連載:気まぐれゲーム雑記 第599回:Steamが円表記になったことでおま値にする企業が予想通り出てきたようです
気まぐれゲーム雑記
第599回:Steamが円表記になったことでおま値にする企業が予想通り出てきたようです
適正価格ってなんでしょうね?
どういった人達に売ろうとしているのかが見えない今日この頃
AZです。土石流の恐ろしさを映像でしかしらないわけですが、色々と気をつけて過ごしたく思います。
それはさておき、ついにSteamの価格表記が円に変更されました。今までドル表記だったので、見慣れている人達にとっては違和感の塊に思えてなりませんが、手数料が掛かるとはいえどコンビニ決算もできるようになったのでPCゲームへのハードルはジワッと下がった事に違いはありません。あくまでも、ジワッとですけど。円表記になったSteamはこちらから確認してみて下さい。
そんな中、懸念されていた「おま値」「おま国」について(「おま値」とは海外の価格よりも割高で売られるゲームの事、「おま国」とは日本からじゃ買えないゲームの事)ですが、おま値は一部大手を除き至って標準的価格に落ち着いていました。とはいっても、その一部大手がスクエニの「Just Cause」シリーズや「Hitman: Absolution」だったりして、そもそも「Just Cause」は“日本語が入っていない”にも関わらず今までの2倍価格設定なところが実にスクエニらしい。あと、セガの「Sonic & SEGA All-Stars Racing」やカプコンの「Ultra Street Fighter IV」もこっそりおま値ですね。
ちなみに、おま国は日本大手メーカーほぼ大半が実施しています。セガのTotal Warシリーズや、バンナムのナルトに初代「ダークソウル」(海外ではバンナムが販売を担当)。コーエーテクモは、三国無双7 with 猛将伝が対象になっていますし、コナミもメタルギアライジングリベンジェンスを対象にしています。利権やら何やらあるのかもやしれませんが、海外で売られているものを普通に買えないというのは、どういう管理をしているのかが気になって仕方がありません。
ともあれ、日本円導入のすったもんだを見るにPCゲームを買わせる気があるのかどうかイマイチわからない感じの案件が発生したSteamではありますが、はてさて今後PCでゲームをする人は増えていくのでしょうか? Steamで買う事なく、Humbleやその他販売サイトを使えば良い話にも回帰しますが、どういった基準で価格がきまっていくのかはそのうちどこか「大手ゲームメディア」あたりがしっかりと聞いてみて欲しいものですね。
……あ、一応書いておくと好きじゃない会社でも好きなタイトルはありますので、そこらへんは誤解しないで下さいませ。
しょぼーんさんとしゃきーんさんのゲーム座談会
:Steamが円表記になったんだけど、日本の大手メーカーは大抵が「おま値」発動で流石日本の企業だな! ってなお話です。
:まぁ想定はしてたが、なんつーか微妙な話でもあるわなぁ……。
:そだねぇ。まぁ、これでPCであろうとも「日本の大手メーカーが出すゲームは日本で買うなら高いですよ」という一言でオチが付くので、色んなところから買えるサイトを探しておくのもいいんじゃない? GoGとかHumbleとか、買えるところはたくさんあるしね。……許せないけどUplayでも安いのあったりするよ!
:もうわけがわからんな……。
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昨今の日本ゲーム業界には甚だ疑問が多いですね。
バンダイナムコなどを筆頭として、進んで反感を買うような対応が多く見られます。
それらに対して文句こそ言えど、何ら具体的なアクションを起こさない
日本ユーザーの姿勢も、どこか奴隷染みていて違和感を覚えますが。