気まぐれゲーム雑記
第191回：人狼がなぜか急にブームらしい、と言う話題

いやはや懐かしい。

ブームは端から見ると面白い

ブームというのは突然やってきます。
いつ来るのかわからないからブーム（流行）なのであって、意図的に作るのは難しいものがあります。ですが、企業はそのブームを作りたくて、あれこれ試行錯誤しながら経営戦略を練るわけです。

そんなブームではありますが、今「人狼」と呼ばれるゲームのブームが起きている……そうです。そうです、というあたりは、単にニコニコ超会議2やこちらで人狼がとりあげられているからで、最近ではテレビでも人狼をやるというよくわからない状況になっています。

というわけで、今日はそんな「人狼」の話題についてあれやこれやと書いて見ようかと思う次第です。あ、電子的なゲームとは余り関係ない話題でゴメンナサイ。ちょっと懐かしさを感じたので……。

リアルなゲームが電子で広がってまたリアルへ

人狼は、元々アメリカのパーティゲームです。
どういったゲームかといえば、村人側、人狼側に分かれてそれぞれのチームの勝利に向かって推理し合うというゲーム……というよりは、人を騙し合うようなハイレベルの心理戦を行うゲームです。うん、騙し騙されのゲームです。パーティゲームとしては、こちらあたりに説明があります。

このゲームは、なぜかウルティマオンライン内でも流行りました。自由にプレイするという事の大半が出来たウルティマオンラインだからこそ、再現できたゲームだったかもしれません。流行った結果として、ウルティマオンラインが公式に「人狼」をサポートをするという中々に類を見ないくらいには流行したわけです。ウルティマ内のルールを詳しく知りたい方はこちらからどうぞ。しかして、そのブームもすでに下火となっていて、今はそこまで大きなブームにはなっていないようです。まぁそもそも、すでにウルティマオンライン自体がもうアレですし……。とはいえ、数年に渡ってずっとUO内でプレイされてきたゲームですし、まだプレイしている人達もいることでしょう。

人狼は、ウルティマオンライン以外にもWEB上で広がりを見せました。人狼BBSやニコニコ動画もその一つで、ニコニコ動画で人狼を検索すればどんなゲームなのかが大体わかってくると思います。それだけブームになっていると言う事でしょう。スマホなどのソーシャルゲームとして導入しやすいというのも、また一つの要因かもしれません。あとは、WEB上の方が圧倒的に「人狼を好きな人が多い」と言うのも一因でしょう。……カードゲームが好きな人が周りにいなくてプレイ出来なかった、とかそういった経験をお持ちの方もそれなりにいるかとは思う次第です。

そこへきて、またリアルへ回帰するというブームの流れは、少々面白いものがあります。「リアル脱出ゲーム」のようなものでしょうか。ゲームで下地を作ってリアルへ持ち込むというのは、カードゲームなどでもよく取られた販売戦略です。まぁ、戦略だけでどうこう出来るわけでもないし、純粋に面白いと思う人が多いからこそブームとなるわけですが……。

個人的にではありますが、ウルティマオンラインでの人狼に参加したりしていた身ですので、何とも懐かしい気分でブームの再来を見る事ができます。こういったブームが一過性のものではなく永続的に続くような人気になれば、本当の意味でゲームとして広まっていくと言う事になるのでしょう。
今後、どのような広がりをみせるのかが楽しみですね。