PS3:TOKYO JUNGLEを少々プレイしたのでファーストインプレッションです

本日発売された「TOKYO JUNGLE」ですが、サバイバルモードをポメラニアンでスコア6万程度(現在ランキング400台くらい?)、ニホンジカでスコア9万程度(現在ランキング300台くらい?)まで頑張れたのでファーストインプレッションしてみます。
ちなみに、お気に入りは白いポメラニアンです。

トーキョージャングル パッケージ

良くも悪くも人を選ぶタイトルです

まず、ゲーム開始直後はストーリーモードは選べずサバイバルモードをすることになります。チュートリアルもありますが、結局はシチュエーションがケースバイケースになるので、基本はサバイバルモードでの学習です。よって、このゲームは「サバイバルモードでこのゲームが何たるかをサバイバルに学ぶ」といった、実戦で学ばせるタイプのゲームです。

ちなみに、ストーリーモードはサバイバル中にアイテムを拾ったりすることで解禁されていきます。
つまり、理解するにはサバイバルをしないといけない。でも、サバイバルじゃなくてストーリーをしながらノンビリ学びたい、という人には向きません。

逆に、ゲームは死んでナンボでしょ! アクションは死んで学ぶのです! というファミコン時代のゲームやデモンズソウルなどで鍛えられたであろうマゾさを持ち合わせている人は、難無くプレイできると思います。

世は弱肉強食

弱肉強食の世界を描きたいという制作者の意図は120%成功しているように思えます。
ポメラニアン、ニホンジカは初期に使える動物ですが、彼ら(?)は敵対する動物と遭遇したときに隙を突いて逃げるor倒す、をしない限り、自分より強そうな相手だとストレスがマッハくらいな速度で死にます。
ですので、囮やら何やらで見捨てながらも、生き長らえる事を最優先に考えるようになっていきます。

これは、動物同士のパワーバランスが取れている、とも言えます。例えポメラニアンであれど、集団になればオオカミにも勝てます。ですが、オオカミは群れている事が大半なので、気合いで逃げないといけません。そういう世界が上手く出来上がっていると思います。

意外としっかりとしたアクション

相手に気づかれずにかみつき攻撃を成功させれば、多少強くても一撃で倒せるFINE HUNTというステルス攻撃があるお陰で、ポメラニアンのような弱そうな動物でも何とかやっていけます。
このFINE HUNTが意外と爽快感があって良い感じです。何度も決めてみたくなりますが、調子に乗ると失敗して死んだり、狙う相手を間違えたりして死にます。

また、ニホンジカのような草食でも、にげまくる事と草を食べる事、世代交代の時期さえ間違えなければ、結構やれると思います。

相手からのかみつき攻撃の回避が絶妙にやりにくい

こちらからかみつき攻撃ができるように、相手もかみつき攻撃ができます。それを避けてカウンター、という流れもいけますが、Rスティックで回避という、素晴らしくやりづらい仕様です。慣れ、とはいえ、Rスティックを回避に割り当てているゲームは余り見ないと思いました。

画面が見づらい

ミニマップには、敵かNPCか植物か、なんかしらが映っている時が大半ですが、そのマップと実際にみえている画面の差が大きくて相手が何なのかチェックするのが大変です。
例えば、夜で視界が大変悪いけど、敵が草食かどうかも判断できなくなる場合があったりします。もうちょっと自分でズームイン、ズームアウトができれば嬉しかったです。
ついでに、どこまでいけて、どこまでいけないかもわかりづらかったです。

敵が何なのか分かりません

初見だと、敵が何なのかわからないときがあります。例えば、遠回しに見ると、ハイエナかオオカミか何なのか。区別が付かない時があります。死んで学ぶにも、カメラが近かったり遠すぎたりで判断できないという現象には困りました。

また、敵の実力も初見だとよくわかりませんでした。……ポメラニアンでホルスタイン(牛)に挑んだのは間違いだったようです。さくっと蹴り殺されました。ですが、そこもまた、死んで学ぶのスタンスなゲームだとアリかもしれませんね。

ハングリーになるのが早い気も

世代交代をするとその地域に食べ物がなくなる仕様のようです。(今のところ見た事がありません)
ですので、食べ物を探しに他の地域にいくのですが、そこへ行き着くまでにかなり空腹になります。
敵に気をつけて夜移動、といっても空腹度の都合から大抵動き続けていないといけないので、すぐに空腹になってしまう印象です。ポメラニアンとニホンジカ以外プレイしていませんが、ほかの動物だとどうなるのかが気になりますね。

結論

予想通り、人を選ぶゲームです。思った以上にアクション性があったので驚いてはいますが、間違いなく死ぬ事が前提であり、死んで、学習して、次へ活かす。というのがこのゲームの基本です。

よって、そういうマゾさが嫌いな人には向かないでしょう。逆に、死ぬ事でやる気がみなぎってくるタイプの人には良いゲームだと思います。

ネタっぽいゲームやお馬鹿なゲームにも見えますが、実際は意外と真面目に弱肉強食の世界を作り上げています。ポメラニアンやニホンジカは、ライオンに1,2発で殺されますし、ポメラニアンでは牛をFINE HUNTできませんでした。
ですが、そこでどういった戦略で攻略していくのか、を考えていくと楽しみが増えていきます。基本的に、最初からやり直し状態にはなりますが、コスチュームを整えたり、チャレンジに挑んで初代よりも動物を強化したりしながらプレイするのも楽しいと思えました。

今一度いっておくと、間違いなく人を選ぶゲームです。恐らく、合う合わないの個人差が大きいタイトルでしょう。4Gamerさんや、他にも今後多数でてくるであろうプレイ動画を見てから、購入を判断してみても良いと思えます。

クリア後にまたレビュー記事を書きたいと思いますので、その際は一読して頂ければ幸いです。以上、インプレッションでした!

しょぼーんさんとしゃきーんさんのゲーム座談会

しょぼーんさん:トーキョージャングルのファーストインプレッションです。

しゃきーんさん:要するに、人を選ぶB級タイトルってことな?

しょぼーんさん:死んで学ぶタイプのゲームです。サバイバルモードがすべての象徴かな。初見で見た事がない、っていう敵だとどうすればいいのやら、と考える前に、にげなきゃああああ! ってなる。

しゃきーんさん、焦る:ふむ。難しそうだな……。

しょぼーんさん:そこらへんはいいんだけど、地図が見辛いってのと、画面でもどこに飛び移れるかが分かりづらい。ここらへんがB級っぽくて、嫌いじゃない。でも見辛い。全体的には、結構人を選ぶから、いろんなプレイ動画みてから判断しても遅くないと思えるタイトルでした。

しゃきーんさん、焦る:……お前のB級っぽい良さってのがいまいちわからんわけだが……。なんにせよ、ひとまずはお疲れ様だったな。

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