連載:気まぐれゲーム雑記 第257回:ゲームプレイ動画は今後広がりを見せるかどうか、と言う話題

気まぐれゲーム雑記
第257回:ゲームプレイ動画は今後広がりを見せるかどうか、と言う話題

時代が追いついてきたとみるべきか?

ドラクエ10のゲームプレイ動画解禁

PC版ドラクエ10が発表されたわけですが、そんな中さりげなくドラクエ10でも動画配信が解禁となりました。
もうちょっとハッキリと明言しても良いような話題ではありますが、一応規約として「個人使用に限っての範囲」であって当然ながら営利目的ではアウトとなっています。あとは、お馴染みのクレジットをどこかに入れとけという類のモノで、かなり譲歩した形と言えましょう。詳しくはこちらから確認してみて下さい。

今回の件は、スクエニとして随分珍しいとは言えます。某海外ゲームの日本語パッチやら何やらですったもんだした割には、こういう方面ではユーザーと距離を近づけてくる。企業として、フットワークが軽くなった、というところでしょうか。
というわけで、本日はそんなゲームプレイ動画が今後どういった広がりをみせるのかという話題をしてみようかと思う次第です。……結構前にもした記憶がありますが、今また改めてということで……。

問われるのはユーザーモラルとゲームメーカーの対応?

ドラクエ10が解禁されたのは、MMOだからというのが一番の理由でしょう。MMOは閉鎖的な世界です。その閉鎖的世界で、それぞれコミュニティを形成します。ですが、閉鎖的が故に外からはどういったゲームなのか、その面白さを伝えるのが非常に難しいわけです。

アクション性が高いわけでもない。RPGとして戦闘要素がとりわけ濃いわけでもない。そういったものは、オフラインゲームに求める事ができるのです。じゃあMMOとはどういったものなのかと言えば、コミュニティを形成してその中で一緒に遊ぶ事が最も面白いというジャンルでしょう。一緒にプレイする人がいないMMOほど、苦行になるモノはありません。昔は苦行にならないバランスのゲームもありましたが、今や大半がパーティプレイを推奨しています。そういうプレイを楽しんでもらい、多くの人とコミュニティを形成して、そのゲーム内に経済やら何やらを敷いていってもらわないとゲームそのものが成立しないのです。過疎ってしまったMMOほど、世知辛いものはありません。

MMOというジャンルで、プレイ動画を公開しても良いと言う流れになるのは非常に良い事です。しかし、当然ジャンルによってはプレイ動画は御法度なモノがあるのも確かでしょう。そこらへんはユーザーのモラルが問われるところで、今後メーカーはそういったモノがアリなのかなしなのかを明確にしていく必要があります。少なくとも、明確にしていかないものはユーザーの遊び方を考えられていない、とも言えてしまいます。PS4でプレイ動画を共有できる「シェアボタン」は、そういった部分を考えた結果生まれたものでしょう。

プレイ動画自体、著作権やら権利やらが色々と非常に面倒な存在でした。
ですが、昨今においては、ジャンルにもよるけど元々動画配信に好意的な立場を取っているスパイクチュンソフトや、どうぶつの森などの画像をアップできるようにした任天堂、今回のスクエニなどユーザーとの距離を縮めようとする動きが見られます。今後、ゲームプレイ動画はインターネット上を賑わせる一つの娯楽だけではなく、強い宣伝要素を兼ね備える事になりそうです。今後はどういったタイトルが公認されていくことになるのか、各メーカーの動きを見守りたいものですね。

しょぼーんさんとしゃきーんさんのゲーム座談会

しょぼーんさん:ドラクエ10のプレイ動画がニコニコで公認されたよーってお話です。

しゃきーんさん:ふむ。スクエニにしては珍しい行動か?

しょぼーんさん:いやぁ、MMOっていうゲーム性な事とPC版ってこと、あとはゲームプレイ動画っていうのはユーザーの娯楽として認知されつつあるっていう時代に合わせた動きかなーとは思う。ゲーム内容次第じゃ、スクエニだってアウトだっていうものも多数あるだろうしね。でも、今後のメーカーはそういった部分をきちんと明確にした方がいいんじゃないかな。……ま、どれだけのメーカーがそういう意思を見せるかはまるで分からんけどネー。

しゃきーんさん、焦る:すべてはメーカーのさじ加減、ってことなのね……。

連載:気まぐれゲーム雑記 第257回:ゲームプレイ動画は今後広がりを見せるかどうか、と言う話題に関するしょぼーんさんとしゃきーんさんのゲーム座談会

しょぼーんさん

しゃきーんさん

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しゃきーんさん

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