年末なので、2013年のF2Pやら課金について振り返ってみた

年末なので、2013年のF2Pやら課金について振り返ってみた

AZです。スケジュール的に最後の連載が膨大な量になりかねないと思ったので、そこからあふれ出るであろう話題を書いておく事にしました。

さて、2013年も色々と話題豊富にF2Pや課金がやんややんやと飛び交いました。この記事では、2013年のF2Pとか課金で話題になったモノを取り上げていくことにします。あ、先に申しておきますが、「ゲーム内要素を拡張するようなDLCや課金には基本的に賛同」というのが私のスタンスです。

まずはF2Pの話題から

F2Pで話題になったのは「World of Tanks」「艦隊これくしょん~艦これ~」の2つでしょうか。ネガティブな事としては、先日公式サイトが公開された「ブレスオブファイア6」のジャンル名が“貴方と歌姫が紡ぐRPG”で、もうブラウザゲームで何がしたいのかよくわからないテイストに仕上がっているといったところでしょう。……どうしても、ツッコミたかったんです……。まぁ、冗談はおいときまして、ブレスオブファイア6については2014年に正式稼働しますので、恐らく一度くらいはプレイする気持ちでいます。

話を戻しまして、F2Pの今までの考え方は「どうやってプレイヤーにアイテムを買わせるか」という部分でした。そこだけに特化してしまったようなモノも多く見られ、だからこそ反感を買った部分も大きいです。しかし、「World of Tanks」「艦隊これくしょん~艦これ~」の2つは、その課金スタイルを見事に崩したと言えます。末永くプレイしてもらうには、プレイヤーを喜ばせて課金してもらうというスタンスが最重要でしょう。本来、F2Pとはそちらのスタイルでやるのが当たり前だと思っておりました。ちなみに、私も「艦隊これくしょん~艦これ~」はちらほらとたまにプレイしています。……音消してるんで、そういう楽しみが正しいのかどうかはわかりませんけど。

また家庭用機を見れば、バンナムが全力でF2P展開を繰り広げようとしており、そこらへんはもう家庭用ゲーム機そのものをゲーセンの筐体と見なすスタンスは、スタミナ制とゲーセンでお金を使うことの融和性を確かに示している……気がしないこともありません。結局はそのゲーム内容次第で、ジャンルはどうなのか、課金部分はどうなっているのか、といったゲーム以外の側面からみないといけなくなりますので、人により大きく印象も変わるでしょう。

続きまして、課金の話題

バンナムの話の流れを受けまして、課金と来ればジョジョASBは出さざるを得ません。F2Pならまだしも、まさかパッケージでスタミナ制導入をしてくるとは思いも寄りませんでした。実験的なタイトルなのはわかりますが余りにも冒険しすぎた結果として、ファミ通がクロスレビューで40点中40点を付けてメディアのレビューとはなんぞや? という話題を提供してくれたり、50万本売ったのにプレイヤーの評価は辛辣なモノが並ぶといった、我らプレイヤーに対して「信用とはいかなるモノか?」という問いかけをしなければならなくなりました。メーカー、メディア、プレイヤーは密に繋がっていたはずですが……。

また、もう一つ気になる課金としては、「ブレイブリーデフォルト フォーザ・シークウェル」があります。この作品のSPドリンクは結構話題になりましたが、私にとっては少々許容しがたい代物でした。プロデューサーの浅野氏は、通常は使う必要がなくイージーモードでさらなる助けが必要な人向けか、超やり込み派な人向けが使う課金アイテムであるとツイッターで言及しています。しかし、いくら使う必要がないといえど、公式が攻略する要素として「最短の攻略法は課金である」という事を提示してしまった以上は、考慮しないわけにはいきません。

私自身、ゲームというのは色々なシチュエーション(ジャンル)において試行錯誤し、かかる時間は分からないけど納得のいくようにプレイ(もしくは練習)して攻略していく事こそ面白味や醍醐味へと繋がる、と思っています。そして、昔のファミコン時代なゲームでもあるまいし、必ずクリア方法は存在するとも考えているのです。通常なら何時間とレベル上げしなければならないところを、SPドリンクを買えば時間さえ買う事ができるわけですが、果たしてそれはゲームをしているのか、ただストーリーを追いたいだけなのかわからなくなりそうな印象を受けてしまいました。……まぁ、こういった考えをするのは私だけかもしれませんが。

F2Pなどビジネスモデルが変化しているモノも出てきた中で、今後課金要素は多くのメーカーが採用していく事になるでしょう。メーカーにとっても、どこまでが良くてどこまでが駄目なのか、また「だるめしスポーツ店」のようにちょっと変わった新しいやり方を模索しながら、色々とさじ加減を調整し最適化していく……はずだと思っています。2014年も色々と話題になるでしょうが、メーカーとプレイヤーのそれぞれにとって良い形でオチが付く事を願いたいモノですね。

しょぼーんさんとしゃきーんさんのゲーム座談会

しょぼーんさん:とりあえず、このまま年末まで連載だけで済ませてたら最終日がすんげぇ膨大になりそうだったから、ちまちまと小出しにする事にしました。で、課金とかF2Pの話題をまとめて振り返っております。

しゃきーんさん:「艦これ」は勢いが凄かったし、課金はまた面倒なニュアンスがあったなぁ。

しょぼーんさん:F2Pは「艦これ」を見習って、プレイヤーを楽しませる事を第一に考えて欲しいとは思うけど、課金についてはゲームさせる気あるの? って思うモノもあったよねぇ。……2014年はどういうのが出てくるかは期待半分、不安半分っすなぁ。

しゃきーんさん、焦る:良い方向に進むことを期待したいものだが、どうなるかねぇ?

年末なので、2013年のF2Pやら課金について振り返ってみたに関するしょぼーんさんとしゃきーんさんのゲーム座談会

しょぼーんさん

しゃきーんさん

しょぼーんさん

しゃきーんさん

コメント (2)

名無しのゲーマーさん

艦これはゲームはメディアミックスのための宣伝という考えが見事に当たりましたね。
別にゲームで利益を出さなくても他で利益が出ればいい訳ですし、この辺りは角川さんならではの戦略だなと思いました。

AZ@管理人

角川さんは恐ろしく資金力がありますから、攻勢時の即決即断さは流石ですね。
F2Pとしても、ツイッターでの話題作りもやり方が上手かったという典型例だと言えます。良い形で話題を集めてますので、今後は良い作品を出せるかどうかでしょう。
差し詰め、ナチュラルドクトリンがどうなるか次第、ですかねぇ。(`・ω・´)

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