連載:Starboundのファーストインプレッション SFだからといって敬遠したらもったいなさ過ぎる、テラリアンのためのSFテラリアこと「Starbound」はやっぱり時間泥棒

Starboundのファーストインプレッション
SFだからといって敬遠したらもったいなさ過ぎる、テラリアンのためのSFテラリアこと「Starbound」は時間泥棒

やっておかないと損をします。

日本のテラリア好きはやっておきましょう

最近「マストです」などという物言いを目にした友人が、日本人なら日本語使えという返しについ納得したAZです。強調したい言葉の意味がわからなければ、何も意味はないと痛感しました。

そんな日本語とは全く無縁でゲームではありますが、SFテラリアこと「StarBound」が結構納得できるところまでいけたので、ファーストインプレッションを記しておこうと思う次第です。ちなみに、現時点(2013/12/10)でStarboundはベータとなっています。

Starbound イメージ

SFテラリアは、ゲームとして整合性を取ったテラリアだった

「Starbound」は、テラリアを開発したスタッフ達が新たに立ち上げたChucklefishによって開発されている2Dサンドボックス型のゲームです。まぁややこしい事は抜きにして、要するにSF版テラリアだという言葉が一番マッチするタイトルに仕上がっています。どんな家を作るも自由で、創造力次第で無限に広がるのは相変わらずです。作れるアイテムは最初のうちは少なめですが、商人からレシピを買ったり、チュートリアルのボス的存在なペンギンUFOを倒して作れるモノを作ると少し増えていきます。しかし、テラリアよりも面白いアイテムがある印象ですし、製品版になる頃にはもっとアイテムが実装されていくのは間違いありません。

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テントもあります

本作は、SFという事で自分の宇宙船で惑星を探索しながら開拓していくというゲームになっています。テラリアとの違いが結構多いので、列挙してみましょう。

  • 種族が選べる
  • クエストがある
  • 掘れるマスの大きさ
  • 空腹度の概念
  • 体温の概念
  • 各惑星は特徴がある
  • NPCが多い
  • アイテムを3Dスキャンし、pixel(お金と思って良い)でアイテムを生成出来るようになる
  • 両手持ちの物と片手持ちの物にわかれている

ざっとこんなところでしょうか。他にも要素はありますが、止まらなくなるので大体上記のポイントを紹介していきます。

現時点だと、6種類の種族からキャラクターを作る事が可能になっています。種類は、人間から鳥人間、ロボットまで好きなものを選べます。将来的にそれぞれ特性が実装される(されているかがちょっと確認できませんでした)ようで、差別化が図られるようです。基本的にテラリアよりもちょっと等身が大きくなっていますし、動きも若干なめらかさを感じます。慣れてくれば、テラリアよりしっくり来るモノがあるでしょう。

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鳥人間さん

また、クエストも一つの特徴になっています。ベータですので、チュートリアルのようにクエストが導入されていますが、それを目標にあれやこれやと試行錯誤しながらプレイしていくのは、実に上手い作りです。テラリアのように投げっぱなしジャーマン的ではないところに一抹の好感度を覚えるところです。

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クエストクリアすると、報酬が貰える

定番のピッケルや斧で掘り進める事となりますが、今回ピッケルには耐久度があります。銅のピッケルなら銅の鉱石で修復する事が可能になっていますので、アイテム管理がより重要になるでしょう。また、掘れるマス目が9マスに増えています。貧弱なピッケルだと中々掘れませんが、金のピッケルになる頃には結構な勢いで掘れるようになるので、それもまたテラリアらしい楽しみの一つになっています。ついでに、1マスだけ彫りたい場合はShiftを押しながら掘ります。

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ピッケルで壁を叩くとひび割れが入る

惑星開拓が主軸ということもあってか、今回はクワで地面を掘り植物を育てる事が可能です。空腹度が実装されていますので、物を食べないといつか死んでしまいます。正直、私にも空腹度は邪魔くさいと思っていた頃がありました……。しかし、思いのほか畑らしい物ができあがってくると、中々様になっていて良い。開拓している気分にも慣れますし、これがまた結構退屈じゃなくなってくる不思議を感じられました。

