雑記:スターオーシャンシリーズ最新作「スターオーシャン マテリアルトレーダー」がソーシャルゲームだった件
スクエニさんのブランドタイトルとしても知られている「スターオーシャン」シリーズですが、最新作「スターオーシャン マテリアルトレーダー」がGREEからソーシャルゲームとして近日配信、本日から事前登録が開始されました。詳しくはこちら。
この話題に「スターオーシャンがソーシャル行きかよ!」といったように過敏に反応しても良いのですが、それだけじゃ流石にアレなのでもうちょっと丁寧に分析してみます。
そもそも、スクエニさんはソーシャルで経営を立て直すといったニュアンスで経営再編をしています。ともなれば、すでにFFシリーズ、サガ、聖剣伝説、ブレイブリーデフォルト、キングダムハーツなど、据え置き機や携帯ゲーム機で売れたタイトルをどんどんソーシャルへと導いているスクエニさんですので、スターオーシャンもその流れに乗っただけに過ぎないということでしょう。ただし、元々のジャンルさえも彷彿させない単なるキャラクター絵が原作に似たり寄ったり的なカードゲームというのは問題でしょうけど。
とどのつまり、事情もよく知らない平々凡々な単なるゲーム好きとしましては、これらスクエニさんのソーシャルカードゲーム群は「名前を借りて求心力を得たいだけの別物」にしか過ぎず、「何でRPGなのにカードゲームになっちゃっているの?」という疑問の回答として、「その名前なら人が集められるから」という回答しか導き出せないわけです。ここで通常のゲーマー達と新市場であるソーシャルゲーム市場のすれ違いが起きることになり、ゲーマーからは微妙な反応しか貰えないという事になってしまうといったところでしょう。
だからといって、スクエニさんのこういった戦略が悪いわけでもなくある程度の求心力があるのは確かです。少なくとも、昨年の時点ではDeNAはFFブリゲイドが好調であるという事を述べているという事実があります。他のタイトルもそれなりの求心力があるということのようには思えます。……どのタイトルも、某コナミさんの「なでしこコレクション」が如く半年程度で終わる、とかそういった流れにはなっていないわけですから……。
それに、今回のスターオーシャンのソーシャルゲームはグリーの企画および開発協力で制作されたものだそうなので、そういった部分でのアプローチがあったと言う事でしょう。サガがグリーで、FFブリゲイドがモバゲで、再びスターオーシャンでグリーという流れは、順調にブランドを摩耗している感満載と言えます。
ここから見るに、ソーシャルタイトルも売り辛いという現状があるという事でしょう。とはいえど、今話題の「艦隊これくしょん」のように、新規タイトルがまったくヒットしないわけではありません。作りややり方、アピール方法がそれなりにきちんとしていれば、新規タイトルでさえ多くのユーザーを集めることは可能なわけです。
スクエニさんは、どうせ開発費を投じるならそういった流れをきちんと読み取って欲しいとは思うのですが……。スターオーシャンのソーシャルゲームに期待するファンと、据え置きに期待したファンはいったいどちらが多いのでしょうね? ……ま、開発費の問題やら何やら色々あるんでしょうが……。
しょぼーんさんとしゃきーんさんのゲーム座談会
:なんか、スターオーシャンのソーシャルゲームがでるぞーって話題があったんで、恐らく起こっているであろう反応を生暖かく書いてみました。
:お、おう。まぁ、期待してる人もいる……のかねぇ?
:色々と複雑な事情はあるんだろうけど、ソーシャルで会社経営を盛り返すぜ! って方針のスクエニさんとしては普通の流れなんだろうけど、我ら通常のゲームユーザーとしては何をどうしたいのだ? って感じじゃないかな。まぁ、現行のゲーム機とソーシャルは切り離して考えておくのが無難だとは思うけどね。……スクエニさんはどういう方針で運営したいんだろうねぇ……。
:今年1年でどう変わるかはわからんけど、儲けがある方向へ行きたいってのは間違いないんじゃね? 企業なんだし、儲けるのは当たり前だからな。
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ソーシャル出すのは別にいいんですがさすがにスクエニさんは乱発しすぎではないかと思います。
ある程度絞ってそれをしっかり売り出していく方がいいのでは?