前回は赤字決算となり、様々なニュースが飛び交った任天堂さんですが、平成25年3月期 第1四半期決算が公開されました。

その結果は、営業損失は約103億円、経常損失は約297億円、四半期純損失は約172億円という赤字決算になりました。
また、3DSの逆ざや状態の完全な解消には至っておらず、為替での差損も今なお続く円高状態が影響しているという結果です。

個人的に思う事は、結構改善の兆しが見えてきているのではないでしょうか？

理由としては、営業赤字がかなり抑えられていることが挙げられるでしょう。業績予想だと250億の赤字を見込んでいたものが、実際は103億だった、というのが大きいです。
あとは、夏から秋にかけてマリオや鬼トレ、動物の森などで繋ぎつつ、年末のWii Uへと流れていくように発売し続けていくので国内でのセールスは堅調に想像できます。

懸念すべき要素は、やはり海外の円高ではないでしょうか。
もはや世界的に不況といっても良いくらい、不味い状況だと個人的には思っています。
それでいて、世界的企業である任天堂さんがその影響を受けないわけがない、という風に捉えています。
……もっとも、素人ながらの考えなので余り当てにしないでほしいとは思いますが……。

やはり赤字というのは印象が悪く、現在任天堂さんの株価は下がっているようです。経済は生き物、と言われているだけあって、今後の流れというのはどうなるかは世界的な影響も考えれば未知数に思えます。
今後任天堂さんがどのように黒字へと転換していくのか。注目が集まるところです。

［情報元：任天堂株式会社：株主・投資家向け情報より］