連載:一週間(2014年10月26日~11月1日)を振り返るコラム的な何か 第117回:任天堂やソニーの決算が話題になった一週間
一週間を振り返るコラム的な何か
第117回:任天堂やソニーの決算が話題になった一週間
節度あるはしゃぎ方をしましょう。
ハロウィンに一抹の思い出もない身です
AZです。日本においてハロウィンを理解して楽しんでいる人がどれくらい居るのか気になる今日この頃です。
さて、2014年10月26日~11月1日までの間に一番見られた記事は、「任天堂の2014年第2四半期決算が思ったより良くなっている件」でした。やはり、任天堂という企業は色んな意味で注目されやすいのでしょう。他には、「ソニーの平成27年3月期第2四半期決算はゲーム事業などが好調だけどモバイルが厳しかった件」なんかも見られていたようなので、そこらへんについてアレコレまとめてみようかと思う次第です。
年末商戦に賭ける任天堂
任天堂とソニーの2社が決算を発表しました。いやまぁ、その他も発表しているし後日取り上げようかとも思える企業をちょっと見かけたりもしますが、とりあえずは任天堂とソニーに話を絞ります。
まず、任天堂は記事に書いた通り「思っていたよりも良い」という印象。営業利益がマイナス2億程度で済んだというのは、かなり色んなところを切り詰めた結果ではないでしょうか。売上高が昨年よりも落ちていますが、そこらへんは仕方無しな部分でもあります。
任天堂は年末商戦時にやたらめったら強いというイメージです。年末商戦向けに3DS版スマブラを2つセットにしたり、Wii Uにマリオカート8を付けるなどそちら方面への対策は十分に出来ているのではないでしょうか。
QOL事業はとりあえずモノが出て来ない事には始まらないので置いておくとしまして、今後の課題は3DSの次やWii Uの次をどうするのかというところです。特に3DSはNew 3DSというカンフル剤を使った以上は、その次をどうするのかという話題が出てくるのも時間の問題でしょう。再来年くらいを目処に、何かしらの形は出てくるかもしれません。まぁ、そこらへんも海外市場で上手くいくかどうかが影響しそうな気はしますが……。
今後、どうやってPS4へとシフトしていくのか
一方で、ソニーはモバイル事業が非常に世知辛い結果を呼び起こしましたが、ゲーム事業は好調だったと言えます。特に海外でのPS4は好調そのもので、やはり次なる焦点は日本を含めたアジア市場の行く末といったところにもなりましょうか。
今、日本だとPSハードはVitaが主流になっています。PS3とVitaのマルチでVitaの方が売れるというタイトルも良く見られるようになってきました。そういった流れがしっかりとできてきたとも言えるでしょう。
とはいっても、Vitaの売れ行きがそこそこになりながらもVita TVが売れないというのは、日本においてTVへの復権という事にはなっていないという現状がなんとなく垣間見えます。もちろんそれだけではないのですが、そういった中でVitaの共闘を盛り上げる為のキャンペーンであった“共闘学園”の終了というのは、今後日本のPSハード市場をどう扱っていくのかを見ていく上で切っても切れない話題です。
日本におけるPSハード市場の場合、やはり海外でメインとなっているPS4をどうやって日本に普及させていくのかが課題と言えます。そのためにはどう足掻いても日本大手メーカーが作る日本向けのソフトを揃える他ないわけですが、その動きが本格化するには時間が掛かることが予想されます。PS4への移行を促すようなタイトルがいつ出てくるのかは、今後をジックリと見守っていきたいモノですね。
しょぼーんさんとしゃきーんさんのゲーム座談会
:今週は、決算の話題が見られてたよーってなお話です。
:ハードメーカーはやっぱ気になるところか。
:まぁ、要するに胴元だからねぇ。でも、もうパッケージの利益でどうにかするってのが厳しいのは明白で、だからこそどちらもデジタル販売の方に力をいれるってのはハッキリと見えてきたかなと。……日本市場の今後はどうなるのか、来年が楽しみっすなぁ……。
:良い方向へと動いてほしいもんだがね。
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