気まぐれゲーム雑記
第367回：FFシリーズは欧米開発の可能性があると聞いて思う事

不安の方が強い気がしてなりませんけど。

何はともあれやってみるの精神で済むのかどうか

AZです。急に寒くなってきて、体調がついていきません。

さて、何やら欧米の開発元にFFシリーズを任せる可能性があるかもしれない、といったニュースが話題になっています。

スクエア・エニックスのディレクター阿部 雄二氏と鳥山 求氏がOXMの取材に応じ、欧米のデベロッパーに『Final Fantasy』シリーズを任せる可能性に言及。現時点でその予定は一切ないものの、可能性があることは認めている。

［引用元：Choke Pointさん］

前持って理解しておきたいのは、現時点ではそんな予定はないというところです。それを踏まえつつ、話を進めていきます。

まず、日本のゲーム大好きっ子達から見て、このニュースを快く思う人は余りないでしょう。少なくとも、日本生まれのタイトルが、海外開発の手で何とも言えない結果を生み出してくれた案件を、これまでにそこそこ見てきました。「デビルメイクライ」とか「トロイ無双」とか「ロストプラネット」などなど。まぁ、良い結果が出ているとは言いがたいラインナップです。

しかして、

鳥山 求: そういった枠組み内であれば、毛色の異なる開発チームも上手く行くかもしれない。適切な人材がいれば、最終的に非常に興味深い作品が生まれるかもしれないね。

［引用元：Choke Pointさん］

とも述べられているわけですが、とりあえず機会があれば試して見るかも？　といったニュアンスにも受け取れてしまい、そりゃたしかに「最終的に非常に興味深い作品が生まれる」のは間違いないとも思うわけです。もちろん、良い意味でも悪い意味でもです。

あくまでもFFシリーズということで、海外開発ならナンバリングじゃないとか、そういったラインがオチの付け所でしょうか。確かデビルメイクライの時も、そんな感じだった様な気がしないこともありません。ファンの心理とは、実に難しいものなのです。

海外に開発を任せるな、と言いたいわけじゃありません。適材適所です。じゃあFFはと言えば、日本人が作り上げたファンタジーの世界観を日本らしいテイストでやったら、世界的にもヒットしたという流れがあります。いやまぁ、毎回シリーズで印象が異なりますので、一概にそれが全てかと言われればそんなこともないんですけど……。そこらへんが海外に任せる可能性があるというところへと繋がるのかもしれません。

あの手この手で、新しい風を呼び込みたい！　という思惑はわからないでもないです。しかし、中々の博打になりそうだというのは多くの人が思うところではないでしょうか。現在スクエニは、ドラクエシリーズをスマホに移植したりタブレット展開したりと、伝統的なものを時代の変化に対応しようと試みている様子は窺えます。今までのゲームプレイヤーがその変化に対応できるかどうかはわかりませんが、より多くの人が納得できるようなやり方をしていった方が堅実な結果に繋がるのではなかろうか、と思えてならない一件でした。