ピクミン3を皮切りに年末までにWii Uはどうなるかが見守られている任天堂さんですが、国内と海外に分かれている営業組織を統合する予定であることが日経新聞に掲載されています。詳しくはこちら。
まとめると以下の通り。

• 9年ぶりに、営業組織の抜本的な再編を行う
• 海外本部を解体し、日本を担当する営業本部に人材と機能を移す
• 従来日本市場については営業本部が卸業者などへの営業からCM、店頭販促製作をしてきたが、海外では現地子会社や販売代理店を尊重し、海外本部に輸出業務や国別マーケティングをしていた
• だが、日本と海外の営業担当が同じゲームソフトの情報を担当部署に照会するなど、重複も目立っていた
• 統合で効果的な営業戦略をとれるようにする
• テレビCMの担当部署を社長直轄にする

かなり、合理化を進めていますね。

リストラをしないと宣言している任天堂さんにとって、企業経営の合理化は最も重要なコスト削減策と言えます。だからこその統合でしょうし、テレビCMの担当部署を社長直轄にするというのはご自分のセンスや市場動向の読みなどを正しくアピールする狙いもあるのでしょう。グローバル対応することによって一層岩田氏の業務は大変なものとなるわけですが、それがどれだけ功を奏するのかは今後の結果次第となります。

Wii Uが苦戦を強いられているのは誰の目にも明らかですが、年末までにどれだけ勢いを取り戻せるかが焦点になります。年末にはPS4が出てくる可能性もあるだけに、どういった展開になるのかを注目しておきたいですね。