日経新聞曰く「岩田社長には試練の6月」
Wii Uが苦戦中だけど起死回生の一打に期待が集まる任天堂さんですが、日経新聞が「岩田社長には試練の6月」である事を報じています。ポイントをまとめると、次の通り。
- 香港投資家からスマホへマリオのゲームを提供する提案があったが、任天堂幹部は「スマホにゲームを出して高収益をあげ続けている企業があるのか」と一蹴
- 調査会社首脳は「任天堂はキャラクターなどの資産を積極的に生かすべきだ」と指摘
- すでにある「資産」が注目を浴びるのは、新しい収益源が見あたらないことに対する投資家のいらだちの表れ
- 任天堂はWii Uの需要喚起に向けた手立てを打ち出していない
- 11年3月期決算後の株主総会での岩田社長を再任する提案への賛成率は92.89%だったが、13年の総会では77.26%まで低下している
- 岩田社長は早急に結果を出せなければ、株価下落にしびれを切らした海外機関投資家などから辞任圧力が高まりかねない
少なからずとも任天堂は上場企業であり、株主達から資金を調達している以上は株主の利益を考えねばなりません。経済のことを語る新聞ともなれば、そこにツッコミを入れてくるのも仕方がなき話でもあります。
すでに任天堂さんは三期連続赤字になる見通しとなっていますが、Wii Uや海外展開を中心に難しい舵取りが迫られています。ゲームキューブ時代を知っている身としては、今のWii Uや任天堂を取り巻く環境がゲームキューブと似ている感がなきにしもあらずですが、ともあれ急がれるのはWii Uをどう普及させるのかが最大の課題とも言えるでしょう。とりわけ、5月の「マリオカート8」は盛りあがる事も予想されますが、その後どうなるのかにも注目しておかなければなりません。
岩田社長の再任がどうなるかというのはさほど問題ではない気もしますが、企業のお金絡みについては何かとしがらみがあるのも確かな事です。5月の「マリオカート8」で賑わってE3へと上手くつなげる事ができるかどうか、今後の任天堂さんは長い目で見ていく必要がありそうです。
[情報元:日経新聞さん]
しょぼーんさんとしゃきーんさんのゲーム座談会
:日経新聞が、任天堂岩田社長に対する再任についての記事を公開してるぞ。
:まぁ任天堂さんは上場企業なのだから、赤字だと経済新聞に突っ込まれるのは仕方がないかなと。結局、結果を出せていないのは確かな話だしね。
:こういう話はややこしいよな。でもまぁ、売れるゲームを作るってのは本当に難しい事なんだろうよ。
:今はPCからスマホと色々選択肢があるからね。とはいっても、何を言ったところで消費者は一番やりたいゲームをするだけの話だから、その需要を満たせないと難しい立場になるってのは間違いない事で。そのために色々と分析もするだろうし。……ともあれ、ひたすらに頑張って欲しいもんですなぁ……。
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