連載:気まぐれゲーム雑記 第123回:何をもって信頼できるとするのか、と言う話題

気まぐれゲーム雑記
第123回「何をもって信頼できるとするのか、と言う話題」

信頼できるハードって何でしょう?

やはりか、と思われたら色々と不味い状況である

グリーの超過問題について、更に面倒が起きたようです。詳しくはこちら
以前当ブログでもこちらで話題にしたことがあるのですが、その続報となります。まとめると、次の様な感じ。

  • 前回は733人と発表したが、更に調査をしたら5544人に増えた
  • 超過額も2811万4470円から4937万170円に増加
  • 今回超過が発覚したのは、決済手段として「GREE」の月額コース、および楽天Edyを利用していた未成年ユーザー
  • 上限額を制限する以前から、制限額を超えるコースに加入していた場合に課金が可能になっていた
  • 現在「GREE」の月額コースに加入できないよう、申し込みを停止している
  • 他社決済システムとの接続における仕様上の不具合もでていて、上限を超えた決算が可能だった(すでに修正見込み)
  • 2013年1月17日までに136名の方と連絡が取れ、対応していく
  • 今回の問題については、調査を引き続き行い、社内体制や運営内容を見直していく

大体こんな感じでしょうか。

中々にホットな話題を提供してくれる気がしてならないグリーですが、今回もファミ通.comさんに記事が記載されています。流石に今回は雑誌の宣伝はしなかったようです。
それはともかく、どの企業も謝罪の際のお馴染みキーワード「信頼の回復」が今回グリーの謝罪文にも入っているのが気になりました。

というわけで、そもそも信頼とは何なのだろうか? という話題をしてみようかと思う次第です。当然ながら、ゲーム話らしいアプローチで。

プラットフォームの根底が変化

今、ゲーム業界においてはプラットフォームの考え方そのものが変化しています。あ、プラットフォームというのはOSとかハードを指すわけですが、それが今変化しつつある、と言いたいのです。

例えば、Steamもそうですし、OuyaやPlayStation Network、Xbox LIVE、Originもそうです。これらはオンラインを介したプラットフォームだと言えます。当然ながらグリーやモバゲもそれらに含まれていて、それらを見ているとプラットフォームというものがある程度ハードに依存しなくなりつつあるようにも思えます。幅が広がった、と捉えるべきでしょうか。
ですが、それらはオンラインであるが故に、通常の物品売買よりもユーザーがある程度信頼性を置かないと容易に使う事はできません。……いや、できないはずだったんですけど、そこが容易に使えちゃったから今回のようなグリーの問題が発生するわけですが……。

そういったプラットフォームの変化を踏まえ、グリーやモバゲがどれくらい信頼性があるかといえば、高額請求やら何やらで巷を賑わせている現状を見ると、結果は自ずと見えるでしょう。それでもなお、成長企業というのだから中々にスゴイモノがあります。違った見方をすれば、妬みや嫉妬などの要因も考えられますが、天下のNHK様がニュースで話題にするような事項である以上は、やはりそういった信頼度に思っておいて問題はなさそうです。

ユーザー主体か、企業主体か

先日も、任天堂の岩田氏がインタビューに答えている記事が掲載されました。詳しくはこちら
だいたい書かれている内容は、年明けになってから今まで紹介してきた任天堂関連の内容とほぼ差異はなく、違うのは「ソーシャルゲーム業界が得意とする「課金したくなる気持ちを刺激する」ことを任天堂はなぜやらないのか」という質問に、「“来年の任天堂の業績だけに責任をもてばいい、20年後の任天堂は知らない”という考え方は持てません」と男前な答えを返していたくらいでしょうか。そこに垣間見えるのは、ユーザーに信頼されるような企業でありたい、というようにも思えます。……今のWii Uをどう見ればいいのか、非常に悩ましくも思いますが。

企業は基本的に「信頼されているのが当たり前」な部分があります。我らゲーマーも、クリエイター単位であったり、作品単位であったり、企業単位で何かしら信頼を寄せているところがある……と思います。まぁ、信頼という名の期待かもしれませんが。どちらにせよ、その信頼がなくなると、ユーザーは信頼できていたあの頃……を思い出して今の現状を嘆いたり、憤怒したりするわけなのです。

信頼され続ける企業は、ユーザーにとって喜ばれる企業となります。どの企業もそれを簡単に勝ち取れるなら苦労しないわけですが、そこを企業努力でどうにかするのが非常に重要な仕事なのかもしれません。どのプラットフォームも信頼を失うことがないように、しっかりとユーザーにアプローチしてもらいたいものですね。

しょぼーんさんとしゃきーんさんのゲーム座談会

しょぼーんさん:グリーの超過問題が更に大きくなってたよーって話題にかこつけて、信頼を得られるような事をちゃんとやっていこうぜ、って話題をしてみました。

しゃきーんさん:ま、当たり前な話だと思うがな。

しょぼーんさん:それが当たり前じゃない企業も世の中あるということで。でも、グリーは今回の件で知恵付けただろうから、高い授業料だと思えば。……そろそろソーシャルブームは落ち着くと思うんだけどなぁ……。

しゃきーんさん:ブームの流れが読めたら、そりゃもう一流だわ……。

連載:気まぐれゲーム雑記 第123回:何をもって信頼できるとするのか、と言う話題に関するしょぼーんさんとしゃきーんさんのゲーム座談会

しょぼーんさん

しゃきーんさん

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