連載:気まぐれゲーム雑記 第1051回:Blizzardのマイケル・フォン氏曰く「日本で成功する自信がある」
「クオリティを約束する」というのは、メーカーを信じてもらう事に繋がるわけです。
海外メーカーもドンドン日本でアピールすれば良い
AZです。部屋の気温が暑すぎて、体調からPCの調子まで色々と心配になってしまう今日この頃です……。
それはさておき、Blizzardのマイケル・フォン氏曰く「日本で成功する自信がある」と発言しているようです。
GIGAZINE(以下、「G」と表記):
オーバーウォッチやハースストーンが日本でもヒットしています。とはいえ、海外に比べると、まだまだ大ブレイクというほどではありません。何が難しいのでしょうか?日本市場をどのように捉えていますか?マイケル・フォン氏(以下、「フォン」と表記):
まず、ブリザードとしては日本のマーケットで成功していると思っています。ブリザードがビジネスを日本市場に広げたのはごく最近です。ディアブロ3でコンソールから始めて、2015年にハースストーンを日本語版で、そしてオーバーウォッチとリリースしてきました。日本は世界でも最も大きなゲームマーケットの一つで、またユニークなマーケットでもあります。けれども、私たちは日本のマーケットに対してとても情熱を持っています。すでに、ハースストーンのようなとても強いゲームタイトルを持っています。ハースストーンのモバイルでの成功については非常に嬉しく思っていますし、興奮しています。そしてオーバーウォッチのコンソール(PS4)やPCでの成功についてもです。これらのゲームの成功を足がかりにして、日本にいる熱狂的なブリザードのファンに、ブリザードの勇壮なゲーム体験を提供することで、近い将来、日本での我々のサービスをさらに拡大するつもりです。
G:
ウォークラフトからハースストーンのリリースまで、少し間が開いたように思うのですが、これは準備を整えていたということですか?フォン:
いろいろと理由はあるのですが、まず一つはゲームのローカライズには多くの作業があり、リリースまでに時間がかかります。ブリザードのコアバリューの一つとして「Commit To Quality(クオリティを約束する)」というものがありますが、われわれの要求するクオリティを満たすために必要な作業というものが多くあります。G:
日本市場の特殊性というものは特に意識することなく、今後、日本で成功を収める自信がありますか?フォン:
ええ。私は自信があります。ブリザードには世界中に多くのファンがいます。ブリザードは強いIP(intellectual property:知的財産)を持っています。そして、これまでにも日本人のわれわれに対する非常に強いパッション(情熱)を感じてきていますし、将来については楽観的で、強い自信を持っています。[引用元:GIGAZINE]
GIGAZINEさんは、たまに凄いところへインタビューを試みますねぇ……。
ブリザードといえば、ディアブロシリーズでお馴染みなわけですが、初代ディアブロをPCで遊んでいた身としては、あのBlizzardが本格的に日本展開をしてくれる日がくるとは思ってもおりませんでした。ハースストーンやオーバーウォッチなどの日本展開は、本当に喜ばしいモノがあります。
ブリザードのタイトル群が毎度賞賛されるのは、ゲームのクオリティが高いからに他なりません。もちろん、ディアブロ3のオークションハウスのように紆余曲折する事もありますが、なんだかんだとしっかり修正してくるあたりに、プレイヤーコミュニティと上手くやりとりができている事も伺わせています。そういった丁寧な開発が、メーカーへの信用に繋がっているのも確かな事でしょう。
そういったブリザードが、日本での成功も自信があるというのは、非常に頼もしくも見えます。海外とは違った市場形成をしている日本市場ではありますが、今やゲームは家庭用機の専売特許ではなく、スマートデバイスからPCに至るまであらゆるデバイスでプレイできるようになりましたし、日本へのアプローチも以前よりは難しくなくなったのかもしれません。
日本において、どれだけ信用できるメーカーがあるのかは個人によって大きく違うとは思われますが、当然ながらどのメーカーも上手くコミュニティを形成しながらプレイヤーと良いやりとりをしていって欲しいモノはあります。どのメーカーも、良いゲームを作り出せるように頑張って欲しい限りですね。
:Blizzardの人が日本でも成功する自信があると申しておりますよーってなお話です。
:おお、そりゃ前向きで良いな。
:あのBlizzardが、日本で本格的に動いてくれるってのは本当に喜ばしいと思うよ。まだ、日本向けの窓口がないってのがアレなので、そういうところにも期待しつつ、今後のさらなる展開を期待したいモノですな。……高いクオリティを維持するってのは、凄く大変な事なんだろうねぇ……。
:ゲームは商品でもあるのだから、どのメーカーも頑張ってもらう他に選択肢はないんだがな。