気まぐれゲーム雑記
第48回「バイオ6が450万出荷したらしいけど、評価と売れ行きはどうなるのでしょう？　と言う話題」

バランスの問題なのです……。

バイオ6について書く前に歯が痛い

いきなりですが、親知らずを抜きました。
抜いた、というよりも、砕きました。外科的な方法で。それがまぁ、とんでもなく痛いわけでして。自慢じゃないですが、生まれてこの方、抜歯以外で歯医者には行ったことなかったのですが、今回のは洒落にならないくらい痛い。……なるほど、これが漫画で良くあるような歯茎が腫れると言うヤツか……。という感想を実感中です。
1日で終わるけどしばらく痛い手術と、1ヶ月かかるけど後日痛くない手術なら、是が非でも「1ヶ月コースを選ぶべきだ」と確信しました。歯茎の腫れに疼痛は半端ないですね……。

そんなこんなで、口の中が絶賛大暴れ中な管理人を尻目に、ゲーム業界ではバイオハザード6の出荷数が450万を超え、初週の売上はミリオンも狙えるらしい？　とか。
となると、売上は大変良いといえるわけですが、そうなると酷評とも言われている海外評価も何とも言えない情報となるわけで。
今日は、そういった大作に見る売上と評価、それに対する企業の狙い……なんてかっこよく書いてみようかと思います。……あー、歯茎が疼く……。

再確認しておこう

まず、今ある情報を整理しておきます。
まずは、カプコンさん大本営からの発表として、初回出荷としては最高の450万を出荷したということ。
次に、TSUTAYAでは想像以上の売れ行きを見せていて、ミリオンも狙えるのではないか？　ということ。
次はネガティブな要素として、海外評価がすこぶる良くない、ということ。
最後に、日本でも評価は二分しているように思える、ということ。

概ねこんなところだと思います。
ちなみに日本の評価は、プレイされている方のツイッターでの感想であったり、某巨大掲示板や、アマゾンさん、その他個人ブログさんのレビュー（途中までのモノ）などを見させて頂きました。すべてを鵜呑みにするわけでもありませんし、かといって極端な意見のみを信じるわけでもありませんが、バイオ6を許容する人とそうじゃない人の温度差が激しい印象を受けました。

批判の大体は、「バイオシリーズのらしさがない」とか「平凡なゾンビTPS」とか「カメラが近い」というモノです。あとは、「怖くない」とか「3つの恐怖がわからない」といったモノでしょうか。
逆にゲーム内容を賞賛した人は「ストーリーが良い」とか「キャラが立っている」とか「アクション映画っぽくて良い」などと言うモノです。他にも「3つとも違う楽しみがある」というモノもありました。
ここらへんは恐らくどちらも正解で、バイオに何を求めたのか、ということになります。

ライトゲーマーとコアゲーマーの違い？

各社ゲームメーカーさんは、ゲームを作る際にどのターゲット層を狙っているのか、明確にしています。例えば、最近ソールトリガーを発売したイメージエポックさんは、セブンスドラゴン2020やトキトワでもわかるように、そういったモノが好きな人を狙い撃ちしていますし、バンナムさんのゴッドイーターもその類でしょう。

ですが、そういう部分が明確にし辛い売れ行きを見せてしまった場合、話がちょっと変わって来ます。
バイオ6の場合は、批判と賞賛した人達の違いを考えると、ゲーム内容を追求したものなのか否か、という意見に分かれます。
ざっくり言ってしまえば、コアゲーマーとライトゲーマーの違いでしょうか。

大体ゲームは、コアなファン層がそのタイトルを買い支え、シリーズを重ねていき、最終的にライトユーザーへと広がります。そのライトユーザーへの広がりを見せる部分が、コアゲーマーとライトゲーマーの大きな隔たりとなっており、今回のバイオ6に見られるような現象が起きたと思えます。

結局のところ、コアな人達とライトな人達それぞれに対する配慮で、どこらへんが落としどころになるかが重要に思います。今後出てくる大作は、どういった落としどころを着けてくるのか。色々と注視しておきたいですね。