連載:気まぐれゲーム雑記 第947回:「スプラトゥーン」の野上恒氏と天野裕介氏が今後のアップデートや有料DLCなどについての海外インタビュー記事が公開
話題作なだけに、今後の展開も期待される
誰もが気になる今後の「スプラトゥーン」
AZです。日本語版「Fllout 4」のローカライズの出来がアレすぎて燃え上がりそうな気がしていたらすでにSteamのレビューは燃え上がっており、Skyrimの再来と思わせてくれた一件として「歴史は繰り返す」と思わざるを得ませんでした。あ、ローカライズがアレなだけで、前作好きなら概ね間違いはないと思っております。
それはさておき、「スプラトゥーン」の野上恒氏と天野裕介氏が今後のアップデートや有料DLCなどについてのインタビュー記事が海外メディアのGameInformerにて公開されています。さらっとまとめると次の様な感じ。
ヒーローモードについて
- マルチプレイをするための練習の場ではあるが、拡張するなら単なる追加ではなく大規模なアップデートをしたい
- 現時点で、1人用を切り離したスピンオフタイトルの計画はない
武器の追加や更新について
- 武器の追加は2016年の1月までで終了(注釈:これはすでに告知されている通りです)
- その後フェス・バグ修正は継続し、バランス調整のアップデートも続いていく
2ステージのローテーションについて
- ローテーションは、プレイヤーが1つの武器で2つのステージを遊びながら最善の動きを学ぶゲーム構造になっているので、その構造を変更する事は考えていない
- ただし、変更を求める声が大きくなれば、解決するための最善策を考える必要がある
3DSについて
- ゲームの鍵になっているインクが表現しきれないので3DS展開は難しい
ボイスチャットについて
- インターネット上でのコミュニケーションはネガティブな部分がある点と会話を必要としないデザインになっている事から実装しなかった
- 有志による「イカデンワ」のようなツールには、本当に面白いし感謝している
熱狂的なコミュニティについて
- ファンがキャラやイラスト、音楽に対して愛情を示してくれている事に対し、ゲーム開発者として本当に光栄に思っている
- 具体的な計画はないが、コミュニティのプレイヤー達を更に優れた「スプラトゥーン」プレイヤーにしたいと考えている
有料DLCについて
- 予定通り無料アップデートは2016年1月まで続けるが、有料DLCは計画していない
[情報元:GameInformer]
概ね以上のような感じになります。
日本では初週14万で気づけばミリオンを達成、海外でもTGA2015でBest MultiplayerとBest Shooterを受賞するなど話題を集める事になりましたが、発売当初に出た海外メディアによるレビューではコンテンツの少なさを指摘する声もありました。そういった中で、着実に増やし続けていったのは実に上手いやり方だったという他ないでしょう。
そういった中で、当初の計画通りに2016年の1月でいわゆるメジャーアップデートが終了するとなると、注目されるのはその後の展開です。本作は、任天堂として新しいIPを立ち上げる事に成功したタイトルであり、Wii Uという据え置き機ながらに国内でミリオンを達成した希有な代物です。この一作で終了になってしまうのはあまりにも勿体ない。
そうは言うモノの、アップデート後の有料DLCは計画されていないとなると、やはり期待されるのは次回作といったところになりましょうか。実際どうなるかはさっぱりわかりませんが、本作のゴールがある程度見えてきた以上は、そういった次の展開もジワジワとスポットがあたることになりそうです。……実際開発されるとしても、任天堂ですので時間がかかる予感もまたすごいですが……。
ともあれ、国内外で高い注目度を保ったスプラトゥーンは、今後も当面はフェスやイベントで話題を作っていく事になりそうです。その先にある展開がどういったモノなのか、楽しみにしておきたいですね。
:「スプラトゥーン」の今後がわかりそうなインタビュー記事が海外で公開されてるよーってなお話です。
:ふむ。2016年1月以降はどうなるのかねぇ?
:わからんけど、そこらへんをしっかりアナウンスして欲しいとは思うかな。わたくしめがなんだかんだとこの1年で一番プレイしたゲームの一つだし、色んな意味で次にも期待してる自分がいるってわかるので。……ま、何はなくとも今を楽しみますけどネー。
:今を楽しむのも良いが、ある程度計画的に積んでいるモノは消化した方が良いと思うぞ? ……マジで。