連載:気まぐれゲーム雑記 第702回:2014年のゲーム業界を勝手に振り返る part6 日本ゲームメーカーの動向でもザックリと。
気まぐれゲーム雑記
第702回:2014年のゲーム業界を勝手に振り返る part6 日本ゲームメーカーの動向でもザックリと。
どこが最初にヒットするか競争です。
世代交代を促す一作は何なのか?
AZです。気づけばコミケの時期となりましたので毎度ながら似た様な事を書きますが、現地へ行くであろうバスに乗っている方々に対して心の中で敬礼をしております。
さて、今日も先日からノリと勢いでお伝えしている「2014年を振り返ろうシリーズ」のPart6となります。先日は各ハードについてを書きましたが、今日は日本のゲームメーカーの動向みたいなモノをユルッと見てみようではなかろうかと。その流れで、2015年がどう動くのかもなんとなーく考えてみようかとは思ったりもします。
今年も今年で「ハイスコアガール」や「訴訟問題」など色々とあったわけですが、全体的にはスクエニ等一部の大手がずいぶんとスマートデバイス向けに注力したり、ここ数年タイトル数が右肩下がりに減っている傾向もあってか、盛りあがりに欠けるような印象はありました。いや、妖怪ウォッチやモンハン4Gなどミリオンを達成したタイトルもあるわけですが、盛り上がったと言えるのは本当に一部だという事でしょう。全体的には大人しい、でもピンポイントでいくつかは盛り上がったという雰囲気です。
その一方で、スマートデバイス向けのタイトルをVitaや3DSに持ってくる動きはちらほらと見られました。スマートデバイス向け市場に注力しながら、家庭用ゲーム機に持ち込むという流れは2015年以降も続いていく事が予想できます。それを考えても、「どちらに注力するのか」は言うまでもないでしょう。根本的な話として、企業は利益を出さないことには話にならないわけで、その利益を出せる市場がスマートデバイスだというのならばそこに注力するのは当然の流れです。
しかして逆を言えば、「シフトしなければならないほどコンテンツ価値が下がった」という見方や「大手メーカーはコンテンツ価値を上げる事ができない」という厳しい見方もできてしまうわけで、何となくですけど中小メーカーやチャレンジ精神に富んでいるメーカーでもない限りは、完全新作なるモノが出てくる機会も減りそうな雰囲気はあります。
日本のTVゲームビジネスはハードとソフト(要するにコンテンツ)がセットになったビジネスですので、ハードを引っ張るようなソフトが出て来ない事には何も始まりません。2015年には日本向けタイトルが出てくる事自体喜ばしい話ですが、ビジネスとしてはハードを牽引するモノが必要とされているのは言うまでもないでしょう。要は、最初に何がヒットするのかが見守られている状況なわけです。
すでに、ゲームの価格的価値が下がっているという事は書いたわけですが、今後PS4やXbox Oneなどといった最新ハードも含め、どれだけ価格に見合った価値にできるかが試される1年になるのは言うまでもありません。ハードとソフトをセットにしたビジネスモデル自体がどこまで通用するのかも含め、2015年は「ヒットした」と多くの人が認めるようなタイトルが多く出てくるような各メーカーの奮闘を期待したいモノですね。
しょぼーんさんとしゃきーんさんのゲーム座談会
:今日は、2015年の日本のメーカーを全体的にざっくりと振り返ってみましたよーってな話です。
:スクエニはかなりスマホに力を入れてたな。
:とにかくFFをたくさん突っ込む! みたいなノリだね。他メーカーも、なんだかんだとしっかり出してたんじゃない? 2015年でPS4やXbox Oneが飛躍しなかった場合、日本市場はちょっと寂しい感じになるのかなぁとも思うだけに、各メーカーは大いに頑張って欲しいもんっすな。……ついでに、PCゲーの方面も盛り上がってくれるといいなぁ……。
:……PCゲーを好んでやる身ではあるけどさ。今の日本でPCゲームが流行るって未来像が見えて来ないわなぁ……。
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