連載:気まぐれゲーム雑記 第430回:クラウドを利用したストリーミングサービスは、とりあえず生暖かい目で見守ると良い

気まぐれゲーム雑記
第430回:クラウドを利用したストリーミングサービスは、とりあえず生暖かい目で見守ると良い

要は、期待しすぎない程度に期待しようぜ! ってことなわけで。

全容がわからん事には何とも度し難い

風邪が完治に向かっていると言う事で油断したAZです。……ぶり返して、喉が痛くなりました……。

さて、日本はそっちのけで話題になっている気がしないこともない「PlayStation Now」について、現時点で出ている意見などをまとめて紹介した記事が公開されました。

ゲーム業界はクラウドをどう受け入れる? 注目の「PlayStation Now」(クラウドWatchさん)

そこそこ意見は出ていますが、気になるポイントを一個ずつピックアップしてみましょう。まずは、ゲーム販売の在り方が変わる可能性についての言及。

「ちゃんと動き、価格が適性ならば、(PlayStation Now)サービスはPlayStationゲームの利用を新しいユーザーに拡大できるだろう。また、GameStopなどの小売店にとって終焉を告げる予兆になる」とデジタル版Timeは記している。またアナリストのDavid Schnick氏は「PlayStation Nowのように手軽に入手できるサービスは、小売店の売り上げに影響を与える」とAPにコメントしている。

[引用元:クラウドWatchさん]

これは、DL版が普及したら……という未来図でもあり、そういう未来像を描いている人も少なくはないでしょう。特に、Steamあたりを多用している人にとっては、よりわかりやすい話かもしれません。元よりXbox Oneもその未来を目指したはずだったのですが、余りにもアピールの方向性を間違えていたり何だったりとポリシーを変更してしまい、実に勿体ない一件ではありました。

しかして、クラウドゲーミングはOnLiveがすでに失敗した例を挙げ、懐疑論がある事も取り上げています。

Business Weekによると、ソニーはクラウド型ゲームの技術的問題の克服には成功しているという。だが、これに対し、「あらゆる種類の技術的問題を解決しなければならないはずだ」「98%では不十分で、100%きちんと動かなければならない」とGartnerのアナリスト、Brian Blau氏は懐疑的だ。

[引用元:クラウドWatchさん]

それはもう懐疑的にもなるでしょう。クラウドゲーミングはどれだけ技術的な問題がクリアされているのか、さっぱりわからない代物です。「PlayStation Now」もフタを開けて見るまではわからず、CES2014でプレイできたデモは「サーバはデモと同じ会場内に設置されていた」とEngadgetは紹介しています。

デモで遊べたのは、それほど入力タイミングや画面への反応が厳しくない場面でしたが、それでもかなり快適だったため、今回のデモではどこにサーバ (PS3)を置いているのか、いずれサービスが開始した時には、どの程度のネットワーク環境(サーバからの距離) があればこのレベルで楽しめるのか、とスタッフに尋ねてみました。

最初の回答は「あくまでデモなので、今回はサーバの場所についてはお話しません」。それでもしつこく各所にあたってみたところ、今回のデモでは、サーバはデモと同じ会場内に設置されていたとの回答を得ました。

[引用元:Engadgetさん]

クラウドでのストリーミングサービスを行う上では、ネットワーク環境やサーバからのレスポンスは最重要なところでしょう。まぁ、だからこそベータテストを行うわけでもありますし、現実的にプレイ可能なラインナップがどうなるのかを多くの人は見守る事になったわけですが。そのテストの結果次第で、「PlayStation Now」の行く末が決まるといっても過言ではありません。

クラウドゲーミングの技術次第では、

PS4やXbox Oneは実質的に“最後のゲーム専用ハードウェア”となり、ゲーム業界はインターネット対応のさまざまな端末の上に、居場所を求めることになると予想する業界関係者もいるという。

[引用元:クラウドWatchさん]

ともあるように、ハードウェア的な問題はクリアされ、今後はサービスの問題になっていくという見方もあります。正直、まだその領域に到達するには早いとも感じていますが、昨今の技術革新のハイペース具合を見るに、クラウドゲーミングの技術やハードウェアのスペック向上次第ではそういった未来像を描く人も少なくはないでしょう。

現時点でハッキリと言える事は、現時点で未来を見るのも良いですが現実的に技術がどれくらい追いついているのか、という面で見るのが一番だという事です。すでに、遅延などがどれくらいあるのか不安視している声が出ているのも確かではありますので、「PlayStation Now」がどういった結果を出すのか、生暖かく見守っていきたいモノですね。

……いやまぁ日本は後回しかもしれませんけど。

しょぼーんさんとしゃきーんさんのゲーム座談会

しょぼーんさん:ゲーム業界は最終的にストリーミングサービス合戦になるような雰囲気を出してるけど、まぁ実際どれくらい技術レベルが到達しているのかもわからんわけだし、ノンビリと出てくるのをまとうぜ? ってお話でした。

しゃきーんさん:度々出てくるが、流石にまだ完全移行ってわけにもいかんよな。

しょぼーんさん:各家庭における回線速度の問題もあるだろうしね。まぁ、とりあえず「PlayStation Now」はソニーの一つの答えを提示してくれるだろうから、日本からもしっかりと見守りましょうという事です。……日本に来るのは案外遅そうな気もするけどネー。

しゃきーんさん:ともあれ、PS4が発売されない事には日本じゃ始まりづらいかもしれんしな……。

連載:気まぐれゲーム雑記 第430回:クラウドを利用したストリーミングサービスは、とりあえず生暖かい目で見守ると良いに関するしょぼーんさんとしゃきーんさんのゲーム座談会

しょぼーんさん

しゃきーんさん

しょぼーんさん

しゃきーんさん

コメント (2)

名無しのゲーマーさん

http://ps3dominater.com/blog-entry-3453.html
ソニーブース内では、PS Now対応BRAVIAとVitaで、実際にゲームをプレイすることができた。「ローカルに作ったデモ環境ではなく、実際のサービスと同じもの」(ソニー担当者)でのものだという。

AZ@管理人

デモがローカルだろうとそうじゃなかろうと、結局のところ見守っていればその答えは出てくるので、ノンビリ見守るべきであるというのが私の意見です。
良いサービスになる事を期待したいですね。(`・ω・´)

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