連載:気まぐれゲーム雑記 第373回:スクエニが独自のクラウドゲーム技術「Project FLARE」を発表、自社でサービス展開をしていくのです?

気まぐれゲーム雑記
第373回:スクエニが独自のクラウドゲーム技術「Project FLARE」を発表、自社でサービス展開をしていくのです?

これ、他社が集まるんですかね?

実に珍しい動き

湖池屋から発売されているスコーンのゴーゴーカレー味をネタとして食したAZです。なんというか、濃いカレーです。

ところで、新生FF14の売れ行きが絶好調で業績予想を上方修正したスクエニが、自社独自のクラウドゲーミング技術「Project FLARE」を発表しました。

株式会社スクウェア・エニックス・ホールディングス(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:松田 洋祐)は、「Project FLARE」(プロジェクト・フレア)の発表をいたしました。本プロジェクトは、クラウドゲームにおける技術的ブレイクスルーであり、新しいゲーム体験の創出に貢献できると確信しています。当社は、本プロジェクトに関して、既に仏大手ゲームソフトメーカー、ユービーアイソフト社等と協力し、今後は、さらに多くの先進的なゲーム開発者やビジネスパートナーとの提携、協力を推進してまいります。

[引用元:スクウェア・エニックス ホールディングスさん]

これだけの文章じゃさっぱりはてなですが、4Gamerさんが既存のクラウドゲームサービスとの違いは現時点じゃ余り分からないとしつつも、上手く要点をまとめてくれています。

資料や公開されたデモムービーを見る限り,既存のクラウドゲームサービスと比べて,サーバー側のCPUやGPU構成が柔軟に設定できて,数多くのユーザーを収容できるほか,CPUとGPUの効率的な利用を可能とすることを目標としている。また,「Real-time Hollywood-Quality Animation and Physics」(ハリウッド品質のアニメーションや物理シミュレーションをリアルタイムで)というフレーズもあり,サーバー側の強力なハードウェアリソースを生かして,既存のPCやゲーム機を超える高度なビジュアル表現を可能にすることも想定されているようだ。

[引用元:4Gamer.netさん]

何となくスケールが大きいような気がしないこともないのですが、イマイチよくわからないというのもまた同意できる話です……。

要するに、スクエニが他のクラウドサービスとは違うオリジナルのクラウドゲームプラットフォームを作っているからよろしくね! という発表をしたわけです。今後は、どれだけそのクラウドサービスに乗る会社が出てくるか、という話にもなっていく……かどうかが注目どころでしょうか? 正直、動画はでているものの、その凄さがイマイチ見えて来ないのですよね……。

このようなクラウドゲーミングのサービスを展開していく場合、元締めになって配信できるゲームが集まれば、より大きな収益になるでしょう。クラウドゲーミングで、スクエニがその方向性を打ち出してくるとは少々予想外でした。

また、「Project FLARE」公式サイトでは和田洋一氏が、

ここ数年も、これまでと変わらず市場は成長しましたが、専ら、F2Pを嚆矢とするビジネスモデルのイノベーション(お客様が価格を決める)が牽引していたと理解しています。この画期的なビジネスモデルは、地域、端末、顧客層、全てにおいて未だ浸透余地があるため、今後も産業拡大の推進役であり続けるでしょう。

[引用元:Project FLARE公式サイトさん]

といったように、今後もF2Pが市場を牽引していくニュアンスで語っています。そして、その間に入るのがクラウドゲームであるという事のようです。

ですが、やはりスクエニ単体でやるには難しいようで、すでに協力関係にあるUBI以外にも呼びかける形を取っています。

しかしながら、歴史の大きな転換のためには、我々だけでは力が足りません。
このビジョンに賛同いただける方、共に未来を切り拓こうではありませんか。
皆様方とのコラボレーションを心から楽しみにしています。

[引用元:Project FLARE公式サイトさん]

自社だけでやる限界というのは、EAのOriginとValveのSteamを見ているとよくわかります。それだけに、他の協力するメーカーがどれくらい出てくるかが勝負どころにもなりそうです。

ドラクエのスマートデバイス展開など色々な道を模索しているスクエニですが、果たしてこのクラウドゲーム技術は今後注目されていく事になるでしょうか? 日本でも展開があるとするなら、どういったものになるのかを生暖かく見守りたいですね。

しょぼーんさんとしゃきーんさんのゲーム座談会

しょぼーんさん:スクエニがクラウドゲーミング技術を発表したぞーってなお話です。

しゃきーんさん:要するに、その技術をもってして元締めになろうって話なのかね?

しょぼーんさん:イマイチわからんのだけど、とにかくクラウドゲーミング技術をえんやこらこしらえているから、クラウドゲーミングに乗っかりたい人はうちとやらないかい? って感じみたい。要は、Valveがゲームを作りながらもSteamを作ったってのと似たような状況かなぁと。……上手くいくかどうかはさっぱりだけどネー。

しゃきーんさん:せめて上手くいくように祈っとけよ……。

連載:気まぐれゲーム雑記 第373回:スクエニが独自のクラウドゲーム技術「Project FLARE」を発表、自社でサービス展開をしていくのです?に関するしょぼーんさんとしゃきーんさんのゲーム座談会

しょぼーんさん

しゃきーんさん

しょぼーんさん

しゃきーんさん

記事にコメントを書く