

しょぼーんさん:今週は、「Transistor」がPS4で配信されたからそれが一番話題になったっぽいよーってなお話です。

しゃきーんさん:あれはかなり良かったな。

しょぼーんさん:レビューに書いた通りだけど、今思えば世界観への没入が凄く上手い作品なのだと感じるよ。あの短時間で、かなりの満足度が得られちゃったし。やっぱ、インディゲームってこういう作品がたまに転がってくるから最高っすなぁと。……ハズレばっかり引くと切なくなるけどネー。

しゃきーんさん:インディゲームだからといって、すべてが賞賛できるわけじゃねーからなぁ。ま、その分安いと思えばそれはそれでいいのだろうけど。

連載:一週間(2015年1月4日~1月10日)を振り返るコラム的な何か 第125回:みんな「Transistor」はやっておいた方がいいよ! と猛烈アピールをしたくなる一週間に関するしょぼーんさんとしゃきーんさんのゲーム座談会

しょぼーんさん

しゃきーんさん

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しゃきーんさん

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