バンダイナムコ、2014年3月期の決算短信を発表
キャラクターゲーム等々でガッツリ儲けている印象の「バンダイナムコ」さんですが、平成26年3月期の決算短信を発表しました。
2014年3月期 連結決算
- 売上高:5076.79億円(前年比4.2%増)
- 営業利益:446.72億円(同8.2%減)
- 経常利益:474.56億円(同5.0%減)
- 純利益:250.54億円(同22.6%減)
2015年3月期 業績予想
- 売上高:5000億円
- 営業利益:450億円
- 経常利益:450億円
- 純利益:280億円
2014年3月までの推移
- 海外向けの「DARK SOULS2」、国内向けの「GOD EATER(ゴッドイーター)2」などがヒット
- 「ディズニー マジックキャッスル マイ・ハッピー・ライフ」や「太鼓の達人」シリーズなどリピート販売が好調に推移
- 「ワンピースグランドコレクション」や「機動戦士ガンダム」シリーズ、「アイドルマスター」シリーズなどのソーシャルゲームが安定的に推移
次期の見通し
- 「IP軸戦略」をさらに強化する
- ネットワークコンテンツについては、旬のIPを活用した国内向けタイトル、ワールドワイドで投入するタイトル、ネットワーク機能を活用したタイトルをバランスよく展開する
個人的ポイント
- 高い売上を出しているのは国内のみで、アメリカとヨーロッパでは赤字
だいたいこんな感じでしょうか。
やはり日本での存在感は圧倒的であり、今回の決算も良いところに落ち着いています。2015年の業績予想も今年と同等レベルですので、さほど無理があるというわけもなさそうです。
気になるところとしては、やはり海外では結果が出せていません。元々バンナムのやり方は日本向けですし、キャラクタービジネスともなれば仕方なき話ではありますが、今後海外にどれくらい注力するかが見どころでしょうか? かつてバンナムはそんな時期もあった気がしないこともありませんが、結局日本向けキャラクタービジネスに注力して今の勢いを取り戻した経緯を考えると、むしろ日本でどうするかという面を強化するようにも思える気がしてなりません。
ともあれ、グループ全体としては純利益が昨年より落ちたものの、ゲーム事業については増収という結果が出ていて好調っぷりをアピールした内容になっています。色々と極端なやり方が目立つバンナムではありますが、今年はどんな事で盛り上げてくれるのかを見守りたいモノですね。
[情報元:バンダイナムコホールディグス・2014年3月期より(PDF)]
しょぼーんさんとしゃきーんさんのゲーム座談会
:バンナムさんが2014年3月期の決算短信を発表したぞ。
:安定した収益だったみたいね。まぁ、ソーシャルが安定してるって時点で、色々とアレな雰囲気がしないこともないけど。
:なんだかんだと版権モノは強いってことだよな。
:でも、海外じゃ結果を出せていないからそこらへんを本気で改善する気があるのかな? とは思う。しかして、会社全体でそっちに向くわけはないから、日本での安定っぷりをどう活かすのかっつーのが注目なのかなぁと。……日本じゃ出るゲームはいつもとさほどかわらんだろうけどネー。
:バンナムに限らず、大手はどこも続編だらけだがな。
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