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小麦畑

さらに、惑星探索もメインの要素の一つですが、夜になったり雨が降ったりすると、体温が下がってきます。体温が下がりきると一気にダメージを受けて死んでしまいますが、たいまつやキャンプファイヤーで暖を取ると回復していくのも結構良い要素です。しかし、テラリアと違いベットで寝るという行為はセーブではなく、体力回復の手段しか持ちません。夜寝ている時に近くにたいまつなどがないと体温は下がりますので注意が必要となります。

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下の赤いバーが体温ゲージで、左の緑矢印が減っているという事

このゲームは、テラリアでいうワールドが各惑星に該当します。各惑星を宇宙船で移動しながら、その惑星の中を探索する事ができ、惑星の数は膨大に存在しています。各惑星にはレベルが存在しますので、自分に丁度良いところを探すも良し、適当にランダムで突撃するも良しです。各惑星ごとの楽しみを提供してくれるでしょう。

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マイスペースシャトル的な何かで違う惑星へGO

各惑星には、NPCがいたり街があったりします。NPCは、平和的に話しかけてくるヤツから商人、襲ってくるヤツまで様々です。また、NPCからアイテムを買ったり、家を破壊したりして作れないモノを宇宙船に持ち帰り、3Dスキャンするとアイテムがpixel(お金のようなもの)で作れるようになります。NPCでも立派な家を建てているところもありますので、そういうのを参考にしながら自宅を作っていくのもまた楽しみの一つです。あ、ちなみに街中のNPCは攻撃が可能で、武器を手に持っていると怒られるので注意しましょう。

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ロボットの村で見つけた宿屋さん

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どうみても襲って来そうなNPCと罠部屋(この後、家のパーツごと美味しくいただきました)

テラリアでは各武器やアイテムを1つずつしか持てませんでしたが、Starboundは片手で扱えるものと両手で扱えるものにわかれています。ですので、片手に懐中電灯、片手に武器などの二刀流などが可能になっています。武器は、ハンティング用と通常用にわかれていて、ハンティング用は肉を落としやすくなる特徴を持っていますので、通常武器で攻撃してトドメはハンティング用、などと言う使い分けも可能になります。

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片手に武器を持ちながら、懐中電灯で先を見渡す

Starboundは、テラリアをベースに宇宙船と惑星を使う事でテラリアにあったワールドの整合性を取りながら、より違和感なくやれる要素を増やした作品となっています。正直、SF感はそこまでないでしょう。一部のアイテムには確かにSFを感じるものもありますが、テラリアも武器はそんな感じでしたし、2Dながらに何かを作り出せる根本的な面白さはまるで変化する事なく、テラリア好きなテラリアン達にとっては間違いなく時間泥棒です。忙しい合間にちょっとだけ……なんていうのは全くオススメできません。素敵なくらい、ポンポンと時間を奪い去ってくれます。

まだまだベータが始まったばかりではありますが、まだ紹介しきれていないペンギンUFOやレシピ、スロットなど多くの要素があります。今後どんどんアップデートされていく代物ではありますが、PC版テラリアを楽しめた人になら間違いなくStarboundは楽しめる一品でしょう。いつか出る製品版を心の底から期待させてもらいたいですね!

しょぼーんさんとしゃきーんさんのゲーム座談会

しょぼーんさん:Starboundが、ベータだけどテラリアの如くクリエイティブ脳がダダ漏れの良い作品になりそうというファーストインプレッションでした。

しゃきーんさん:随分と期待してんなぁ。

しょぼーんさん:それだけの価値はありそうな予感がするわけですよ。かなり良く出来ていると思うし、テラリア好きな人は一度やってみて欲しい。ベータだからそこまでやれることも多くないけど、それでも十分クリエイティブな事で楽しめると思うよ。……PCゲーだから、やる人がそこまで多いか分からんけどネー。

しゃきーんさん:PCゲーの操作に慣れてないとちょっとアレなところはあるが、テラリアから根本的にやれることを増やした感じのゲームだしな。ベータでも構わんというのを踏まえられる人は、是非触ってほしいものだ。

連載:Starboundのファーストインプレッション SFだからといって敬遠したらもったいなさ過ぎる、テラリアンのためのSFテラリアこと「Starbound」はやっぱり時間泥棒に関するしょぼーんさんとしゃきーんさんのゲーム座談会

しょぼーんさん

しゃきーんさん

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