気まぐれゲーム雑記
第119回「プレイステーション3の累計販売台数がXbox360を超えたらしい、と言う話題」

はてさて、噂は噂通りとなり得るでしょうか？

どちらも似たり寄ったり

PS3の累計販売台数がXbox360を上回ったという調べが発表されました。詳しくはこちら。
簡単にまとめると、2012年12月でPS3は7700万台を販売し、360の7600万台を超えたぞー、という話題です。
これは世界累計の話なので日本だと現状とさほど変わりはなくあまりピンとこない話かもしれませんが、世界では360の方が売れていました。とはいってもココまでくればどちらにも差があるわけではなく、むしろユーザーの興味は次世代ハードへと移りつつあります。ともなれば、、どれだけ7700万や7600万のユーザーを次世代に活用できるのか、という方が重要だったりもするわけです。

というわけで、今日はPS3や360が現時点で出ている噂はいかがなモノかと言うのを、アレコレ書いて見ようかと思う次第です。一応「噂レベルの話」なので、実際は正式発表を待たなければわからない事、というのはご了承下さい。

飛び交う噂に思う事は？

任天堂はすでにWii UというWiiの後継機を出しましたが、今年はそれに続く形でPS3や360の次世代機がでてくるかどうかが最大の注目点とされています。
噂では、ソニーはPS3の次世代機をE3やその前くらいに発表するかも？　とか、セガのアーケード用チップセットと同じモノを使っているらしいとか、10月頃に発売される（アナリスト予測）らしいとか、今年になってかなり話題が活発化しています。逆に、マイクロソフト側はE3で情報公開するかも？　という話題くらいでしょうか。共通の噂ネタとして、価格は350ドルから400ドルになる、というのもあるようです。

どちらも噂通りにいくのかどうかは当然ながらわかるわけないのですが、やはり気になるのは互換があるかということです。当然ながらユーザーとしてはあって欲しいと思いますし、世界で7700万や7600万のユーザーを切り捨てる選択肢は得策ではないと言える気はします。ですが、ソニーの場合はクラウドをどう活用するかで戦略が大きく変わりそうですし、360の場合はキネクトをどうするかで日本に対するアプローチも変化しそうです。

とは言っても噂レベルの話なので、基本的には確定情報を待つ他ありません。言える事は、実際どういったハードが出てくるかも分からないし、ソフトも分からないし、価格も分からない以上は、期待しすぎない程度に楽しみにしましょう、といった感じでしょうか。

VitaやPS3初期に見る新ハード販売の難しさ

新ハード情報は、発表されれば色々と期待や憶測がでてくるでしょう。そりゃせっかくの新ハードなのに盛りあがらないとなると、何とも世知辛い結果になるだけなのは今まで絶妙に微妙だったハード達がその答えを示しています。……主にワンダースワンとか、ピピンアットマークとか、3DOとか……。

Vitaは苦戦していながらも発売から1年経った今年が勝負どころであるのは間違いありません。ですが、来年は勝負じゃないのか？　と言われれば、PS3の時のように長期スパンで考えれば売れるという選択をしているのかもしれません。
PS3の初期も随分と苦戦したモノでしたが、なんだかんだのテコ入れで累計販売台数を7700万台まで持っていったのは、PS3初期を見ているとなんともスゴイものを感じるわけです。

Wii UやVitaを見ていると、やはり新ハードを売るのは中々に大変であるというのが見えてきます。それに今は、低スペックなモノであればタブレット端末が存在し、ハイスペックなモノならPCで十分になりました。それらとどのような差別化を図りながら、どういった価格帯で、ターゲットユーザーは誰なのか、どのようなビジネスモデルを描くのか、を正確に決めていく必要があります。
Wii Uが堰を切る形で登場した新ハードですが、ソニーやマイクロソフト陣営はどう打って出るのでしょうか？　今年1年は、盛りあがる1年になる……かもしれませんね。