比較記事:ファミ通さんとメディアクリエイトさんの販売ランキングを比較してみました

最初に断り書き

本記事は、ファミ通.comさんと4Gamer.netさん(メディアクリエイトさん調べ)より発表されているゲームタイトルの売上数にどれくらいの差や違いがあるか、純粋な疑問から作ることにした記事です。ファミ通さんやメディアクリエイトさんは、それぞれ独自のマーケティングで数字を出しているはずなので、それぞれ共に正しいと言えるでしょう。
(ファミ通さんは協力店からの集計をしていると明記してあるので、協力していない店舗の集計は含まれません)
ですので、本記事のデータはどちらが優れてるだの何だのといったモノではなく(そもそも、いちユーザーにそれがわかるわけありません)、マーケティング上公開されたデータの比較であり、その上での考察を書いているに過ぎません。

また、比較表を作る際に、ファミ通さんおよびメディアクリエイトさんのデータを引用させて頂いています。見やすくするためのレイアウト変更はありますが、数字の改変などは一切行っていません。もし問題があるようでしたら早急に対処します。

あ、ちなみに、本記事はお試し記事でもあり、ぶっちゃけてしまえばファミ通さんとメディアクリエイトさんが数字を公表しないようになったらこの比較考察記事を書くこと自体不可能なので、そうなるまでの記事だと思って下さい。あと、この断り書きは毎回書きます。(どのようなデータなのかをはっきりと明記しておくためです)

というわけで、両社のマーケティング集計結果を比較してみました

まずは、先週分からのご紹介です。
作り方をあれこれ試行錯誤していたので、時間が掛かってしまったのが悔しいところです。
なお、見方についてですが、ランキングで統一しました。それぞれのタイトルを見ても分かり辛かったのが原因です。
また、それぞれ見やすいようになんとなくの色分けがしてあります。

集計期間:2012年06月25日〜2012年07月01日

2012年06月25日〜2012年07月01日 ゲームセールスデータ

[参照元:ファミ通.comさんおよび4Gamer.netさん]

こうやってみると、アーシャのアトリエ、ディエス・イレ、ストライクウィッチーズの3タイトルが差が大きいようです。

ちなみにですが、差が大きいという事をどう判断しているか、というのは、以下の式によって求めました。

(ファミ通さん売上数+メディアクリエイトさん売上数)/2=ファミ通さんとメディアクリエイトさんの売上平均
売上平均と両社の差が10%以上あった場合、差が大きいとする

本当は平均との差が5%程度を求めた方が良いのでしょうけど、思った以上にありそうな感じな事と集計するのが大変になりそうなので、10%にしています。
以上のことを踏まえ、3タイトルだけ抜き取ってみると以下のようになります。

2012年06月25日〜2012年07月01日 ゲームセールスデータその2

それぞれ結構な幅がありますね。

アトリエ以外のものは、元々の数字が低めなので差が大きくなってしまった感じですが、アトリエについてはメジャータイトルに結構な幅が出たというのも印象的です。

ここまでは先週のデータで、ここからが今週のデータとなります。

集計期間:2012年07月02日〜2012年07月08日

2012年07月02日〜2012年07月08日 ゲームセールスデータ

[参照元:ファミ通.comさんおよび4Gamer.netさん]

1位がポケモンは、もはや圧倒的ですね……。
2位の世界樹の迷宮4は10万近く売れたので嬉しい限りです。当ブログでも今一番検索されています。
また、ダンボール戦機やトリコも安定していますね。逃走中については、TV番組のゲームは案外強い、と聞いた事がありますが、本当にそのようです。
7位のゴーストリコンは海外ゲームですし、人を選ぶタイトルなのでこれくらいの数字が無難に思います。
8位のマックスアナーキーは、個人的にはもう少し売れそうな気もしていましたが、乱戦格闘アクションがゆえにゴーストリコンと同じく人を選ぶタイトルとも言えてしまいます。そこらへんがネックだったのかもしれませんね。

さて、また例によって差が大きいタイトルですが、アーシャのアトリエとペルソナ4ザ・ゴールデンとなります。

2012年07月02日〜2012年07月08日 ゲームセールスデータその2

まず、アーシャのアトリエについては、先週の差分を少し埋めた形でしょうか。
あとペルソナ4Gについては、平均から約14%の差がありますが、数字自体大きくないのでそこまで大きな差分があるわけでもなさそうです。

それにしても、ペルソナ4Gはトータル19万とかなりの数が売れていますね。Vitaと年齢層がマッチングしているだけに、しっかりとした売り上げになったようです。


第一回目の記事でしたが、だいたい以上のような感じで今後もファミ通さんおよび4Gamerさんが数字を公表してくだされば、それについての考察を書いていこうと思います。
重ね重ね書いておきますが、問題があるようでしたらすぐ対処致しますので、どうぞ指摘のほどよろしくお願いします。

なお、今回は余りにも長文になってしまったので、例の2人の座談会はお休みです。次回を楽しみにお待ち下さい。

コメント (2)

Gameyam 3DS

興味深く読ませていただきました。
メディアクリエイトの集計では、
任天堂系のソフトが強く反映されるという印象があったのですが、
もはや思い込みでしかなかったのかなーという感じです。
ファミ通もメディクリも、販売店の売上に独自の係数をかけて
数字を算出しているもののと考えられますので、
どうしても、お互いクセ(誤差)が生じてしまうようです。
視聴率の原理と同じで、店毎に客層も異なりますしね。

AZ@管理人

基本的には、タイトルやハードごとにおいての偏りというのは余りなさそうです。
あとは調査対象の店舗がどこまで多いのかというところでしょうね。
両社ともマーケティングとしてやっているだけに、続けてれば面白そうなデータが取れるかもしれないのでしばらく続けてみようと思います。

記事にコメントを書く