連載:気まぐれゲーム雑記 第30回:Wiiは世界で9600万売れたらしいので、他のハードも調べて見たという話題
気まぐれゲーム雑記
第30回「Wiiは世界で9600万売れたらしいので、他のハードも調べて見たという話題」
ハード事業とはスゴイモノなのです。
Wiiはなんだかんだとすごかった?
Wii Uが発表されました。
また、ロンチタイトルも発表されてきて、今後起こるであろう予約戦争は、目当てのゲーマーさん達がハードの在庫を賭けて熾烈な争いを繰り広げることになる、という事を想像するに容易い様に思えます。
管理人は、願わくば生暖かく見守りたい派だったわけですが、あの黒いヤツ……Wiiの代わりになると見栄えがいいから欲しいなぁ……なんて思っちゃったりして……。今から参戦する決意をしたわけですが、何とも億劫な話です。あ、Wiiの時はものすっごくクソ寒い中、ガタガタ震えて並んで予約しました。……稼働率を考えると、ちょっと寂しくも思います。
そんな管理人とWiiの思い出はどうでもよくてですね。Wii Uのプレゼンテーションの際に、任天堂社長の岩田氏が、Wiiは世界で9600万売れたハード、とおっしゃったのが非常に気になり、他のハードも合わせてわかるようなところがないかを探してみたところ……。あっさりと、海外にあったりしたわけです。
世界シェアが4割なのに、サードパーティタイトルは売れなかった教訓
百聞は一見にしかずという言葉があるので、こちらをご覧下さい。
[情報元:VGChartzさん]
これは、海外の売上推移を調査しているVGChartzさんという海外サイトの調べです。
で、このグラフは、各3つのハードと、携帯機2つの世界的な売上をグラフにしたモノです。
それぞれのパーセンテージは、据え置き機のWii、360、PS3の3つで100%。携帯機2つを足して100%となるように表示されています。
日本市場では圧倒的に不利な立ち位置の360ですが、世界的に見ればPS3と拮抗しているのもよくわかりますね。
また、Wiiが頭一つ分飛び抜けているのもわかります。
Wiiはこれでいて、ハード後期は色んな要素が絡み合いサードパーティがほとんど売れないといった事の次第に陥りました。それらの理由については、コアゲーマーを取り込む事が出来なかった事やHD対応していなかった事も挙げられていて、任天堂社長の岩田氏もそれらの事について、2011年の時のE3の社長が訊くで言及しています。
カジュアルゲーマーにコアゲーマーの両方を取り込む事は出来るのか?
先日の連載でも書きましたが、任天堂さんはゲーム機専用商売に特化した企業さんなので、Wii Uを売るためにはカジュアルゲーマーにコアゲーマーの両方を取り込まないといけません。ですので、Wii Uのコンセプトも「ひとりでもみんなでWii U」というモノになっています。
とはいえ、コンセプトだけで商品が売れるなら苦労しません。結局のところ、ハード市場においてモノを言うのは、多くのユーザーの興味を惹くタイトルがあるか否かという一点でしょう。
言わば、みんなが待ち望んでいるようなキラータイトルが必要となります。
現在、日本ではロンチタイトルとして、マリオ、ニンテンドーランド、モンハン3G HD、ゾンビU
に、無双オロチ2ハイパー、鉄拳などなどありますが、他にもピクミン3、ベヨネッタ2、モノリスソフトの完全新作などが控えています。
カジュアルゲーマーさん達にコアゲーマーさん達がそれらをどのように見るのでしょうか? PS3や360とスペック的には同じ土俵に乗ったことになると思えるので、双方の視点からまた長い間見守っていく必要がありそうです。
しょぼーんさんとしゃきーんさんのゲーム座談会
:Wiiの台数とWii Uとかハードとかそんな感じのお話を書いてみました。
:Wii Uは色々と期待したいな。海外に比べるとちょっと弱いラインナップにも思えるが……。
:まぁ海外は50タイトルを超える勢いで発表されたからね。ビジネス上、海外市場に趣を置くのは仕方がないことかと。でも、日本もまだまだ発表されるタイミングはあるだろうから、そこに期待ですな。
:ほんと、Wii Uがどういうハードになっていくのかを、また長い目で見守っていく必要がありそうだ。ゲーム業界が少しでも活性化してくれればいいんだがな。