連載:気まぐれゲーム雑記 第571回:Xbox Oneはアーリーアクセスをとりあえず見守る姿勢な件
気まぐれゲーム雑記
第571回:Xbox Oneはアーリーアクセスをとりあえず見守る姿勢な件
最新ハードで取り上げるべき話題ではあります
落としどころが見つかるのかどうか
AZです。週末からの3連休で、自分の屍を越えていく所存であります。
ところで、最近早期アクセスことアーリーアクセスの動向をやたらとお伝えしておるわけですが、Xbox OneのインディープログラムID@XboxのディレクターChris Charla氏がアーリーアクセスについて言及しています。
デベロッパーからの要望はあったし、我々もデベロッパーの声に耳を傾けているが、現時点で発表することは何もないよ。
SteamのEarly Accessは、「アルファ版リリース」の名目で根本的に破綻したゲームまでもが溢れている状況が批判の的となっているが、仮にEarly AccessのようなサービスをXbox Oneに導入する場合、そうした問題はなんとしても避けたいとCharla氏。
~中略~
我々の目標は、優れたゲームにスポットライトが当たって良く売れる、合理的な市場を実現することなんだ。
[引用元:Choke Pointさん]
実現して欲しいですねぇ……。
そもそもに、なぜこれほどまでにアーリーアクセスが取り上げられるかと言えば、インディーデベロッパにとっては非常にありがたいものだからです。インディーデベロッパは、常に資金不足に悩まされており、それを補完するためのアーリーアクセスと言えます。とはいえ、先日も書いた通り諸問題を孕んでいる売り方ですし、Charla氏がいうとおりコンシューマにおいては批判が出るような事態を引き起こしては不味いでしょう。
アーリーアクセスもそうですが、SteamのGreenlightを含めたプレイヤーの需要を見極めるためのクラウドファンディングというのは、PC市場が最先端を突っ走っています。逆に、コンシューマやメーカーは対応が遅れていて、どこまでをどのように採用すべきか見極めている状況とも言えましょう。もちろん、それらの仕組みは早期に資金が回収できるという意味を考えれば、メーカーにとって嬉しくないわけがありません。
ですが、資金を直接出すのはプレイヤーです。資金が少ない事を理解できるインディーデベロッパは応援したくなる気持ちが発生せど、大手メーカー等々にその心理が適応できるかどうかは未知数とも言えます。……まぁ、大手で多数のIPを抱え込んでいる会社は、クラウドファンディングなり何なりしてみれば何がどの程度望まれているのかがハッキリと見えるとは思いますけど。
ちまたのゲーム好き達がゲームを買うのは、慈善事業じゃありません。面白い娯楽だと見込んで払うわけで、先行投資的な意味合いが強いアーリーアクセスがコンシューマで開始されるとなると、それはそれでまた一波乱ありそうな予感はさせてくれます。はてさて、上手い落としどころが見つかるのかどうか。今後の動向を生暖かく見守りたいですね。
しょぼーんさんとしゃきーんさんのゲーム座談会
:Xbox Oneはアーリーアクセスをとりあえず見守る姿勢らしいという話題です。
:ふむ。アーリーアクセスってそんなに話題か。
:PCゲームが浸透してない日本においては、からっきしわからんって人は多いだろうけどね。でも、実際わたくしが購入したアーリーアクセスタイトルは、1年経っても完成していないゲームが多数あるよ。インディーだからしょうがないというのもあるかもしんないけど。……まぁ完成品が求められるコンシューマで、問題が起きそうなところにタッチしなくとも良いと思うのです。
:とはいえど、メーカー次第にも感じられるけどな。何はともあれ、良い落としどころがあればそれでよし。ないならないで、別の道を模索して欲しいもんだわ。
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