連載:気まぐれゲーム雑記 第561回:今後のEAは時代の流れに逆らわないようにしていくそうです

気まぐれゲーム雑記
第561回:今後のEAは時代の流れに逆らわないようにしていくそうです

EAらしいといえばらしい。

EA以外の大手もその流れを鮮明にするのかどうか

AZです。もののけ姫を見ていると、ジブリアニメでの切断シーンはOKでゲームはダメという不思議はなかなかに闇が深そうです。

ところで、EAの最高執行責任者であるPeter Moore氏が、基本プレイ無料の普及などでビジネスモデルが変化している現状を、黄金時代の到来と見なしているという話題がでております。

Peter Moore:
ゲーミングの黄金時代が到来しつつあると考えている。いつでもどこでも、どんな価格帯でも、自分のスケジュールに合わせてゲームを楽しむことができる。そうしたゲーム体験を提供することが我が社の仕事だ。大作フランチャイズでは、全てを結びつける。

試練はというと、ゲーミングが成長するにつれ、居心地の悪さを感じるコア層がいるという点だ。

フラストレーションを感じることはないが、時代が違うんだから仕方が無いだろうという気持ちになることもある。時代が変われば、ビジネス・モデルも変化するものだ。消費者層も変化するし、彼らは異なる期待を抱いている。そういった層を謳歌するか無視するかは自由だが、我々EAは謳歌する方を選んだということだ。

~中略~

基本プレー無料や小額課金を導入したゲームが存在するという事実を嫌うコア層の気持ちは理解できる。

必ずしも好きになる必要はないんだ。それが結論だろう。

[引用元:Choke Pointさん]

間違いじゃない結論ですね。

間違いじゃない、というよりもそう結論付けるほかないというところでしょう。誰にだって好みの違い、面白さの違いは存在しています。面白さを強要する事ほど恐ろしいこともありませんし、消費する側としてはただただ面白さを享受すれば良いとも思うわけです。まぁ、もちろんゲームなのですから、ゲームとしての面白さは追求されて然るべきですが。

EAは、最近ゲームの作り方をよりプレイヤー寄りにし、ユーザーフレンドリーな対応を取るようになりました。Originでもゲームを無料で配るなど、より一層取り込む姿勢が窺えます。似た様な大手であるUBIも、何となくそのうちこういった路線に走るのでは? とも思えてしまいますが、そこらへんは大手が時代の流れ、というよりも消費者の動向に逆らわない、という姿勢である事が見え隠れするわけです。

ちなみに、Peter Moore氏はゲーム業界を音楽業界に例えて、

我々ゲーム業界は、変化を謳歌しなければならない。音楽業界の二の舞だけは避けなければならないんだ。音楽業界は、「知ったことか、16.99ドルでCDを買え、14曲中好きな曲は2曲程度だが、それでもCDを買うんだ」という態度を取った。そしてShawn Fanning氏がコードを書いて、Napsterが出現し、消費者が支配権を握ったというわけだ。

商売としての音楽作りは、もう成り立たなくなっているんだ。コンサートや物販といったものにビジネス・モデルが移行している。コアなグループを除けば、音楽を売って金儲けする時代ではなくなっているんだよ。

[引用元:Choke Pointさん]

と表現しています。言い方は乱暴ですが、こちらも言わんとしたい事は確かに伝わります。アルバムCDは定価のゲームに置き換えられますし、1,2曲程度というのはF2Pやスマートデバイスのゲームに例えられるという事でしょう。日本でも音楽業界はCDが売れないといった話題を時折目にしますが、ゲームでもそうならばF2Pやらスマートデバイスに注力するメーカーが多くなるのは自然の道理です。だからといって、コントローラでプレイするゲームからタッチパネルのゲームまで、どのゲームも根本的に面白くないと始まらないのは変わらない事でもありますが。

ともあれ、大手メーカーはどの消費者もターゲットにできるよう方針転換をしており、そこらへんでF2Pやスマホといった新しい市場が大きく動いているのが現状となっています。私からすれば、確かに一番思い入れがあるのはコントローラでできるゲームに違いはありませんが、スマホであれ何であれゲームはゲームである事に間違いもありません。どのメーカー様方にも、より一層面白いゲームが話題になるように頑張って頂きたく思う所存で御座います。

しょぼーんさんとしゃきーんさんのゲーム座談会

しょぼーんさん:EAが、時代の流れに逆らわないように色んなゲーム作ってくと申しております。

しゃきーんさん:まぁ、EAだな。

しょぼーんさん:わたくしとしては、スマホだろうが何だろうが、ゲームの面白ささえ謳歌出来れば良いとも思っておりますけどね。でもまぁ、コントローラでプレイするゲームが一番好きってのはあるから、極力その方面でより愉快なモノがでてくるのを期待したいっつーのはあるけど。……どこに期待して良いのかは何とも言いがたいけどネー。

しゃきーんさん:期待しすぎない程度に、生暖かく見守るってスタンスが一番賢明ではあるのだろうよ。今も昔も、面白さを求めてゲームを買うってのは博打だとも思うしな。

連載:気まぐれゲーム雑記 第561回:今後のEAは時代の流れに逆らわないようにしていくそうですに関するしょぼーんさんとしゃきーんさんのゲーム座談会

しょぼーんさん

しゃきーんさん

しょぼーんさん

しゃきーんさん

コメント (2)

名無しのゲーマーさん

日本でゲームは子供のおもちゃ扱いですからね。レーティングあっても子供向けに年齢制限のゲーム出すこと自体けしからんってなってそう。
ジブリはまあアニメですしね。観るだけのものとゲームとはいえ自分の遺志で操作するものは同列にはならないんじゃないかな?

AZ@管理人

自分の意思をもって介入するのがゲームではありますが、意思の問題となるとゲームにおけるムービーシーンやら海外と日本の違いというのは、なんともややこしそうなところです。
明確な基準がわからないからこそ、感情論や感覚的なちょっとあやふやとした議論になりやすい話題なのでしょうね。(´・ω・`)

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