気まぐれゲーム雑記
第54回「リメイクに伴うHD化は概ね良しとみる傾向にある気がすると言う話題」

なんとなく変わった気がするのです。

いっぱいリメイクされたものは、今や形を変えて……？

「リメイク商法」なんて言葉が生まれるくらい、多くの作品がリメイクされています。
元よりリメイクは、過去の名作を現時点で入手できなかったり困難であったりするけど、人気タイトルだったが故にその時のハードに合わせて再度作り直されるモノ、という認識でした。それがいつからか、さほど時間がたってなくてもリメイクされたり、完全版商法になっていたり。今となっては、リメイクされるタイトルが何なのかで一喜一憂するような状況が生まれてしまっています。

ですが最近は、PS3や360でHDタイトルが大量に増えたことにより、過去の作品がHD化されるのを望む声も大きくなりました。
先日セガさんが公開したこちらの動画。

これも、セガさんの旧作をHDリメイクしたモノではないか、と言われています。まぁ、このへんは本日内容が明らかになるはずなので、もう数時間待つとしまして。
今日はそんなリメイクとHD化の善し悪しってのを考えてみようと思います。

それぞれの良い点悪い点

HD化といったところで、結局は昔の作品を今風に作り直したリメイクである、という根底は変わりません。
もちろん、そのリメイクされる作品が素晴らしいものであれば、当然ながら評価に値するモノになるとは思いますが、なんとなく「それは何か違う気が……」というものがあるのも事実です。
というわけで、個人的に良いところと悪いところを考えて見ました。

良いところ

• HD化なら綺麗
• 旧作を現行機でプレイできる
• 当時を思い出すなど、思い出補正が働く
• 大体はフルプライスより安い
• 旧作の知名度が高ければ、会社の知名度もあがる
• 新シリーズへの足がかりにできる
• ゲームシステムがオリジナルだと元々のユーザーに喜ばれる

悪いところ

• リメイクするタイトル、時期によっては評判が落ちる
• 目新しさが失われる
• 続編モノばかりだと新作が作れないイメージが生まれる
• 他のシリーズもリメイクされるだろう？　と敬遠される
• ゲームシステムを変更すると改悪ととられやすい

ざっとこんなものでしょうか。

最近で言えば、大神絶景版やZ.O.EのHDエディションは、以前から名作で望んでいたユーザーも多かったように思います。他にも、キングダムハーツがHD化されることになったのは記憶に新しい事でしょう。……たぶん。

リメイクのイメージが以前とちょっと変わった？

以前は、リメイクされたという発表があるたびに、またか……的な空気を覚えたものです。しかし最近は、HD化な事とメーカーさんが何でも乱発するのではなく、それなりに考えて選んだタイトルがリメイクされるようになったためか、そこまで強い反感を感じる事も少なくなりました。

なんとなくリメイクの印象が変わったのは、「HD化」という言葉がキーになっている気がします。とはいえ、もちろんHD化がすべての答えというわけではありません。HD化じゃないリメイクタイトルは、俺屍のようにリメイク作として正しい進化をした事で高い評価を受けるような作品もありますし……。

リメイク作に伴うHD化というのは、旧作をHD化する技術力が向上するのは確かでしょうけど、それ以上もそれ以下もない気がしてしまいます。HD化されたモノは、基本的に従来のシステムそのままのゲーム性なモノが多いので……。もちろん、昔馴染みの旧作がHD化されるのは喜ばしい事です。ですが、メーカーさんにはそのHD化をもってして、次なる作品への糧にしてもらいたいなぁと……。
いつの間にか、HD化タイトルばかり乱発されることがないよう、せつに願いたいですね。