一週間を振り返るコラム的な何か
第59回：ジョジョ、新生FF14、PSO2らが色々とアレだった一週間

黒煙がモクモクとあがっております。

どこになるのやら、オリンピック

オリンピック招致に注目が集まっている昨今、ゲームをこよなく愛する皆様はいかがお過ごしでしょうか。
私AZといえばオリンピックはさておいて、自分の生活でいっぱいいっぱいです。いっぱいいっぱいでもゲームをする事とブログを書くことはやめる予定がないので、端からみたらいっぱいいっぱい感があるようには見られない、というのが実に残念でなりません。……何か書く仕事もしてみたいものです……。

そんなやりたいことだらけの管理人はほおっておいて、今週このブログで一番見られた記事は「メーカーとメディアとユーザーの関係って？」でした。それなりに良い話題は提供できたようです。あと、個人的には新生FF14とPSO2が色々とアレな感じにも思えましたので、そういった話題を振り返ろうかと思う次第です。

言いたい事と言えない事がある社会

「メーカーとメディアとユーザーの関係って？」は、ジョジョASBのアマゾンが炎上した事に対して、エキサイトレビューは切り込んだ内容を書き、クロスレビューでゲーム情報を提示できず満点を付けたファミ通は誰のために書いてるんでしょう？　と問題提起した記事です。
まぁ、レビュー自体本来はそのレビュー対象がどういった価値を持つのかを主観で書くというニュアンスなわけですが、やはり個人と企業とではポジションが違うという事でしょう。

情報を取り扱う業界では、メーカーとメディアのパワーバランスが取れていない業界が多々あります。ゲーム業界もそういった面がなきにしもあらず、でしょうか。大人の難しい事情が何となく垣間見えたりもします。……私に限らず、それなりに社会経験があるなら「言える範囲と言えない範囲」があるというのは何となくわかってもらいたいところです。だからといって、ジョジョASBとファミ通のやり方が正しかったとは言えないのは、炎上したことで明らかだったわけですが。

情報は、誰に向けて何を提示するかが最大のポイントです。多くの人が欲しがるであろう情報を提示する必要性があり、逆にそれを言わないとろくなことがない、というのがジョジョASBで起きた事でしょう。言うべき事と言わなくても良い事は、誰に取って有益なのか、誰が不利益を被るのかで判断していくしかないのです。

個人的にこの問題は、メーカーやメディア、ユーザーの3者が互いに信用できるような関係になれば、娯楽産業として今より良い方向へ進むのでは？　という思いがないこともありません。……ま、青臭い意見で、それが出来るならもうやっているでしょうけど……。

新生FF14とPSO2のMMO勢が色々と問題に

まずは、新生FF14から。
長期メンテナンスからのログイン祭り解消には至りませんでした。週明けにもどういう手順で今後拡張していくかが発表される事になっていますが、流石に2週間はちょっと長いです。未だマトモにできない人や、すでに見切りを付けたという人も見かけるだけに、本当に勿体ないと思えてしまいます。そういった人達へのフォローを忘れずに素早い対応が求められています。

また、PSO2はPC版がアップデートでHDDの中身の関係ないデータを削除してしまう不具合をしでかしました。これはもうクリティカルな不具合です。すでに補償や対応に追われる事となりましたが、多くのユーザーが不安に思った事は間違いないでしょう。これまで運営や開発は、それなりに上手くユーザーとコミュニティを形成してきたようにも思えますが、酒井プロデューサーが言うとおり信用を失った、という表現がベストになってしまいました。

これら2つは、現在日本のMMOでユーザー数が多いものの2タイトル（あとはドラクエ10などでしょうか）となるわけですが、共通して勿体ないという印象です。まぁ、新生FF14の場合は旧FF14がアレすぎて予算なり予測なりが上手く行かなかったのかなぁ？　というのは妄想できますが、PSO2は1年も運営と開発が続いた結果としてこういう事になったのは残念の極みと言えます。

双方共に、どうやって立て直していくかがポイントになります。新生FF14はより良いプレイ環境を整えつつ、ワールド移動までの道筋をどうするのか待たれますし、PSO2は信用をどう取り戻すのかが今後の課題でしょう。こういった問題はスピードが命です。慎重かつ失敗がないように極力急いでケアをしていってほしいものですね。