連載:一週間(2014年7月27日~8月2日)を振り返るコラム的な何か 第104回:「俺の屍を越えてゆけ2」のレビューが一番見られてゲームブログとしてほっとした一週間

一週間を振り返るコラム的な何か
第104回:「俺の屍を越えてゆけ2」のレビューが一番見られてゲームブログとしてほっとした一週間

レビューをひたすら書き続ける仕事がしたいです

デジモンブームに乗れない自分

AZです。デジモンの新作が製作決定したとの話題ですが、大人になってしまった今は「デジモンが大人向けに進化したのだ!」と言い聞かせることにしました。

さて、2014年7月27日~8月2日までの間に一番見られた記事は、「「俺の屍を越えてゆけ2」のレビュー 作り手と前作プレイヤーの思惑が一致しなかったらしいけど善し悪しを自分なりに理解して楽しめたという話:ネタバレ有り」でした。かなりぶっちぎりで1位だったのを見ると、ゲームブログとしての面目は保ったと感じざるを得ません。他には、「「ドラゴンズドグマ クエスト」のサービス終了がiOS/Vita共に決定」なんかも見られていたようなので、そこらへんについて振り返っておこうかと思います。

荒れるのはわからんでもないがゲームを楽しもう?

「俺の屍を越えてゆけ2」が各所で評価を下げている中、“何を楽しんだのか”というのと“何が問題だったのか”という2つの点をポイントにレビューを書いてみました。内容に嘘偽りは一切なく、さりげなくDLCにもきちんと言及したつもりでおります。

現時点では、発売からそこそこに時間が経過したことから概ねの評価も出尽くした感はありますが、私にとって本作はレビューというモノについてよく考えさせられる一作になりました。すんごく簡単に言っちゃえば、ゲームをする人達が期待するのはゲームに対する没入感です。本作は、ストーリー面ではその期待を裏切り、システム面では問題がなかったと言える作品でしょう。とは言いながらも、荒れまくった経緯を見ていると、ストーリー面で期待していた人は多かったという事も感じられます。

一方で、作り手側が何を思ってそれを作ったのかというのも重要で、俺屍の続編はないと想定した上で書かれたのが枡田氏の「鬼切り夜鳥子〜百鬼夜行学園〜」であり、「夜鳥子」は切っても切り離せないモノだったりします。そのようなベースを知っているか否かで言えば、枡田氏はご本人を含めたある種「小説まで読んだ生粋のファン」のために作ったとも言えるわけですし、「ゲームしか知らない人」にとってはそりゃまぁ「夜鳥子」に感情移入が出来ないわけですから、没入感もへったくれもなくなるというオチになります。

私としては、そういった「知識の共有化」がなされなかったというのが一番の問題だったのかな? とも思える一作でした。本作は、何を楽しむかで大きく変化します。前作ファンにとっては世知辛い印象にもなり得ますが、プレイなさっている方々は自分なりの楽しみを上手く見出して欲しいモノですね。ついでに、今の「問題点」を理解したであろう枡田氏が作る続編というものには、そこそこな興味を持っていたりもするのです。

「とりあえずスマホで出せばどうにかなる」の時代はとっくに終わってた

カプコンが、海外向けに作ったのに何故だか日本で売れた“ドラゴンズドグマ”のスマートデバイス版“ドラゴンズドグマクエスト”なるゲームが、サービス終了宣言をしました。パズドラとコラボまでしたというに、正直これほど「見る目がない」と思った類はそうもありません。

スマートデバイス方面というのは、基本的にオリジナルタイトルが名を挙げやすいです。むしろ、大手ゲームメーカーでヒットしたスマートデバイスタイトルは、そう多くもない。その土壌にネームバリューだけでタイトルを持っていったところで、誰もついてくるわけがありません。そういった部分からして、カプコンは読み取れていなかったのだろうとも思えてならないタイトルでした。……ともなると、「ブレスオブファイア6」が延期された件は、そういった何かしらが影響しているような気がしないこともありません。

すでに、スマートデバイス方面の市場というのは、とにかくタイトルを出せばヒットするという時代でもなくなりました。一昔前は、ちょっと良いモノが出たら改善されたクローンが作られていくというコピータイトルが出回っていた印象もありますが、今はその山場を越えたといった感じにも思えます。いやまぁ、まだまだクローンっぽいものを見かける時もありますけど。

ともあれ、スマートデバイス市場は見事なくらいレッドオーシャンになり、そこからどうやって飛び抜けるかという勝負に変化しました。今後、カプコンがどのくらいスマートデバイス方面に力を入れるのかはわかりませんが、上手くやりくりしていって欲しい限りですね。

……とはいいながらも、とりあえず「イクシオンサーガ」はどうにかした方がよろしいかと思う所存で御座います。

しょぼーんさんとしゃきーんさんのゲーム座談会

しょぼーんさん:今週は、「俺の屍を越えてゆけ2」のレビューが一番みてもらえたよーってなお話です。

しゃきーんさん:ふむ。まぁ、ゲームブログとしては一番喜ばしい事だな。

しょぼーんさん:色々と荒れた一作だからね。だからこそ、丁寧に書いたら色々と膨れあがったレビューにもなっちゃったけど。すべてのゲームが必ずしも面白いとは限らんし、むしろ「クッソつまらんな」とか「飽きたです」と思うケースも多々あるけど、どうせ買ったのなら「面白かった!」なり「つまらなかった!」なりを叫べるくらいには”やりこむ”と説得力があっていいかなーと。……途中で飽きちゃったらどうしょもないけどネー。

しゃきーんさん:そういうのは、ゲームなり相性なりが悪かったとしか言いようがねーけどな。

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しょぼーんさん

しゃきーんさん

しょぼーんさん

しゃきーんさん

コメント (2)

名無しのゲーマーさん

俺屍2、ゲームとしての出来は悪く無いですからね。
カプコンはここ最近グダグダですね。
スマホ展開に関してはセガやスクエニは上手いことやっているのに・・・
まあドラゴンズドグマクエストはそもそも面白くなかったので、サービス終了は仕方ありませんね。

AZ@管理人

映画はストーリーやそれを演出する効果、CG等々を楽しむ総合的娯楽ですが、ゲームはジャンルによって何をメインに据えるかが変わりますからねぇ。
今のゲーム作りはどこに楽しみを見出そうとしている人が多いのか、という需要と捉えないと厳しいのかもしれません。
カプコンに関しては、最近はパッと冴えないところが多いですけど、今は我慢の時なのかなと。
何はともあれ、「ドラゴンズドグマクエスト」は“ドラゴンズドグマ”のネーミングで微妙なゲームを作ったというのが一番の問題ですけど。
しっかりと正統な「ドラゴンズドグマ」を作って欲しいモノですねぇ。(´・ω・`)

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