連載:気まぐれゲーム雑記 第942回:元スクエニ社長の和田洋一氏、コナミに対し企業経営の観点から感想を述べる
落としどころがどうなるか
嫌われて得する事はない
AZです。色んなレビューを、着実に書き進めております。
それはさておき、元スクエニ社長の和田洋一氏が今のコナミに対し企業経営の観点から感想を述べております。
小島さんを存じ上げているだけに、こんな酷い仕打ちってあるか!と、言いたくなりますが、ここでは企業経営の観点から感想を。
これはどう考えても企業にとってはマイナスです。
家庭用ゲームから実質撤退という事は経営方針なのでしょうが、わざわざ世間を敵に回す意味はありませんよね。
一般的には、こういう事が起きるのは経営者不在の時です。
企業全体をデザインして細部にまで気を配る司令塔がいないのではないかな。
つまり意図してやっていない事こそが問題との印象です。
事務局に丸投げ。事務局は淡々と対応しているのでしょうが、自部署の感覚が世間とずれている事には意識がなく、結果として残念なことになる。~中略~
大きなお世話ですが、ここまでくると少し心配です。
[引用元:Facebook]
経営者として、無難な見方ですかね。
和田氏といえば、元スクエニ社長にして今はシンラ・テクノロジーの社長になっているわけですが、何気なく言うことは言うタイプの御仁にも思えます。スクエニ時代の社長期間はそれなりに長かったので良い時期もあれば悪い時期もあったでしょうし、評価についてはどこを見たかでずいぶん変化しそうなモノはありますが、それ相応に経営者としてやっていたのは間違いありません。ただし、新生になる前のFF14の見切り発車は今でも許しがたしです。
そんな御仁からみても、現在コナミは色んな意味で無駄なヘイト値を溜めすぎている感満載であり、それは家庭用ゲーム機からの撤退を示唆しているかのような動きにさえ映っているようです。まぁ、なんだかんだとコナミは定番のサッカーゲームであるウイニングイレブンは出しているわけで、撤退というよりは絞って縮小という様な雰囲気にも見えなくはありませんが、社内で慌ただしい動きが急速に起きたというのは間違いなさそうな印象はあります。
私個人としては、以前も書いた通りコナミと小島氏の問題というのは双方の意見が出た上でどう見るのかが無難だと思っておりますが、残念なことにコナミが取った対応はどうみても批判を受ける内容と言えます。それに拍車をかける形での「The Game Awards 2015」の対応は、無駄なヘイト値を稼いだだけとしか評することができません。なんというか、「それはそれ」「これはこれ」と問題を切り分けて対外的にどう対応すべきかを繊細に考えつつ、「表に出せないなら出せない理由」を明確にしないと良い方向へ進む事はなくなりそうな雰囲気さえしてきたのが今、といったところになりましょうか。
多くのゲームファンが注目することになった本件ですが、大手の一つとして数えられたコナミが今後小島氏の問題も含め、企業としてどのような対応をとっていくのかは見どころでしょう。小島氏が、そのうちご自身できちんと説明できる日が来ることを願いたいモノですね。
:元スクエニ社長の和田洋一氏が、コナミに対し企業経営の観点から感想を述べるよーってなお話です。
:まぁ、概ねの人が思っている感想に近いモノだろうな。
:そだねぇ。企業として方針が変わるのはやむなしなので、コナミの言い分と小島氏の言い分ってのはきちんと把握したいかな、と。まぁそういう話題が出てくるかどうかもわからんけどね。……いずれにせよ、小島氏がMGSを超えるような新作を作り出す可能性に期待はしたいかなぁ……。
:ほんと、どういったところに話が落ち着くのかねぇ……。
すみません、記事が書きかけになってますよーw
小島さんとコナミの件は、AZさんのブログ等で色々と拝見させて貰って、その都度腹を立てていますw
そもそもコナミがそこまでヘイトを稼ぐ意味が分からないんですよね。
ゲーム業界に限らず、今は「質の良い商品を出せば売れる」という時代ではなくなってきてると思います。
会社のブランド以上に、世間からの評判の方が力を持ち始めているわけで。
ましてや社内でバンバン人を切っていって、質の良いモノを生み出せるのかも分かりませんが…
いずれにせよ、コナミがどうなるのか、小島さんはどこで何を作っていくのかが楽しみです。