積み重ねてきた毎日は愛おしく、新しく始まる日々への期待に胸は躍る――『ハクメイとミコチ』は2022年に連載10年目を迎えます。“ありがとう”をいっぱい詰め込んでお贈りする第10巻！

ついに圭介に思いを打ち明け、振られてしまった守屋。しかも、その流れで圭介は万理華の正体を明かすことに…。守屋のやるせない気持ちは貴恵に対する厳しい言葉を生み…。家族だけの奇跡が明るみになる中で見えてきたものは!?

開拓地を〝フォンターナ領の直轄地〟にしようと、徴税官たちが押しかけてきた!?　カイルとヴァルキリーが怪我を負い、ついにアルスへ凶刃が向けられる！

2歳の娘を保育園に預けて働く染井には、学生時代から続けている趣味がある。出産後、育休を経て職場復帰してから仕事や家事に忙殺される中で、つかの間、自分の趣味に時間を費やそうとするのだが…。

高校生・佐久間紫の初恋の相手は、16歳年上の、売れない小説家・四十万万里。相手に触ると、相手と自分が関わる未来を視ることができる紫は、将来の結婚相手が四十万先生だと知っている。

彼の想いに向き合えずにいたが、一緒に過ごした高校時代を思い出す。あの頃からずっと、自分の小説を誰より大事に読んでくれていた笹反が、特別な存在であることに気づき──…。

王国へ着いたヴィルムは国王より助力を請われ、国王に納得のいかない者にはいつも通りヒノリのお灸が据えられた。それを見ていた謎の男が精霊獣欲しさに何かを画策している様子…。王国を巻き込んだ危機にヴィルムはどう立ち向かうのか!?

「春」を迎えるにあたり、不穏な動きがあるという噂が国王の耳に入っていた。どうやら王都へ向かう道中に、招集をかけられた貴族すべてが襲撃をうけているというのだ。そしてセレティナにも、魔の手が忍び寄り――!?

自らの出自と真の名を知るも、「中臣史」として生きることを決意。己の知る史書の欠落を埋めるため、真の「阿禮姫」と再会を果たす。そしてそれは、封印された、兄・定惠との記憶につながるものでもあった――。

激務続きだったある日、全然ヤれないストレスから残業中に会社のトイレで抜いてしまった。そこへ居合わせたのはあまり折り合いの良くない上司の犀川(さいかわ)。無視してやり過ごそうとするが、犀川はバラされたくなければ相手をしろと要求してきて…!?