これもまた、一つの時代でしょう。
ブラウザの使い勝手と覇権争い?
既存のFlash仕様なブラウザゲーム達の対応を暖かく見守りたい
AZです。焼きチキンラーメンは、普通のチキンラーメンを焼いてもできるのかどうかが気になって仕方がない今日この頃です。
それはさておき、Googleのブラウザとしてお馴染みのChromeが、FlashではなくHTML5をデフォルトにしていくという事になったそうです。
GoogleのChromeブラウザーが、この秋よりFlashコンテンツをすべてデフォルトで無効化します。Chromeブラウザーは2015年9月より広告など主要でないFlashコンテンツをデフォルトで停止しましたが、この秋以降はメインのFlash動画コンテンツもそのままでは再生しなくなります。
GoogleグループにあるChrome開発チームのディスカッションによると、Flashコンテンツの停止は2016年の9~12月期からで、この時期以降、Chromeブラウザーはメインの動画であってもFlashコンテンツを再生しない設定がデフォルトとなります。
ただ、ChromeブラウザーがまったくFlash Playerをサポートしなくなるわけではなく、Flashによる動画コンテンツが配置されたページは初回訪問時に画面上部に再生機能を有効化するかどうかの選択ボタンを表示し、ユーザー自身の判断によって再生可能とする道が残されています。
[引用元:Engadget Japanese]
Flashは、定期的にセキュリティで問題を起こしますからねぇ。
Flashと言えば、動画を作り出すソフトだったりプレイヤーだったりした事で広く知られた存在でしたが、今や動画はHTML5で動かせるようになりましたし、YouTubeを初めとした大手映像配信サービスはHTML5を推奨するようになっていました。今回のChromeの動きは、そういったHTML5への移行をより促す事になります。
その一方で、Flashというのはゲームを作る事も可能です。昔ながらのブラウザゲームは、Flashで作られたモノが多い事でしょう。艦これなんかもFlashで動いておりましたが、Chromeでの対応が見守られる事になりそうです。
そもそもに、ブラウザは大体ChromeかFireFoxかIE(ないしEdge)のどれかが多いわけですが、2016年3月の調べだとChromeが世界のシェア率首位をとっていたりしています。当然ながら、そのChromeがデフォルトをHTML5に変更するとなれば、その影響も大きなモノになるのは間違いないでしょう。いやまぁ、今回のは一応Flashのサポートがなくなるわけじゃなく、デフォルト設定で「再生しない」になるだけなので、そこらへんをどう見るか次第にもなりそうですが、将来的にはサポートがなくなっていく可能性も否定しがたいモノはあります。
今回の発表でFlash産ブラウザゲームがどういった対応をとるのか、ブラウザゲームに興味がある人は注視しておいた方が良いかもしれません。今後のために、色んなブラウザを試してみるというのも良いかもしれませんね。