連載:気まぐれゲーム雑記 第72回:Wii Uの売れ行きを海外調査会社が予測すると……? と言う話題

気まぐれゲーム雑記
第72回「Wii Uの売れ行きを海外調査会社が予測すると……? と言う話題」

持続的に独占タイトルが出せるか否かなのです。

海外が見たWii U

北米では、もうすぐWii Uが発売となります。
日本だともうちょっとかかるわけですが、それでも一ヶ月を切っていて、先日は本体機能ちょっと補足ダイレクトなんてものが公開されました。中々に重要な情報だったと思います。そちらの内容はまとめておきましたので、こちらをご覧下さい。

そんなWii Uですが、海外では調査会社IHSが売れ行き予測を出ました。詳しくはこちら
まとめると以下の様な感じになります。

  • 海外では来週発売となるが、それ以降年末までに350万売れると予想
  • でも、発売当初の勢いが持続するかどうかが課題
  • 値段も高め
  • 最初の三年はWiiの販売台数をかなり下回ると予測
  • Wiiが売れたのは、価格が安めだった事と操作方法で消費者を驚かせたから
  • 任天堂ファンの需要で華々しい出足をみせるかもしれない
  • 長期的な維持ができるかどうかが課題

ざっとこんな感じです。
というわけで、本日はWii Uがどんな風になっていくのかをアレコレ考えてみようと思う次第です。

Wii Uの予約状況は良し、でも必要なのは?

上記の調査会社IHSが書いている通りだと、スタートダッシュはOKと言う事になります。実際、こちらの記事にもありますが、海外だとWii Uの予約件数はWiiの予約よりも増加傾向にあるそうです。また、350万台売れるといった予測が市場に影響し、株価を4%ほど上げるという事も起きました。
基本的に350万台売れるというのは、好感視されて然るべきでしょう。

しかしながら調査会社が書いた通り、本当の問題は勢いが持続するかどうかです。我らゲーマーからすれば面白いゲームさえ出してくれればOKなわけですが、Wii Uに本当に必要なモノはWii Uだからこそ出来るタイトル、いわゆる「独占タイトル」という事になります。

任天堂が出すタイトルも独占ではありますが、基本的に任天堂タイトルは強い印象があります。ですが、Wiiの時はサードパーティのタイトルが今一歩売れず、任天堂タイトルだけ売れてしまったと言うのは、記憶に新しい話です。というわけで、そうなると必要になるのはWii Uで独占的に出る他社のタイトルという事が言えます。
今のところ判明しているのが、ベヨネッタ2とドラクエ10、モンハン3HDverと、ゾンビUくらいでしょうか。
現時点ではまだ発売前のハードなだけに、少々少なめにも思います。

何が決め手になるのかはわからない

かつて、PSPが今一歩売れ行きが良くなかった時期に、モンハンで勢いを取り戻した時のように、何がきっかけで勢いが増すかはわかりません。Wii Uも最初は勢いがあるモノの、その勢いが何が決め手となって維持するかどうかは、発売されて見なければわからない部分が多い、というのは事実でしょう。……実際、管理人は「ブラウザ目当てに買う」ような面もありますし。

ゲームは娯楽ビジネスである以上、何かを独占的に持つと言うのは非常に強みを持ちます。そういう強みが故に、マルチタイトルなのにDLCだけ何かしらのハード独占、という事をされると、どうにもユーザーとしては解せないモノを覚えてしまう面も否定できません。しかし、それもまたビジネスなのです。……いやまぁ、個人的にはマルチで出せよ、とは思いますけど。

Wii Uも恐らくは最初にそれ相応の勢いがあると思いますので、その勢いを持続する為のあらゆる手を打ってくるでしょう。それが果たしてどのようなモノになるのかはわかりませんが……。他社に比べればゲーム機を売りたい意欲が強い任天堂さんなだけに、頑張っていろいろな手を打ってもらって、大いに盛り上げて欲しい限りですね。

しょぼーんさんとしゃきーんさんのゲーム座談会

しょぼーんさん:Wii Uの売れ行き予測とかそんなのがあったから、ちょっと話題に乗ってみました。

しゃきーんさん:まぁ、何が当たるかなんてわかってりゃ苦労しねーよな。

しょぼーんさん:その通りで。でも、なるべく当たるように最善の努力をするのが企業かな、と。はてさて、Wii Uは上手く当たってくれるかネェ?

しゃきーんさん:それこそ、発売されてみなきゃわからんわ。上手く勢いに乗ってくれる事をせつに願おうか。

記事にコメントを書く