連載:気まぐれゲーム雑記 第32回:海外のMOD文化は面白いという話題

気まぐれゲーム雑記
第32回「海外のMOD文化は面白いという話題」

本当に羨ましい限りなのです……。

据え置き機用ゲームにPCゲームが含まれる海外

3連休はいかがお過ごしだったでしょうか。管理人も外出したのは良いモノの、お目当てのモノがまるで手に入らず、なぜにでかけたし……的なオチになってションボリと家に帰宅した次第です。

連休前はWii Uがゲーム業界を騒がせましたが、本日はちょいと家庭用から離れまして海外のPCゲームでは良く出てくる話題、MODについての理解を深めてもらおうかと思った次第だったりするのです。なぜかといいますと、海外だと日本でいうところの家庭用ゲーム機のタイトルが、PCでも同時発売されたりするからなのです。

MODってなんすか?

MODとはそもそも何でしょう? となると、定義でいえばゲーム拡張、と言う表現が正しいでしょうか。MODにも種類が色々とあって、一概にコレこそがMODだ! と言えるモノを指すのは難しいのが現状です。しかし、基本的には有志のユーザーが何らかの拡張機能をオリジナルに作り出すゲームプログラムをMODと呼んでいます。Wikiの解説曰く、日本だと改造データと呼ばれたりもしているそうですが、MOD次第ではあながち間違いではありません。

元々MODを有名にしたのは、ファルコムさんが手がけた「ソーサリアン」だと言われています。簡単な基本プログラムを流用して、自分オリジナルのストーリーを作る事ができた為です。また、雑誌で出来の良いMODを集めてゲーム会社が採用し販売する、なんて事もありました。要するに、アマチュアがゲーム自体を拡張する、という今のMODのあり方の原型的な事をしたわけです。

昔のMODの難点は、雑誌のような媒体を使わなければ広く知らしめる事が出来なかった事にありました。しかし、ネットの普及によってそれも無事解消することになります。が、そこに至る前に日本ではMODが流行りませんでした。なぜかと言えば、PCゲームが流行る前に家庭用ゲーム機が流行ったからです。
でも、海外ではPCゲームの方を先に触れる人も多かったので、海外ではMOD文化が形成されていきました。そのため、MOD文化に寛容な態度を取るメーカーも多くあります。Skyrimが良い例ですね。が、もちろんUBIさんやブリザードさんのディアブロ3のようにMODに対して否定的なメーカーさんもあります。

MODならこんな事もできる

やっとこ本題ですが、日本でも大注目だった「ダークソウル」が、日本だと10月末頃にPCで発売されます。
もちろん、このタイトルは「MODをサポートしていません」が、当然の如く外人さん達はより良いゲームになるようにMODを作りました。
その結果、最大フレームレート30fpsの本作を60fpsに引き上げるMODを作っちゃったわけです。

DARK SOULS 比較用60FPS

DARK SOULS 比較用30FPS

見比べれば、歴然の違いですね。

このMODは、現在α版なのでまだクラッシュ要素を持っているとのことで、更なる改良が待たれるところです。もちろんこのMODを導入したら、恐らくは侵入時などの対戦に影響が出るので、そこでクラッシュする可能性も大です。そもそも、マトモに対戦できるようなプレイは不可能でしょう。
ですが、自分の用途に合わせてプレイできるのもMODの良いところです。
Skyrimでいえば、グラフィックを追加したり、インターフェイスだけ変えたり、ゲームパッドに対応させたり。様々なMODが作られています。

日本ではそういう考え自体が薄いので、そういうモノもあるのだ、ということを知っておいて貰えると幸いです。……要するに、日本語PC版のダークソウルでも、海外のMODが上手く動いてくれちゃったりすると嬉しいなぁ……とか思ったりするわけなのです……。

しょぼーんさんとしゃきーんさんのゲーム座談会

しょぼーんさん:PC版ダークソウルのMODが羨ましいなぁという話題です。

しゃきーんさん:この動画は何ともすごいなぁ。……自分で作れないの?

しょぼーんさん:わたくしが出来るのは、せいぜいテクスチャーの張り替えだとかその程度。ダークソウルはファイルみてないからわからんけど。でも、そもそもにPK要素や対人要素があるから、fpsは統一させないとそういうプレイはできないと思う。……それを踏まえてでも、ぬるぬる動いて欲しいよねぇ。

しゃきーんさん:とはいえど、元々PC版の事は想定しないで作られたゲームなだけに、ある程度はしょうがないのかもな。PC版を買うなら、そういうMODに期待してみるのも、自作してみるのもいいかもしれん。……ただし、自己責任だがな。

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