連載:気まぐれゲーム雑記 第656回:ソニーの平成27年3月期第2四半期決算はゲーム事業などが好調だけどモバイルが厳しかった件
気まぐれゲーム雑記
第656回:ソニーの平成27年3月期第2四半期決算はゲーム事業などが好調だけどモバイルが厳しかった件
踏ん張りどころです
とりあえず通期はある程度厳しく見た方が良い?
AZです。ハロウィンとは無縁の生活をしている身です。
それはそれとて、ソニーが平成27年3月期第2四半期決算を発表しました。幅広く事業展開をしているので、ざっくりとした概要とゲーム事業にスポットを当てて見ていこうと思います。
全体
- 売上高:3兆7114.19億円
- 営業利益:-157.74億円
- 純利益:-1091.61億円
- 要因:モバイルコミュニケーション分野での営業権減損として1760億円を計上したため
ゲーム事業
- 売上高:3095億円
- 営業利益:218億円
要因
- 7~9月で据え置き機を410万台、そのうちPS4を330万台出荷
- 携帯機は70万台を出荷
- ソフトウェア売上高が増加し、ネットワーク売上高が大幅増
[情報元:ソニー公式サイト(PDF)]
まぁ短めですが主要なところはこんな感じですね。
モバイル事業については、どうにもならないところですしやむなしという他ありません。今後、どうやってプラスに転じるのかが勝負どころでしょうか。色々とサービス方面を充実させていこうという考えは、何となく垣間見る事ができる気はします。
その一方で、ゲーム事業を含めたその他は好調です。ゲーム事業に限ってはPS4が確かな結果を残していますし、欧米を中心にしばらくこの勢いが続く事になるでしょう。今後の課題は、日本を含めたアジア方面で「据え置き機をどう扱うか」が大きなモノとして出てくる事になりそうです。
日本市場における据え置き機情勢は、現時点だと決して良いモノとは言えません。根本的にタイトル数が減少して、ビッグタイトルのみが売れるようになってきている市場へと突き進んでいますし、そういう意味では大きく話題になるタイトルは極限られたモノになっているというのも仕方がないところでしょう。ある程度、隙間となる部分をインディーゲームに埋めてもらうという施策はアリなのでしょうが、日本だとなかなか芽が出て来ないような印象もあります。
と、少々悲観的な事を書いてしまいましたが、私としてはそのうち日本市場でもPS4へシフトせざるを得なくなる時期がくると考えております。メーカー次第では本格的にスマホへとシフトする可能性もありますが、今のところはハイブリッドでやっていくメーカーが大半ですし、来年1年で据え置き機はどこまでやれるのかが勝負どころな気がしないこともありません。ソニーも任天堂も、それぞれに良いところを持っているというのは多くの人が分かっている事でしょうし、据え置き機を含め上手くゲーム市場を盛り上げていって欲しい限りですね。
しょぼーんさんとしゃきーんさんのゲーム座談会
:ソニーの業績が出たんだけど、ゲームは上々の出来じゃなかろうかと。
:まぁ、モバイルが散々だったがな。
:そこらへんは仕方がないんじゃないかなぁ。元よりある程度予想出来ていた流れだし。通期予想も変えないみたいだから、大体想定の範囲内の出来事なのだと思っております。……ま、ゲーム事業がしっかりしているなら、あとは他事業が安定するの待ちっすかねぇ。
:色々と上手くやっていってほしいもんだわなぁ……。
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