イマジニア、7月1日付で子会社「ロケットカンパニー」を吸収合併。“メダロット”シリーズについては今後イマジニアに集約
“メダロット”シリーズで知られている「ロケットカンパニー」ですが、親会社であるイマジニアが吸収する形で合併する事を発表しました。
発表内容によれば、同社はパッケージソフトウェアを主な事業としながらも、それらが取り巻く事業環境がスマートフォン向けゲームの普及など様々な要因で厳しさを増しているとして、パッケージソフトウェア事業を一部縮小しつつ戦略の見直しを図ると共に、成長が見込めるスマートフォンゲーム市場への事業展開のスピードアップおよび組織運営の効率化を目的として、吸収合併を行うとしています。また、「メダロット」シリーズについては、販売サポートはイマジニアが継続して行い、従来通り活用する予定との事です。なお、ロケットカンパニーの代表取締役社長である飯田就平氏と取締役副社長である堀内光氏は6月30日を以て退任とも伝えられています。
イマジニアは、もとよりスマートデバイス市場を重視しており、今回の一件は子会社であるロケットカンパニーの開発力をイマジニアに集約してスマートデバイス向けに発揮するという流れになっています。今後、メダロットシリーズはイマジニアが継続サポートしていくという事で従来通り活用予定とはありますが、パッケージ事業の一部縮小が明記されている以上は今後の展開にも影響しそうな話にも思えます。
ともあれ、メダロットシリーズの動向が注目される事となる本件ですが、スマートデバイス市場もなかなかのレッドオーシャン感が出ている中で、企業の組織形態を変えて対応していくというのもまた、企業として生きていく手段の一つでもあります。今後、メダロットシリーズがどうなっていくのか、暖かく見守っておきたい限りですね。
[情報元:ロケットカンパニー(PDF)]
:イマジニアが「ロケットカンパニー」を吸収合併するよーってなお話です。
:ふむ。スマートデバイス市場に注力か。
:まぁ、パッケージ事業が厳しいって事だから、仕方がないとしか言いようがないっすなぁ。メダロットのようなIPをどう活用していくのかはわからんけど、今後パッケージが出る事はあるのかどうかは見守りたい限りだね。……どこも、生き残りが大変なわけです……。
:中小メーカーは、ほんと大変なんだろうなぁ……。