連載:気まぐれゲーム雑記 第526回:ソニー平井CEO「PS4は、収益面においても既にハードウエア単体で利益を計上」
気まぐれゲーム雑記
第526回:ソニー平井CEO「PS4は、収益面においても既にハードウエア単体で利益を計上」
日本市場が辿る道はどうなるでしょう?
各メーカーに期待する他ありません
AZです。山の日がお盆だろうと1日祝日が増えるのは良い事だと思います。
ところで、ソニーの平井社長による2014年度経営方針説明会のスピーチ内容で、PS4について語っているところがあったのでご紹介です。
PS4は、2013年11月の北米での発売開始から5か月間で、72の国と地域に導入され、4月6日時点で累計700万台の実売を達成しました。このように、垂直立ち上げには成功しましたが、今後、普及率をいかに堅調に伸ばしていくかがプラットフォームの成否の鍵を握っています。PS4専用ソフトウェアにつきましては、4月13日時点で47タイトルのゲームが発売されており、販売店様およびネットワーク経由におけるPlayStation Storeでの累計実売本数もすでに2050万本を超えております。
~中略~
PS4は、収益面においても既にハードウエア単体で利益を計上しており、従来のプラットフォームのビジネスとは異なる、事業体質を実現しています。
[引用元:ソニー2014年度経営方針説明会(PDF)]
ゲーム事業は好調っぷりをアピールしておりますね。
ポイントは、「PS4は、収益面においても既にハードウエア単体で利益を計上しており、従来のプラットフォームのビジネスとは異なる」という点でしょうか。これはハードウェア単体なら利益が出せると言い換えているわけで、逆ざやで発売しながらもジワジワと普及させていった過去のハード達とは一味違うという事をアピールしている事になります。今後もジワジワと普及していく事が予想されます。
じゃあ日本はどうなんだ? ともなれば、まだ始まっていないというのが現状です。この問題はどこにあるかと言えば単純明快で、日本向けタイトルが少ないからの一点でしょう。つまり、この問題は言語によるリージョン(地域)で区切る事ができます。英語圏のリージョンならば、PS4は盛りあがっているハードと位置付けられますが、日本語圏は日本にしかありません。そりゃまぁ、日本向けのゲームが少ないなら始まらないというのも仕方なき話になりましょうか。
そんなPS4を含めた据え置き機の今後を妄想してみますと、思いついたのは2つ。まず1つは、最終的に大手メーカーが据え置き機に突撃せざるを得ない情勢になっていくというモノ。これは、3DSやVitaの海外普及は決して良い状況とは言えない事に起因しています。バンナムや角川のように自社のIPが腐るほどあり日本だけで稼ぎ口を見出せる大手メーカーならまだしも、他の大手は海外市場である程度の結果を残さない事には企業を支えられなくなる可能性があります。
もう1つは、市場は縮小するけど日本は独自の市場を形成するというモノです。すでに先ほどもちょっと書きましたが、リージョンの概念というのは凄く重要で、特に日本のゲーム市場においては情報がリージョンにより区切られているというのが最大のポイントでもあります。海外と日本では文化的な違い、概念の違いなど様々な要素が絡む事になりますが、日本市場がガラパゴスと呼ばれて久しいわけですし、可能性は否定しがたいような気がしないこともありません。
もっと考えればそれなりのパターンも出てくるでしょうが、当方ただのゲーム好きですし予想屋でもないのでこの辺にしておくとしまして。とりあえず、PS4は海外では結果を出せていますので、事業としては粛々と続いていくでしょう。あとは、日本市場でどういった結果を出すことになるのかにスポットが当たります。大手メーカー様におかれましては、より話題になり楽しめるようなタイトルを作っていって欲しいと願わずにはいられませんね。
しょぼーんさんとしゃきーんさんのゲーム座談会
:ソニーの決算説明会の資料があったんだけど、PS4は黒字で安定してるよ! といっていたので、あとは日本のメーカーが何を出してくるか次第なのだなぁとも思ったわけです。
:一気に引っ張るモノは何になるのかねぇ?
:メジャーなところで言えばFFやらキングダムハーツやらだろうけど。それらは当面出て来ないだろうし、発売から1年でどれだけ充実させる事ができるかという雰囲気にはなりそうです。……日本だからこそ作れるという一作が出てきてくれるのを願いたいものですなぁ。
:まぁ、ノンビリと待つのが一番だろうよ。スマホから家庭用機、PCまで入れればゲームはごまんとあるわけだしな。
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