連載:一週間(2015年12月13日~12月19日)を振り返るコラム的な何か 第172回:ついに日本語版「Fallout 4」が発売された一週間
好きにやれるオープンワールド
膨大なコンテンツと圧倒的な満足感と些細な不満
AZです。「すべてがFになる」の小説を読んだ身だったので事のついでにアニメを全て視聴したのですが、時代の変化にあわせたキャラクター作りをやむなしとするなら、結構昔に書かれた話なので全体的には淡々と進みながらも想像より“コレはコレで悪くない”と思いました。……あ、森博嗣の作品は大半を読んでいます。
さて、(2015年12月13日~12月19日までの間に一番見られた記事は、「レビュー「Fallout 4」ゲームシステム編:素晴らしいくらい“前作”から拡張されたウェイストランド」でした。紹介したい要素が多すぎて、レビューでも結構厳選はしたのですが、それでも長文レビューになっていました。なんとなくで良いので、面白さが伝われば幸いです。ということで、本日はそんなFallout 4についてを振り返ってみようかと思います。
荒れたPC日本語版だけど恒例行事な気がしてしまった
ついに、日本でもFallout 4が発売となりました。あの世界を放浪する旅人がどれくらい増えたのか、本当に楽しみでなりませんし、どんどん増えて欲しいモノはあります。
その一方で、日本語版ローンチ時においてはPC版が荒れました。17日0時配信と予告されていたのが予定通り配信されず、一時配信されたかと思ったら肝心の日本語データがなくてさらに荒れ、いざ配信されたら今度は旧バージョンのexeファイルが配信されてしまうという散々な結果です。今はやっと最新バージョンのexeファイルにアップデートされたモノの、映像の日本語が再生されないといった状況に何とも言えない空気が満載で、共通exeとは何だったのかと思ったりしなくもありません。
あと、PC版に限らない話題としてはコンパニオンアプリ「Fallout Pip-Boy」との連動はゲーム機本体を英語にしないといけない仕様でした。流石に、コンパニオンアプリについては発売前から告知しておくべき情報な気がしないこともありません。他言語がどうであろうとも、後発発売される日本語版がどうなっているのかは、売る側がきちんと情報開示すべき話です。
ですが、これらのローンチ時の対応や売り方に対する不満があったとしても、ゲームそのものは非常に秀作です。オープンワールドが好きなら、やって損はありません。日本語字幕が男女共通(例:女キャラで台詞は「私」だけど字幕は「俺」)で雑な仕事っぷりも垣間見えたりはしますが、それとは関係なしにゲームシステムは十分に遊べます。そこらへんは、レビューを読んでもらえれば何となく分かってもらえるかもしれません。あ、建築については「MODをいれるとより綺麗に作れる」事は申しておきたい所存です。……そのMODが家庭用機に来るかはわかりませんけど。
ともあれ、Fallout4の日本語展開は色んな意味で荒れた様にも見受けられますが、どれだけ日本で遊ばれる事になるのかが楽しみな一作であるのも間違いない事です。ローンチ時の怒りももっともではありますが、ゲームシステム面がどう評価されるのかを楽しみに見守りたい所存でございます。
:ついに日本語版「Fallout 4」が発売された一週間だったよーってなお話です。
:業界的には、コナミや小島氏の動向があるんだけどな。
:まぁわからんでもないけど、わたくしはFallout 4をクッソ楽しんだ身として、Fallout 4をがっつり推しますよ。業界ニュースも気になるけど、やっぱゲームは「遊んでこそ価値がある」のだから、みんな遊ぼうぜ! ってことで。……2015年ももうすぐおわりそうで、あとレビューを何個書けるかなぁ……。
:……言えるのは「死ぬ気で書けるだけ書け」ということだな……。