Gaikaiの話題以降余り話題に出てこない「ソニー」さんですが、平成25年3月期 第1四半期決算が公開されました。

その結果は、売上高及び営業収入は 1兆5152億円（前年同期比1.4％増）、営業利益63億円（前年同期比77.2％減）、四半期純損失246億円（前年同期は155億円）となっています。要するに、赤字が膨らんだことになります。

ゲーム事業に焦点を当てると、売上高は1,180億円（前年同期比14.5％減）、営業損失35億円（前年同期赤字41億）となっていて、主な原因はVitaは売り上げに貢献しつつも、PS3とPSPのハード、ソフトウェアともに減収とのこと。為替の要因も強かったともあります。

ハードとソフトウェアが売れなかったとありますね。ここらへんは、日本市場だと3DSなどの携帯機が主流になりつつあり、据え置きであるPS3の開発費よりも3DSで開発して利益を出すという方が、コストダウンに繋がるメーカーさんが多かった、ということでしょうか？　PS3に限りませんが、HD機での開発コストというのは海外だと多くのスタジオが閉鎖していることもあり、色々と考える必要がありそうな部分だと思います。

ですが、期待されているVitaはまだまだ出たばかりなので、今後を視野にいれればどれだけ魅力のあるタイトルが出せるかが勝負どころです。任天堂さんにマイクロソフトさんがいないTGSは、ハードメーカーとしては独壇場になるので、大いにアピールしてもらいたいですね。

［情報元：ソニー・平成25年3月期 第1四半期決算短信より（PDFです）］